<IHFニュース 2003年第2号>
このIHFニュースは、国際ハンドボール連盟(IHF)が、毎月発表している
プレス・リリースを日本協会で和訳したものです。原文については、IHFのウ
ェブに掲載されていますので、こちら(英語版)をご覧下さい。
3大陸で3大会:参加国は半分が決定
仲裁委員会が取り上げたポルトガル世界選手権のドーピング問題
‘ハンドボール’− ジャーナリストのための特別版
セシル・レガンガーやユン・キュンシンの後継者は誰?
イベントカレンダー
3大陸で3大会:参加国は半分が決定
今年ポルトガルで開かれた男子世界選手権後、国際ハンドボール連盟は3つの世界選手権の準備に入って
いる ‐ 女子ジュニア、男子ジュニア及び女子の3つである。それぞれの開催国、マケドニア、ブラジル、
クロアチアは全速力で“疾走中”。多少の例外はあるものの大陸予選は既に完了。3大会参加の64チーム
のうち31が既に決まっている。現在の状況は下記の通り。
<第14回女子ジュニア世界選手権 ‐ マケドニア ‐ 8/3−8/17>
ヨーロッパから12チーム、アジアから3チーム、アフリカ、パンアメリカからそれぞれ2チームを迎え、
人口200万に対し5,500人のハンドボール選手が活躍しているこのバルカン国家も同大会で争う。10チーム
が既に予選を通過している。残り10チームはヨーロッパからで、4月18−20日が予選である。
現在の状況は−
1 ロ シ ア ハンガリー ヨーロッパ3 ヨーロッパ4
2 ヨーロッパ5 ヨーロッパ6 ヨーロッパ7 ヨーロッパ8
3 韓 国 ヨーロッパ9 マケドニア ヨーロッパ10
4, ヨーロッパ11 コ ン ゴ ヨーロッパ12 アンゴラ
5 中 国 ブラジル 日 本 ウルグァイ
試合は、いずれも3,000名以上が収容できる6会場で行われる予定だが、最終決定はIHFが行う。
<第14回男子ジュニア世界選手権 ‐ ブラジル ‐ 8/24−9/7>
開催国ブラジルは“自分達”の世界選手権の開催地を1ヶ所に絞っている。イグアスは南部の滝のふも
とにあり、壮大な世界選手権開催のためにこそあるようなスポーツとホテルの複合的施設を提供している。
ハンドボールは2会場で、ほぼ全日をかけて行われる。
女子ジュニア同様に、参加チームはアフリカ(3)、アジア、パンアメリカ(ともに2)が既に予選を通
過している。ブラジルは開催国として参加。さらにヨーロッパからポーランドとスロヴェニアが既に予選
通過している。その他のヨーロッパチームは4月18−20日に予選を行う。現状は下記の通り。
1 ポーランド スロヴェニア ヨーロッパ3 ヨーロッパ4
2 ヨーロッパ5 ヨーロッパ6 ヨーロッパ7 チュニジア
3 ヨーロッパ8 ヨーロッパ9 開催国/BRA エジプト
4, ヨーロッパ10 カタール ヨーロッパ11 アルジェリア
5 ヨーロッパ12 アルゼンチン クウェート プエルトリコ
IHFは予選が終了次第、両大会予選ラウンドの抽選を4月に行う予定。
<第16回女子世界選手権 ‐ クロアチア ‐ 12/1−12/14>
男子のカテゴリーに君臨する世界王者の地では、自然にハンドボールに高い興味が持たれていることがわ
かる。もしクロアチア人にクロアチア人のやり方があるとすれば、12月の世界選手権試合はとうに国中に
広まっているだろう。スプリト、プーラ、ドゥブロブニク、コプリヴニシア、オシイェク、リエカ、ザグ
レブが会場予定地。IHFは視察後3月末に世界選手権基準に合致するかどうか決定する。
1 ロ シ ア デンマーク ノルウェー フランス
2 ヨーロッパ4 ヨーロッパ5 ヨーロッパ6 ヨーロッパ7
3 ヨーロッパ8 ヨーロッパ9 開催国/CRO カザフスタン
4, ヨーロッパ10 中 国 パンアメリカ1 ヨーロッパ11
5 アンゴラ パンアメリカ2 ヨーロッパ12 コートジボアール
パンアメリカ3 韓 国 チュニジア オセアニア1
仲裁委員会が取り上げたポルトガル世界選手権のドーピング問題
国際ハンドボール連盟の仲裁委員会は3月22,23日バーゼルでの委員会で、ポルトガルの2003年男子世界
選手権で起きた二つのドーピング問題を取り上げる。
エジプトのゴハール・ナビル選手のテスト結果は、既に報告済みの禁止薬物タモキシフェン(ノルヴァデ
クス)の痕跡を示しており、またハンガリーのダヴィッド・カトツィルツ選手のサンプルはアミロライド
