◆ 第10日(12月14日(日))
<決 勝>
フランス 32 ( 8-11, 20-17) 29 ハンガリー
(T組1位) (3-1 延長 1-0) (U組1位)
<3−4位決定戦>
韓 国 31 (18-15, 13-14) 29 ウクライナ
(T組2位) (U組2位)
◆ 第9日(12月13日(土))
<準 決 勝>
ハンガリー 40 (22-19, 18-17) 38 韓 国
(U組1位) (T組2位)
フランス 28 (10-13, 15-12) 26 ウクライナ
(T組1位) (1-1 延長 2-0) (U組2位)
<5−6位決定戦>
スペイン 27 (14-14, 13-12) 26 ノルウェー
(T組3位) (U組3位)
◆ 第8日(12月11日(木))
<T 組>
韓 国 32 (15-13, 17-16) 29 スペイン
(3勝2敗) (2勝1分2敗)
フランス 20 ( 7- 8, 13-11) 19 ロ シ ア
(4勝1敗) (2勝1分2敗)
オーストリア 38 (22-14, 16-13) 27 セルビア・モンテネグロ
(1勝4敗) (2勝3敗)
<U 組>
ルーマニア 31 (18-11, 13-12) 23 ド イ ツ
(1勝1分3敗) (1勝4敗)
ノルウェー 29 (13-14, 16-14) 28 スロベニア
(3勝1分1敗) (2勝3敗)
ハンガリー 35 (18-10, 17-13) 23 ウクライナ
(3勝1分1敗) (3勝1分1敗)
◆ 第7日(12月10日(水))
<T 組>
ロ シ ア 25 (13-13, 12-12) 25 スペイン
(2勝1分1敗) (2勝1分1敗)
フランス 28 (14-15, 14-10) 25 オーストリア
(3勝1敗) (4敗)
セルビア・モンテネグロ 35 (17-19, 18-14) 33 韓 国
(2勝2敗) (2勝2敗)
<U 組>
ウクライナ 25 (12-12, 13-11) 23 ド イ ツ
(3勝1分) (1勝3敗)
ハンガリー 24 (14-11, 10-13) 24 ノルウェー
(2勝1分1敗) (2勝1分1敗)
スロベニア 30 (15-12, 15-16) 28 ルーマニア
(2勝2敗) (1分3敗)
◆ 第6日(12月9日(火))
<T 組>
スペイン 27 (19-14, 7-12) 26 オーストリア
(2勝1敗) (3敗)
セルビア・モンテネグロ 31 (16-14, 15-13) 27 ロ シ ア
(1勝2敗) (2勝1敗)
韓 国 27 (15-10, 12-15) 25 フランス
(2勝1敗) (2勝1敗)
<U 組>
ノルウェー 31 (18-18, 13-12) 30 ド イ ツ
(2勝1敗) (1勝2敗)
ハンガリー 30 (16-16, 14-11) 27 ルーマニア
(2勝1敗) (1分2敗)
ウクライナ 26 (12-13, 14-12) 25 スロベニア
(2勝1分) (1勝2敗)
◆ 第5日(12月7日(日))
<A 組>
ブラジル 30 (12-12, 18- 7) 19 オーストラリア
(1勝4敗) (5敗)
スペイン 29 (13-12, 16-16) 28 クロアチア
(4勝1敗) (2勝3敗)
フランス 27 (12-13, 15-12) 25 セルビア・モンテネグロ
(5勝) (3勝2敗)
<B 組>
ロ シ ア 31 (15-10, 16- 6) 16 チェコ共和国
(5勝) (2勝3敗)
韓 国 39 (17-16, 22-18) 34 オーストリア
(4勝1敗) (3勝2敗)
アンゴラ 39 (19- 5, 20- 9) 14 ウルグアイ
(1勝4敗) (5敗)
<C 組>
ウクライナ 39 (18-19, 21-11) 30 日 本
(4勝1分) (2勝3敗)
予選リーグ最終戦、ウクライナとの対戦。Cグループトップのウクライナ
が相手とあって、大方の予想は一方的なゲーム。しかしながら、今大会を通
して機能しているオフェンスで、田中、早船を中心に粘り、前半10分、ウク
ライナに6−10と4点をリードされながらも、こちらもバランスのよくなっ
