コラム
球界を支える陰の立役者

 月刊誌『スポーツイベント・ハンドボール』とのコラボレーションで、さまざまな立場からハンドボール界を支えてくれている人をご紹介していきます。
 7回目はメンタルコーチとして日本男子代表・彗星ジャパンをサポートしてくれた立谷泰久さん(国立スポーツ科学センター研究員)に登場していただきました。


vol.7 立谷 泰久さん(日本男子代表メンタルコーチ)



立谷 泰久(たちや やすひさ)
福島県生まれ。
野球に打ち込んだあと、日体大で学んだパフォーマンスとメンタルの関係をテーマとする研究の道へ。
研究を深めるかたわら、2019年からメンタルコーチとして日本男子代表を支えている。

◇研究の成果、経験を競技現場に活かす

 日体大の授業でパフォーマンスとメンタルの関係のおもしろさを知ったのを機に、研究の道に入った立谷さん。研究を重ねるとともに、その成果と経験を活かし、オリンピックに出場したスキージャンプ選手など、さまざまな競技のアスリートをサポートされてきたそうです。

◇彗星ジャパンを温かくサポート

 2019年、日本男子代表スタッフで代表合宿でメンタルトレーニング講習会を担当。以降、28回もの講習会を重ねる中で、信頼関係を築きながら「いいパフォーマンスをするためには、いいメンタリティーが必要である」ことを伝え、選手たちはその教えを実践していきました。

◇これから
 東京オリンピックでは初戦から4連敗と、厳しい状況に追い込まれても、可能性に挑戦し続け、ポルトガルからの白星で締めくくれたのも、立谷さんの講習によるところが大きい。「お互いを認め、尊重し合ってチーム一丸となれば、かけ合わせで最高のプレーをできるチームになると思う。そんなチームになれる要素がたくさんあると感じる」と彗星ジャパンにエールを送ってくれた立谷さんには、引き続きハンドボールのサポートをしていただく予定です。


   立谷さんのより詳しい活動のようすやビジョン、球界への提言は『スポーツイベント・ハンドボール 2021年10月号』をご覧ください。