の成分が含まれていた。どちらの薬品もリスボンのIOC検査所で分析されたが、ともに禁止成分リスト
に入っているものだった。
標記大会から退場処分になった選手は、最高2年間国際試合出場停止となりうる。ヨルゲン・ホルムクィ
スト氏(スウェーデン)を委員長とする仲裁委員会はその判決を通す見込み。同委員会メンバーは他に南
アフリカのウィム・グレヴェンスタク氏及びポルトガルのミゲル・フェルマンデス氏である。
‘ハンドボール’− ジャーナリストのための特別版
2004年オリンピック組織委員会のメディアオフィスは、特にアテネで取材に当るスポーツジャーナリスト
用に‘ハンドボール’という小冊子を作成した。16ページカラー印刷の同冊子には、オリンピックのハン
ドボール競技日程、練習会場、プレオリンピックテスト大会、大会会場一覧、さらにハンドボール会場や
オリンピック選手村の情報も入っている。
新聞、ラジオ、TV記者達はしかしメディア用の作業環境に特に興味を持っているだろう。国際放送セン
ター、メイン・プレスセンター、会場メディアセンター、オリンピックニュースサービス、写真サービス、
メディアサービス、その他メディア関係者のためのアクレディテーション、宿泊、輸送の情報が書かれて
いる。
この小冊子を希望するジャーナリストにはIHF事務局が限定数ながら無料で配布する。
詳細は下記へご連絡頂きたい。
Heidi Nikolaou
Athens 2004 International Media Desk Associate
Tel: +30 210 2004 277
Fax: +30 210 2004 003
e-mail: cpnikolo@athens2004.com
セシル・レガンガーやユン・キュンシンの後継者は誰?
IHFとそのパートナー、アディダス社はワールドハンドボール・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーの第12
回目のコンテスト準備を始めた。告知案内はWHM(2002年第4号)に載っている。
WHM編集チームは以前、読者のためにいくらか提案をした。それは他のものに頼るのではなく、数多く
の国際的トップ試合の『事実と数字 Facts & Figures』にのみ頼るためのことだった。ワールドハンドボ
ールプレーヤーは同時にそのスポーツを代表する。コート上あるいは公衆の前での彼らの姿は他者のモデ
ルとなるべきである。そしてそれはWHM読者にとり、投票の決定基準のうちのひとつにきっとなってい
ることだろう。
WHM編集チームもごく少数の候補者リストを持っているが、2002年国際的レベルで通常のプレーをした
ハンドボール選手には資格がある。
葉書に選手名を記入して4月1日までに下記へ送ってほしい。
International Handball Federation
- World Handball Player ?
Peter Merian-Strasse 23
CH 4002 Basle
Switzerland
アディダス社が参加者には抽選で商品を送る。貴方の靴と洋服のサイズも記入しておいてほしい。
イベントカレンダー
<4月>
4/18−4/20 男子ジュニアWC(ブラジル)、女子ジュニアWC(マケドニア)EHF予選
<6月>
6/01−6/15 アジアビーチハンドボール選手権
6/18−6/22 第10回クリチバ国際カップ(ブラジル)
<7月>
7/01−7/10 第2回殉教者シェイク・ファハド・アル-アーメッド選手権 − 男女
<8月>
8/02−8/12 第14回パンアメリカ大会(ドミニカ共和国サントトミンゴ)−2004年アテネオリンピック予選
8/03−8/17 第14回女子ジュニア世界選手権(マケドニア)
8/08−8/17 男子ユースヨーロッパ選手権(スロバキア)
8/22−8/31 女子ユースヨーロッパ選手権(ロシア)
8/24−9/07 第14回男子ジュニア世界選手権(ブラジル)
<9月>
9/01−9/05 第6回ソウルカップ(韓国)− 女子
9/23−9/30 2004年オリンピックハンドボール競技アジア予選(神戸)−男女
<10月>
10/04−10/13 第2回チャレンジトロフィー(マリ共和国バマコ)
12/01−12/14 第16回女子世界選手権(クロアチア)
12/01−12/10 第6回クラブチームアジア選手権
12/15−1/3/04 世界大学選手権(ロシア)