た速攻で対抗し、一時は4点リード、前半を19−18の1点リードで折り返す。
ここまで課題とされた後半のスタート、落ち着いたスタートを見せたもの
の、対応してきた相手オフェンスに翻弄され始めると、日本の攻撃にも狂い
が生じ始め、相手の連続速攻を許す。徐々に離されながらも交代メンバーら
が奮起するが、39−30でタイムアップ。残念ながら予選敗退となった。
今大会を通して、得点力が数段に上がったことは大きい成果と言えるだろ
し、周囲の評価も高かった。しかしながら、今まで以上にシビアになったパ
ッシブの基準により、アップテンポのゲームを余儀なくされたことで、後半
の体力差、ヨーロッパのパワフルなオフェンスに対するディフェンスは、少
なくとも日本女子の課題であることは明らかに確認された。今後も日本での
トータル的な強化に向けて、最善の努力を尽くしたい。準備期間がないなが
ら、周囲から賞賛を得た選手たちの活躍にはエールを送りたい。
【日本の得点】早船9,青戸6,稲吉4,金城4,田中3,
佐久川2,冨田1,上町1
ノルウェー 29 (13- 9, 16-13) 21 ルーマニア
(4勝1敗) (3勝1分1敗)
チュニジア 31 (12-10, 19- 8) 18 アルゼンチン
(1勝4敗) (5敗)
<D 組>
中 国 31 (11-13, 20-13) 26 コートジボワール
(1勝4敗) (5敗)
スロベニア 29 (13-13, 16-15) 28 ド イ ツ
(4勝1敗) (3勝1分1敗)
ハンガリー 29 (14- 8, 15-11) 19 デンマーク
(4勝1敗) (2勝1分2敗)
◆ 第4日(12月6日(土))
<A 組>
スペイン 36 (15- 7, 21- 5) 12 オーストラリア
(3勝1敗) (4敗)
フランス 28 (13-10, 15-10) 20 クロアチア
(4勝) (2勝2敗)
セルビア・モンテネグロ 44 (19-23, 25-18) 41 ブラジル
(3勝1敗) (4敗)
<B 組>
チェコ共和国 24 (10- 8, 14-10) 18 アンゴラ
(2勝2敗) (4敗)
ロ シ ア 30 (16-15, 14-11) 26 オーストリア
(4勝) (3勝1敗)
韓 国 41 (19- 8, 22- 4) 12 ウルグアイ
(3勝1敗) (4敗)
<C 組>
ウクライナ 28 (16- 5, 12- 9) 14 アルゼンチン
(3勝1分) (4敗)
ノルウェー 33 (18-13, 15- 6) 19 日 本
(3勝1敗) (2勝2敗)
この試合も本戦ラウンドがかかった一戦。ノルウェーは初めてスタートか
らフルメンバーで臨んできた。立ち上がりから、ノルウェーの体格を生かし
たプレーに苦しみながらも、田中、早船、稲吉を中心に良く得点を稼ぎ、何
とかくらいつく展開。日本は、スピーディーな攻撃でしぶとく踏みとどまる
ものの、相手攻撃を止めることに苦労し、なかなか点差を縮めるができない。
しかしながら、前半残り10分、6点差をつけられたあたりから、ディフェン
スが機能し始め、前半は13−18の5点差に踏みとどまり、選手たちの闘志を
十二分に発揮する展開で折り返す。
後半に入り、やはりトータル的な体力差から徐々にゲームが動き始め、相
手のパワフルなプレーに翻弄され始める。結果的には19−33という結果に終
わり、ノルウェーに屈することとなった。
結果は残念であったが、ムスタファ会長、ミュルマター氏の直々のお言葉
や、IHF役員等から、高い評価を受けたように、日本の持ち味を選手は良
く発揮している。しかし、現時点で、やはりヨーロッパに追いつけない部分
は、これまでに幾多も経験してきたテーマと同様のものを抱えている。残り
一試合、現在グループトップのウクライナとの対戦ではあるが、我々の大き
な課題に臆することなくチャレンジしたい。
【日本の得点】早船6,稲吉4,田中3,金城3,佐久川2,森本1
ルーマニア 25 (10-10, 15-13) 23 チュニジア
(3勝1分) (4敗)
<D 組>
ド イ ツ 36 (16- 8, 20- 9) 17 コートジボワール
