大会

第23回女子世界選手権

試合詳細

2017-12-08
予選ラウンド
日本 31 - 13 チュニジア

  予選ラウンドCグループ、日本の最後のゲームは現在0勝5敗のチュニジアとの一戦であった。この試合の勝敗及び得失点差が決勝トーナメント進出へのポイントとなる重要な試合であった。日本のスターティングメンバーは、GK亀谷、LW松村、CB横嶋、LB原、RB角南(ゆ)、RW池原、PV角南(か)であった。
  スローオフは日本、しっかりとDFを広げながらテンポの良いパスワークから横嶋のBTで1点目を挙げる。角南(か)BT、原の7mスローなどで連続得点を挙げ3-0とリードする。対するチュニジアは現時点での得点ランキング5位に位置する20番のエースに、鋭いDSを決められ3−1となる。ここで日本は7人攻撃をしかけ原のBT、松村のFBなどで得点を重ねる。チュニジアもチャンスでノーマークを作るが、日本の守護神の亀谷にことごとくセーブされる。15分過ぎ日本はDFシステムを高めに変更、角南のPSで7-4にするがすぐさま20番のDSで7-5と食らいつかれる。ここで日本が最初のタイムアウトを申請する。しかしチュニジアがリバウンドを決めて7−6の一点差に肉薄。さらにチュニジアはFBでチャンスを作るが、亀谷がノーマークシュートを連続でファインセーブすると、日本は佐々木のBTから怒濤の8連続得点を見せ15-6と一気に9点差で前半を折り返す。
  後半に入ると、日本のパスミスからFBでチュニジアが15-7とする。39分横嶋のBTで19点目を挙げると、チュニジアもポストやBTでノーマークシュートを放つが3連続で亀谷に阻まれる。23分佐々木の鋭いクイックでのDSがゴール左隅に決まると28−13に得点差を広げ、最後は大山、永田の得点で31−13としゲームセット。
  日本はベンチ入りメンバーを全員出場させる余裕を見せチュニジアに大勝し、決勝トーナメントの出場権をもぎ取った。
  この試合のベストプレーヤーオブザマッチは安定した守備を見せたGKの亀谷が受賞した。決勝トーナメントでもスーパーセーブを期待したい。