◆ 第3戦(07月20日(日))
エジプト 33 (15-12, 18-12) 24 日 本
(1勝2敗) (2勝1敗)
ゲーム開始直後、日本No.19 東のポストシュートで全日本が先制。エジプト
は思ったようにディフェンスでのリズムをつかむことができず、ポストでの失
点が重なる。日本優位の前半かと思われた5−1での日本リードの場面で、エ
ジプトがタイムアウト。その直後からエジプトにエンジンがかかり、日本のミ
スによるディフェンスからの速攻やセットでのサイド攻撃などで着実に加点。
エジプトが、13−8としたところから、日本はNo.7宮崎を投入。宮崎の3連取
で息を吹き返した日本が、3点差にまで追い上げて前半終了。
後半に入り、日本はNo.12 GK高木を中心にディフェンスで粘りを見せ一進
一退。日本No.7 宮崎,No.19 東を軸に追走するが、エジプトのNo.10ヘガジー,
No.20 ザキらのロングや個人技で徐々にリードを広げられた。終盤、エジプト
のディフェンス・オフェンスが冴え、結局33−24でエジプトが勝利した。
このゲームでエースの宮崎は、高さのあるエジプト・ディフェンスに対して、
「10得点」と、場内を沸かせた。
【エジプト】シェリフ・ヘガジー11,モハメッド・ケシュク9,フセイン・ザキ6,
サイード・フセイン2,ハニー・エルファカラーニ2,
アブダッラ・カリーファ1,サーベル・ビラール1,ハッサン・ラビエ1
【日 本】宮崎10,東4,野村3,谷口3,中川1,羽賀1,田場1,加藤1
全日本女子 31 (15- 8, 16-12) 20 北國銀行
ゲーム開始1分後、北國の速攻ノーマークシュートが全日本GK・田中選手
の顔面を直撃。騒然とした幕開けとなった。その序盤、両チームともにシュー
トミスが多く、思うような展開に持ち込むことができなかった。しかし、20分
過ぎから全日本がディフェンスでリズムをつかみ始めた。さらに、No.14 山田
の投入により、全日本は一気に北國を突き放した。前半は、15−8で全日本が
リード。
後半に入り全日本は、No.20 谷口を投入。前半以上に積極的なディフェンス
が展開された。8分までに全日本が6連続得点。ゲームの主導権を完全につか
み、2人退場となった場面もしのいだ。結局、31−20で全日本が勝利した。
No.5 田中,No.14 山田,No.18 坂元,No. 20谷口らを中心として、今後の
戦いに期待の持てるゲームとなった。
なお、北國銀行のNo.5 小松選手は、スペインリーグ移籍のため、国内での
ゲームは最後となった。
【全日本女子】稲吉6,田中(美)5,藤浦4,吉田3,山田3,早船3,
坂元2,谷口2,羽出重1,佐久川1,屋嘉1
【北國銀行】 小松5,村上5,中村3,北岡2,井上2,若松2,近藤1
◆ 第2戦(07月19日(土))
日 本 24 (11-15, 13- 7) 22 エジプト
(2勝) (2敗)
エジプトのスローオフで試合開始。日本No.5野村の2連取でリズムにのるか
と思えたが、エジプトのゴールキーパーNo.12 エルナキープを中心とした、硬
いディフェンスに点を取れず、その間6連取をゆるし、2−7とリードされた。
日本は野村を中心に、エジプトディフェンスを揺さぶり、シュートチャンスを
つくる。その後、一進一退の攻防が続き、エジプトの4点リードで前半を折り
返すこととなった。
後半開始後、野村の7MT失敗も、GK坪根を中心とした粘り強いディフェ
ンスを見せる。両チームともナイスプレーが続き、緊迫感のあるゲームが続く。
日本は、再三の7MTをエジプトのGKエルナキープに阻まれる。その嫌なム
ードを振り払うように広政、松林らで得点を重ねる。12分間無得点のエジプ
トは、しびれを切らし、ラフプレーでのレッドカードなどにより、最後は自滅
した。
エジプトのスピード豊かな攻撃や、日本の粘りあるのディフェンス等、見所
の多い試合であった。将来のハンドボール界を支える小・中・高校生が多く観
戦をしていた試合だけに、最後にラフプレーが目立ってしまったことは残念で
あった。
【日 本】野村7,松林6,広政4,茅場3,佐々木2,永島1,東1
【エジプト】ワーイル・ファヒーム6,フセイン・ザキ6,シェリフ・ヘガジー5,
ラミー・ユーセフ2,ハニー・エルファカラーニ2,
フセイン・マブルーク1
◆ 第1戦(07月17日(木))
日 本 34 (21- 9, 13-19) 28 エジプト
(1勝) (1敗)
日本のスローオフでゲームが開始し、中川のロングシュートで先制点をあげる。
その後は1点の攻防で、前半10分に5−5となる。しかしここから日本の攻撃に
火が付き、内田の4連続得点などで日本が一気に点差を広げる。GK坪根の活躍
もあり、又エジプトのミスも重なり、前半は21−9の大差がつく結果となる。
後半に入るとエジプトにもエンジンがかかりだし、シェリフの連続得点などで
いったんは5点差まで点差が詰まり、全日本側にも緊張が走る。しかし日本は速
攻やGKのナイスセーブなどで点差を広げ、34−28で勝利を得た。
【日 本】内田8,宮崎7,中川6,茅場4,佐々木2,
永島2,羽賀2,広政1,東1,田場1
【エジプト】フセイン・ザキ12,シェリフ・ヘガジー5,
サーベル・ビラール4,マルワン・ラガブ2,
ハニー・エルファカラーニ2,モハメッド・ケシュク1,
アブダッラ・カリーファ1,ハッサン・ラビエ1