(3勝1分) (4敗)
ハンガリー 34 (14-14, 20-16) 30 中 国
(3勝1敗) (4敗)
スロベニア 29 (15- 7, 14-14) 21 デンマーク
(3勝1敗) (2勝1分1敗)
◆ 第3日(12月4日(木))
<A 組>
スペイン 27 (13-12, 14-13) 25 ブラジル
(2勝1敗) (3敗)
セルビア・モンテネグロ 28 (15-14, 13-10) 24 クロアチア
(2勝1敗) (2勝1敗)
フランス 33 (18- 9, 15- 4) 13 オーストラリア
(3勝) (3敗)
<B 組>
韓 国 27 (18- 7, 11-14) 21 アンゴラ
(2勝1敗) (3敗)
オーストリア 29 (16-11, 13-11) 22 チェコ共和国
(3勝) (1勝2敗)
ロ シ ア 38 (14- 9, 24- 6) 15 ウルグアイ
(3勝) (3敗)
<C 組>
ウクライナ 33 (15- 7, 18- 8) 15 チュニジア
(2勝1分) (3敗)
ノルウェー 45 (19- 8, 26- 5) 13 アルゼンチン
(2勝1敗) (3敗)
ルーマニア 41 (19-14, 22-16) 30 日 本
(2勝1分) (2勝1敗)
互いに本戦ラウンドのかかった一戦。ルーマニアは持ち前のパワーとス
ピードで、出だしから圧倒的な展開を予想させる立ち上がりであった。対
する日本も、田中の好リードから、青戸へのポストプレーにチャンスを見
出し必死に食い下がる。10分過ぎまでは互角の展開で進むが、Cグループ
でも屈指のスピードを生かしたルーマニアの速攻で、20分ごろには7点差
をつけられる。その後早船の活躍もあり、前半は何とか5点差で折り返す。
失点は許しすぎたものの、得点のペースとしては上出来であった日本は、
何とか後半の巻き返しを図りたいスタートであった。しかしながら、ここ
でルーマニアの怒涛の速攻を許し、後半6分には12点差まで一気に開く。
このまま離される一方かと思われたゲーム展開であったが、交代メンバー
らの踏ん張りで、それ以上の点差までは開かなかった。
ディフェンスのアタック面は相手攻撃を止めることはできた。しかし、
最終的には体格面に圧倒する勝負が展開される場面が否めなかった。得点
の30点は、田中美音子の判断力でよく対応し、評価できる。やはり大型選
手をいかにディフェンスの機動力で止めていくか・・・ は、永遠のテーマで
ある。しかし、最後まであきらめずに戦った選手には感謝したい。予選ラ
ウンド残り2試合も同様のテーマを抱えることとなるが、臆することなく
戦い抜きたい。
【日本の得点】早船10,田中6,小野澤4,金城3,青戸3,
稲吉2,佐久川1,羽出重1
<D 組>
ハンガリー 38 (20-17, 18- 8) 25 スロベニア
(2勝1敗) (2勝1敗)
ド イ ツ 30 (15-17, 15-11) 28 中 国
(2勝1分) (3敗)
デンマーク 24 (10-11, 14-10) 21 コートジボワール
(2勝1分) (3敗)
◆ 第2日(12月3日(水))
<A 組>
スペイン 33 (13-12, 20-15) 27 セルビア・モンテネグロ
(1勝1敗) (1勝1敗)
クロアチア 38 (16- 5, 22- 7) 12 オーストラリア
(2勝) (2敗)
フランス 33 (15- 4, 18-11) 15 ブラジル
(2勝) (2敗)
<B 組>
韓 国 31 (18- 7, 13-11) 18 チェコ共和国
(1勝1敗) (1勝1敗)
ロ シ ア 26 (13-11, 13-11) 22 アンゴラ
(2勝) (2敗)
オーストリア 47 (22- 9, 25-11) 20 ウルグアイ
(2勝) (2敗)
<C 組>
ウクライナ 28 (14-11, 14-17) 28 ルーマニア
(1勝1分) (1勝1分)
ノルウェー 27 (14-12, 13-13) 25 チュニジア
(1勝1敗) (2敗)
日 本 24 (13- 7, 11- 9) 16 アルゼンチン
(2勝) (2敗)
