<IHFニュース 2002年第1号>
このIHFニュースは、国際ハンドボール連盟(IHF)が、毎月発表している
プレス・リリースを日本協会で和訳したものです。原文については、IHFのウ
ェブに掲載されていますので、こちら(英語版)をご覧下さい。
2005世界選手権:3大陸が立候補
2003年世界選手権:オセアニアにも枠1つ
新しい試合システム: 男女
ワールドハンドボールマガジン誌とアディダスが例年の読者人気投票を提供:2001年『世界のハンドボールプレーヤー』求む
イベント
2005世界選手権:3大陸が立候補
2003年世界選手権の準備がたけなわであるが、国際ハンドボール連盟は2005年世界選手権開催立候補申込みを既
に受けた。3大陸のナショナル連盟が開催に興味を示している。
男子世界選手権についてはロシア、ドイツ、ノルウェー、チュニジアが完璧な申込み書類を提出している。中国、
コートジボワール、ノルウェーは女子選手権に、ハンガリーとノルウェーは男子ジュニアに、ブルガリアは女子
ジュニアにそれぞれ興味を示している。
責任部署の審査後、申込書は総会に提出され11月サンクトペテルブルクで決定される。
<2005年WCの日程一覧>
男子 1月24日−2月6日
女子 12月5日−18日
男子ジュニア 8月22日−9月4日
女子ジュニア 8月1日−14日
2003年世界選手権:オセアニアにも枠1つ
2003年IHFの4つの世界選手権(男子、女子、男子ジュニア、女子ジュニア)に、オセアニア大陸代表が初めて
参加する。オセアニアはフルにその立場を認められてきており、5番目の大陸の連盟として枠を持つ権利がある。
その結果大陸枠は再配分となり、一つは義務枠、もう一方は前回世界選手権で個々の大陸が残した成績枠となる。
従って枠は以下の通り。
男子(24チーム): ヨーロッパ11、アフリカ4、アジア3、パンアメリカ3、オセアニア1
世界チャンピオンのフランスと開催国ポルトガルは自動的に資格を持つ。
女子(24チーム): ヨーロッパ12、アジア3、アフリカ3、パンアメリカ3、オセアニア1
世界チャンピオンのロシアと開催国オランダは自動的に資格を持つ。
男子ジュニア(20チーム): ヨーロッパ11、アジア2、アフリカ3、パンアメリカ2、オセアニア1
開催国アルジェリアは直接資格を持つ。
女子ジュニア(20チーム): ヨーロッパ11、アジア3、アフリカ2、パンアメリカ2、オセアニア1
開催国ブラジルは自動的に資格を持つ。
<予選と日程>
男子世界選手権の参加国はここ数日/数週間のうちに決まる。即ちスウェーデンのヨーロッパ選手権でさらに3チー
ムが決定し、ヨーロッパの残りの枠は6月までに決まる。
アジア代表3は2月10−19日イスファハーン(イラン)の予選で決まる。同地でクウェート、イラン、カタール、バ
ーレーン (以上Aグループ)、韓国、サウジアラビア、日本(以上Bグループ)が世界選手権参加を目指して戦う。
パンアメリカとアフリカの予選は3月ブラジル、4月モロッコでそれぞれ開催され、オセアニアは6月に代表が決ま
る。
女子、男子ジュニア、女子ジュニアの世界選手権予選は後日行われる。
新しい試合システム: 男女
男女の世界選手権についてIHF評議員会は開催国に合わせて改革を行うことを決定。以前のノックアウトシステムの
代わりに予選ラウンド完了後に本戦ラウンドを行い、予選ラウンドで資格を得たチームのポイント数を本戦ラウンドで
も考慮に入れる。このシステムはチームが一度つまづいた後でも選手権獲得のチャンスを持ったまま試合ができること
を目指している。
ポルトガルの世界選手権では各4チームの4グループが、女子は各6チームの2グループが本選ランドを行う。したが
って試合日程に沿って8から12チームが予選ラウンド完了後帰国となる。
<2003年WC日程一覧>
男子 ‐ ポルトガル 1月18日−2月2日
女子 ‐ オランダ 11月30日−12月14日
男子ジュニア ‐ アルジェリア 8月24日−9月7日
女子ジュニア ‐ ブラジル 8月3日−8月17日
ワールドハンドボールマガジン誌とアディダスが例年の読者人気投票を提供:2001年『世界のハンドボールプレーヤー』求む
新年が明けるとともに毎年、今年の世界のハンドボールプレーヤーは誰かということが終わったばかりでも論議となる。
1994年以来ワールドハンドボールマガジン(WHM)誌は読者に毎年その答えを出す機会を与えている。過去そのタイトル
を受けたプレーヤーの一覧を見てもこれが快調に行われてきたことがすぐわかる。編集スタッフは2001年度の提案を一
覧にした。読者はボヤナ・ラデュロヴィッチ(HUN)とドラガン・スクルビッチ(YUG)の後継となるプレーヤーを投票
してほしい。
