コラム
球界を支える陰の立役者

 月刊誌『スポーツイベント・ハンドボール』とのコラボレーションで、さまざまな立場からハンドボール界を支えてくれている人をご紹介していきます。
 13回目は2022年12月、山口県周南市で開かれた日本選手権(男子の部)の準備、運営に尽力した山口県協会理事長の加藤晃さんに登場してもらいました。


vol.13 加藤 晃さん(山口県協会理事長)



加藤 晃(かとう あきら)
1955年、山口県生まれ。
中学からハンドボールの道へ。
山口県の高校教員として、長年、指導、レフェリーに全力投球したあと、山口県協会理事長に就任。数々の全国大会の運営や強化・普及に力を注いでいる。

◇指導者、レフェリーとして活躍

 中学校からハンドボールの道に足を踏み入れた加藤さん。高校教員となり、いったんは競技との縁が薄れかけましたが、レフェリーを任されたのを機に、指導、ジャッジに全力投球。現在は山口県協会理事長として日々、汗を流しています。

◇日本選手権の準備、運営に尽力

 2022年12月、山口県周南市で開催された日本選手権(男子の部)の準備、運営に奔走。競技未経験の人をはじめ、多くの人を巻き込み、協力を得ながらさまざまな課題に立ち向かい、大会を成功へと導き、山口県に将来へとつながる種を撒きました。

◇未来の子どもたちのために
 「少子高齢化の感じ方は、大都市と地方では全然違い、喫緊の課題がたくさんあります」と将来を危機感をにじませつつ「ベストを尽くして、子どもたちが目を輝かせる環境を残していきたい。コロナ禍前のようにトップアスリートと子どもたちが身近に触れ合える日が来るのが願い」と熱い思いを語った加藤さん。日本選手権開催で得た刺激も活かしながら、蒔いた種を丹念に育て、大きな花を咲かせてくれることでしょう。


   日本選手権(男子の部)開催に力を注いだ加藤さんのより詳しい活動のようすは『スポーツイベント・ハンドボール 2023年2月号』をご覧ください。