ウクライナの思わぬ善戦で、混沌としてきたCグループにて、アルゼン
チンとの第2戦。
強行スケジュールで、疲労の見え始めた立ち上がり、思うようにペース
がつかめない。相手の積極的な防御を見越しての攻撃戦術は、ねらい目こ
そあうものの、シュートミス、イージーなパスミスで、相手速攻を許すこ
ととなる。しかしながら、田中美音子の好リードから、青戸のポストが機
能し、苦しい場面を凌ぐと、同じく田中美音子のカットインで、ペースを
掴み、前半は6点のリードで折り返す。
後半に入り、何とかスタートで突き放したい全日本であったが、対する
アルゼンチンは、ダブルポストからパワーを利用した攻撃で、日本の退場
を誘発する。一時は3点差まで詰め寄られ、ハッとする場面を迎えたが、
稲吉の視野外のカットイン、佐久川のFB等で、チャンスを広げ、守っては、
田中麻美が本来の力を発揮し、粘るアルゼンチンを8点差で下した。
苦しいながらも何とか勝利を得たが、やはり体力面、形態面でおとる日
本チームの戦い方を工夫する必要性を、あらためて感じさせられた試合で
あった。予選ラウンド残り3試合、いずれもヨーロッパの強豪チームへの
チャレンジであるが、臆することなく 100%のファイティングスピリット
で臨みたい。
【日本の得点】早船8,青戸4,佐久川4,田中3,稲吉2,
東濱1,金城1,冨田1
<D 組>
スロベニア 32 (12-15, 20-13) 28 コートジボワール
(2勝) (2敗)
ド イ ツ 30 (14-17, 16-10) 27 ハンガリー
(1勝1分) (1勝1敗)
デンマーク 29 (16- 8, 13-12) 20 中 国
(1勝1分) (2敗)
◆ 第1日(12月2日(火))
<A 組>
セルビア・モンテネグロ 41 (24- 6, 17-12) 18 オーストラリア
(1勝) (1敗)
クロアチア 32 (11-12, 21-13) 25 ブラジル
(1勝) (1敗)
フランス 28 (11-10, 17-15) 25 スペイン
(1勝) (1敗)
<B 組>
ロ シ ア 28 (11-15, 17-12) 27 韓 国
(1勝) (1敗)
チェコ共和国 46 (22- 6, 24-10) 16 ウルグアイ
(1勝) (1敗)
オーストリア 29 (19- 6, 10-13) 19 アンゴラ
(1勝) (1敗)
<C 組>
日 本 30 (15-12, 15-12) 24 チュニジア
(1勝) (1敗)
国内での調整がなく、不安を抱えながらの第1戦、チュニジアとの対戦。
立ち上がり、オープニングゲームということもあり、硬さの隠せない両
チームの攻防で幕を開けた。しかしながら、日本は早船の積極的なシュー
トで、若干ながら優位に試合を運び、10分には7−4の3点をリードする。
ここでチュニジアのタイムアウト、早い手当てでチュニジアは冷静さを取
り戻し、想像以上に高い身体能力を生かしたパワフルなカットイン、ロン
グシュートで食い下がる。対する日本も、青戸のポスト、稲吉、佐久川の
両サイドの活躍で踏ん張り、前半は15−12の3点差で折り返す。
後半開始早々、チュニジアの攻撃パターンを掴み始めた日本は、積極的
なディフェンスの狙いが機能し始め、速攻につなぐことに成功。後半半ば
過ぎに、8点差まで開く。タイムアウトで一息ついたチュニジアは、得意
なアグレッシブなスタイルのDFに望みを掛け、必死に追いすがる。しかし、
とき既に遅し、日本が佐久川の速攻でたたみかけ、30−24で初戦の勝
利を飾る。
【日本の得点】佐久川7,早船7,稲吉6,青戸4,田中2,
金城2,森本1,大石1
ウクライナ 30 (15-12, 15-17) 29 ノルウェー
(1勝) (1敗)
ルーマニア 43 (21- 6, 22- 7) 13 アルゼンチン
(1勝) (1敗)
<D 組>
ハンガリー 43 (19-13, 24-12) 25 コートジボワール
(1勝) (1敗)
スロベニア 34 (18-13, 16-13) 26 中 国
(1勝) (1敗)
デンマーク 20 ( 8-11, 12- 9) 20 ド イ ツ
(1分) (1分)