『世界のハンドボールプレーヤー』は国際ハンドボール界最高の個人賞。前年度にその個性と成績を示し、手本になる
ような男女各1名が選ばれる。WHM誌編集スタッフの提案は何ら拘束するものではない。
投票は男女プレーヤー1名ずつの名前を記入して4月1日までに下記へ送付する。
International Handball Federation
World Handball Player
Lange Gasse 10
CH-4052 Basle
Switzerland
アディダスは長年このコンテストを支援してきているが、コンテスト参加者にくじ引きで素晴らしい商品が当たる。
<女 子>
ベアトリクス・バロク(HUN) ハンガリーの元気なライトウィング。1対1に特に強い。
リュドミラ・ボドニエヴァ(RUS) ロシアチームの頼りになるポストで得点率最高。
アウスラ・フリドリカス(AUT) 2年前にも受賞。WC時のプレーで再度ニュースの的。
ロッテ・キエルスコウ(DEN) デンマークのバックコートの強さの柱。ダイナミックで知性にあふ
れている。
セシル・レガンガー(NOR) 長年ベスト・ゴールキーパーと賞賛されながら『世界のハンドボー
ルプレーヤー』に選ばれたことがない。
レイラ・ルジュヌ‐デュシェマン(FRA) 大きな構図を見て、エレガントで致命的なゴールを決める。こうし
て世界レベルのハンドボールに達したフランスの左利き。
ナタリャ・モルスコヴァ(ESP) 世界クラスの左バックコートを15年間。ソ連チームでプレーしてい
たが現在は台頭しつつあるスペインチームでプレー。
サヤ・マヴィッチ(YUG) レフトウィングで彼女ほど掻きまわす選手はいないほどスピーディ
なユーゴスラビア選手。
チャオ・ツァイ(CHN) WC時中国の大進出を表現したヨーロッパ育ちのバックコートプレーヤー
<男 子>
ダヴィド・バルフェ(ESP) フランスWC時でもスペインのゴールで変わらぬフォームを見せた経験豊
かなゴールキーパー
マルクス・バウア(GER) 得点にも才能がある技術的にも強いドイツチームのセンタープレーヤー
エドゥアルド・コチャロフ(RUS) “音無しで商品を届ける”方法でWCの得点王になったロシアのウィング。
ステファン・ロヴグレン(SWE) このスウェーデンチームのキャプテンは最高のフォームを長年見せている。
フランスWCの最優秀選手。
ペーター・メトリチッチ(CRO) 確実にゴールへの脅威となっているクロアチアの右バックコート。早くて
頭脳的なパスをチームメートへ回す。
ジャクソン・リシャルソン(FRA) 6年前『世界のハンドボールプレーヤー』に。WCでフランスを2回目の勝
利に導き輝きを放った。
ドラガン・スクルビッチ(YUG) 既に『世界のハンドボールプレーヤー』に選ばれているユーゴスラビア選
手。2001年も依然として世界トップのポストだった。
ユン・キュンシン(KOR) 多くの人にとってこの韓国左利き選手は、アタックにもディフェンスにも
強い理想的な万能選手となっている。
フッセイン・ザキ(EGY) 洗練されたジャンプとスローイング技術を持ったエジプト選りすぐりのポ
ストでありかなめ。
イベント
<2月>
02/01 ストックホルム(SWE) IHF委員長会議
02/02 ストックホルム(SWE) IHF理事会
02/08 ベルン(SUI) IHF COC会議
02/10-02/19 イスファハン(IRI) 第10回アジア男子選手権/2003WC予選
<3月>
03/07−03/09 ストラスブール(FRA) IHF評議員会
03/08−03/09 ウィーン(AUT) EHFチーフレフェリーセミナー
03/10−03/16 メリダ(MEX) 中央アメリカ・カリブ海男子選手権
03/26−03/30 ブラジル パンアメリカ女子選手権/2003WC予選
<4月>
04/03−04/12 クウェート 第2回西アジア大会
04/13−04/16 カサブランカ(MAR) アフリカハンドボール連盟通常総会
04/15−04/27 ナイロビ(KEN) 第1回アフリカ軍人大会
04/18−04/27 カサブランカ(MAR) 第15回アフリカ国家選手権/2003WC予選 -男子
04/18−04/27 カサブランカ(MAR) 第15回アフリカ国家選手権/2003WC予選 -女子
04/20−04/28 ヨーロッパカップ決勝‐女子
<5月>
05/11−05/19 ヨーロッパカップ決勝‐男子
05/24−05/26 男子ジュニアヨーロッパ選手権予選トーナメント
05/24−05/26 女子ジュニアヨーロッパ選手権予選トーナメント
05/29−06/02 クリチバ(BRA) 第9回国際ハンドボールカップ
05/31-06/30 韓国・日本 FIFAサッカーワールドカップ