<Handball Super Challenge 2002 試合結果>
◆ 第5戦(07月09日(火))
大崎電気 30 (17-11, 13-13) 24 日本代表P
(1勝) (5敗)
【大崎電気】 東9,辻7,岩本4,豊田2,加藤2,森本2,
秋山2,佐藤1,小林1
【日本代表P】岩永9,地引8,高野5,中山1,野嶋1
フランス代表 25 (13- 8, 12-10) 18 日本代表
(4勝1敗) (1勝4敗)
日本、No.11 中川のミドルシュートでゲームがスタート。対するフラ
ンスはポストプレーで同点。フランスは1−5ディフェンス、日本は両
サイドの確実なシュートでリード。しかし、地力に優るフランスは、
No.19 リシャールからの攻撃でミドルを中心に逆転。日本はイエローカ
ード3枚となり苦しいディフェンスが続く。20分、田場のシュートで追
い上げるが、13−8と5点差で前半を終了。
後半、日本の連続ゴールで、13−10とし、ディフェンスも頑張るが、
フランスのエース、No.15 ジュンヨンを止めることができない。残り15
分、フランスの1−5ディフェンスをなかなか攻めることができない日
本は、No.3内田をフローターとして攻撃するが、フランスの攻撃力が勝
り、残り10分、24−14と10点差。日本も佐々木を中心に、ディフェンス
をマンツーマン、1−5ディフェンスと変えて戦うが、25−18で地力に
優るフランスが勝利した。フランスのすばらしいディフェンスが目立っ
た。
【フランス】ケンプ5,ジュニヨン5,ギグー4,フェルナンデ3,
ボスケ2,ナルシス2,サヤド1,ブセリエ1,
ジュラン1,カルブリ1
【日 本】内田4,中川4,田場3,佐々木2,池辺2,下川2,
羽賀1
◆ 第4戦(07月07日(日))
大同特殊鋼 25 (12- 7, 13- 9) 16 日本代表P
(1勝) (4敗)
日本代表Pのスローオフより、ゲームが開始される。ともに高い3
−2−1ディフェンスを敷くものの、大同18番朴の先制打をきっか
けに、攻守にわたり大同が一方的にゲームを支配する。日本代表Pも
センター10番岩永を中心に、ゲームを組み立てるが、大同の激しい
プレスの前に攻め手を欠き、自ら大同の逆速攻をまねく結果となった。
前半19分過ぎより日本代表Pの5番嘉古田、6番野嶋の3連取です
がるも、前半を12−7の大同リードで終える。
後半もペースは変わらず、積極的なディフェンスを展開する大同に
対して、攻めあぐむ日本代表Pであったが、その中で5番嘉古田が1
人6得点と気を吐く。攻守にわたり一方的にゲームを支配し、25−
16で大同が勝利を収めた。
【大同特殊鋼】畠中4,冨本3,大田3,朴3,峯村2,中谷2,
市原2,山本2,趙2,南川1,渡邊1
【日本代表P】嘉古田6,岩永4,野嶋3,地引2,小野1
フランス代表 18 (10- 6, 8-10) 16 日本代表
(3勝1敗) (1勝3敗)
王者フランスに対してこれまで1勝2敗で迎えた第4戦。日本は11
番中川のステップシュートで先制。その後も11番中川、20番田場を
中心として、攻撃を組み立て、2番松林、20番田場で得点を重ねる。
対するフランスも、11番ギグーのサイド、2番フェルナンデのポスト
シュートで応戦する。日本は、11分20番田場が退場するも1番坪根
を中心に守りきった。一進一退の攻防が続くも、前半23分過ぎよりフ
ランスの3連取により、日本は前半を6−10の4点ビハインドで折り
返した。
後半に入り、5番野村、21番下川、4番佐々木の3連取で波に乗り、
後半6分45秒には11−11の同点に追いつく。その後、フランスは
ロングシュートを中心に、日本はサイド、ポストで応戦し、一進一退の
攻防を見せるも、フランス16番オメイエのファインセーブの前に逆転
することができず、結果日本は16−18で惜敗した。日本は何度もあ
った速攻のチャンスを活かすことができなかった。
【フランス】フェルナンデ5,ギグー3,ボスケ2,ケンプ2,
ブセリエ2,プランタン2,ナルシス1,ジュニヨン1
【日 本】松林3,田場3,下川3,野村2,中川2,内田1,
佐々木1,羽賀1
