大会

第23回女子世界選手権

試合詳細

2017-12-02
予選ラウンド
ブラジル 28 - 28 日本

 2017年第23回女子世界選手権ドイツ大会の初戦となるブラジル戦が現地時間12月2日17時45分スローオフの笛で始まった。日本にとって初戦は目標である決勝トーナメントに勝ち上がる為には、非常に重要な1戦となった。
 開始早々、日本は角南(果)がポストで退場を誘い7mを獲得し、キャプテンの原が確実に得点、先制点を挙げる。開始序盤からGK亀谷の3連続の好セーブなどにより5−1とリードを広げる。その後、一進一退の攻防が続き相手の退場に乗じ、池原のサイドシュートで8−4とリードを広げる。そして13分日本はDFシステムを3−3に替えさらに相手にプレッシャーをかける。そのDFシステムが冴え、相手のパスミスを塩田が速攻で決めリードをキープ、その後21分ブラジルがDFシステムを5−1に変更するが好調の池原がサイドシュートを確実に決め14−7とリードを更に広げる。しかし、ブラジルもエース18番の強引な突破による得点などで15−12と3点差までリードを縮め前半を折り返す。
 後半開始、日本は前半の終わりの嫌な流れを断ち切ったのが横嶋のカットインシュートであった。相手の18番に得点を許しながらも、日本は7人攻撃でリードを保ちならがら終盤へ突入、ブラジル側も日本のミスを見逃さず、エースの18番を軸に食らいついてくる。日本は試合開始からリードを保ってきたが、後半のこり9分でブラジルの連続得点により2点差まで追随される。しかしここでこの試合大当たりのGK亀谷が連続で好セーブを見せ、角南(ゆ)から角南(果)への絶妙のポストパスで3点差に広げ勝利を手中にしたかと思われたが、粘るブラジルも大型GKの好セーブにより決め手となるゴールを奪えず、ここからブラジルが3連続得点をあげ、ブラジルが29分30秒で同点に追いつき、最後の日本の攻撃で日本のラストシュートのDSをGKがセーブ、そのままブラジルの最後攻撃、ブラジル18番のシュートがゴールネットを揺らすが、その前に試合終了の笛が鳴りタイムアップ。日本が28-28で意地の引き分けに持ち込み勝ち点1をもぎ取った。
 この試合勝ち点1を獲得し、決勝トーナメントへの希望を繋いだ。