コラム
球界を支える陰の立役者

 月刊誌『スポーツイベント・ハンドボール』とのコラボレーションで、さまざまな立場からハンドボール界を支えてくれている人をご紹介していきます。
 5回目は競技部会副委員長、富山県中体連委員長として第16回春の全国中学生選手権大会の運営に全力を注いだ瀬川裕二さんに登場してもらいました。


vol.5 瀬川 裕二さん(春中競技部会副委員長)



瀬川 裕二(せがわ ゆうじ)
富山県生まれ。
堀川小(富山)でハンドボールを始め、堀川中、高岡向陵高(同)、早大で活躍。教員となってからは西條中、呉羽中(富山)を全国大会に導いた。
富山県中体連委員長の重責も担っている。

◇強豪チームで競技を追求

 父・隆さんが結成した小学生チーム(現・堀川リトルハンドボールクラブ。オリンピアンの横嶋彩、佐々木春乃選手らを輩出)で競技のおもしろさに魅了されて以降、瀬川さんは強豪チームでさまざまなポジションをこなし、身体を張ったDFでチームに貢献してきました。

◇中学生の躍動を支え続ける

 早大卒業後、中学校教員となってからは大房重則さん(前・高岡向陵高監督)をはじめ、多くの恩師から学んだことを中学生に伝授。西條中を率いて全国中学校大会準優勝などの実績を残すとともに、富山県中体連委員長として大会の準備、運営にも尽力しています。

◇これから
 コロナ禍での開催となった2021年3月の第16回春の全国中学生選手権大会では「気持ちよく戦ってもらうためにはどうすれば」の思いを胸に、運営に奔走した瀬川さん。これからも大会準備、運営には多くのハードルが待ち受ける中、「大会を開くならば、現状に応じた条件で行なうしかありません。その中でよりよく運営できる方法を見つけていくように」と、中学生に寄り添いながらポジティブに前進していくことを誓っています。


   瀬川さんのより詳しい活動のようすやビジョン、球界への提言は『スポーツイベント・ハンドボール 2021年6月号』をご覧ください。