◆ 第3戦(07月06日(土))
トヨタ車体 26 (12- 9, 14-11) 20 日本代表P
(1勝) (3敗)
日本代表Pセンター岩永のミドルシュートで幸先よくスタート。一方、
トヨタ車体も近藤のロングシュートで反撃。日本代表P・GK志水、ト
ヨタ車体GK林田、両チームGKの好セーブが続く。手堅いディフェン
スで固めたトヨタ車体は、10分過ぎより、近藤、加藤、角谷らの速攻
で日本代表Pを引き離し、前半は12−9でトヨタ車体がリードして折
り返す。
後半、日本代表Pは岩永、地引、小野らのコンビネーションで得点を
狙うものの、トヨタ車体が要所を抑えて突き放す。残り10分、トヨタ
車体が退場者を2人続ける間に、日本代表Pは嘉古田、草原、岩永らの
速攻で5点連取し追い上げたものの、26−20でトヨタ車体が完勝し
た。
【トヨタ車体】角谷7,近藤6,加藤6,宮地3,新美2,北出2
【日本代表P】岩永5,小野3,嘉古田3,地引3,草原2,
富田2,松山2
フランス代表 22 (13- 9, 9- 7) 16 日本代表
(2勝1敗) (1勝2敗)
フランス代表は、流れのあるポジションチェンジ攻撃から、右サイド・
ジュラン、左サイド・ブセリエの巧みなシュートで得点。日本代表もフ
ランスの5−1ディフェンスを田場の中央へのカットインで揺さぶり、
宮崎−田場のゴールで、両者とも一進一退の展開となる。前半25分を
過ぎて、日本代表の得点がペースダウンした間に、フランスはジュラン、
ナルシスらの連続得点で13−9で折り返す。
後半、日本代表はGK坪根の好セーブとディフェンスの激しいマーク
で対抗するが、フランスは要所要所で確実にサイドシュート、ポスト
シュートで得点。
日本代表は終始健闘したが、後半20分過ぎからフランスGKルモン
ヌにゴールを阻止され、これが結果的に響いたゲームであった。
【フランス】ケンプ5,ボスケ5,ジュラン4,サヤド2,ナルシス2,
リシャール2,プランタン2
【日 本】田場6,池辺3,宮崎3,下川2,内田1,佐々木1
◆ 第2戦(07月04日(木))
ホ ン ダ 32 (17-12, 15- 7) 19 日本代表P
(1勝) (2敗)
『パス回しの広さとディフェンスの高さでホンダが圧倒』
開始早々、ホンダ斎藤のイエローから日本P地引が7mtを決める。
しかし、地力に勝るホンダは谷口のサイドシュートと速攻で、たちまち
3点のリード。しかし、ホンダ茅場は7mtを2本阻止される。キーパ
ー久保宮のキープ力が光る。その後、取ったり取られたりで推移。日本
P高野の見事なステップでの切り込みも決まるが、ホンダは相手のミス
を確実に点に結びつける。社会人チーム特有の荒いプレーもあったが、
パスを大きく回してシュートにつなげ、5点差で前半を終了
後半もホンダは立て続けに3点取り、差は広がるばかり。しかし、日
本Pも東長濱の股下シュート、中山のポストシュート、高野の高い打点
のシュートと追いすがる。しかし、ホンダは一時、同時に3名の退場を
出しながらも逆に加点。日本Pも果敢に攻め、守るのだが、ボールが手
につかず、ホンダの高さに阻止され、13点差の大差をつけられて試合終
了。日本Pの今後の精進に期待する。
【ホンダ】谷口11,広政7,鈴木4,鶴見3,斎藤3,茅場2,
横地1,櫛田1
【日本P】高野6,地引4,東長濱4,中山1,嘉古田1,野嶋1,
松山1
フランス代表 24 (13- 9, 11-10) 19 日本代表
(1勝1敗) (1勝1敗)
『眼福,速さ・高さ・正確さに優るフランスの技』
とにかくパス回しが速い。球を手にしたと思ったらもう手を離れてい
る。フットワークもすばらしい。開始30秒、ボスケの打点の高いシュー
トで得点後、みるみるフランスは点差を広げる。どこからでもシュート
が打て、日本のパスコースを鋭く読み、カットしては得点に結びつける。
日本も、田場,中川,下川らの多彩なシュートで得点するが、なかなか
相手の6mに入っていけない。四方の再三の好セーブは見事。顔面に一
発喰らうも闘志で立ち上がる。4点差まで追い上げ、前半終了。
後半、日本は見違えるような動きの良さで連取。フランスのお株を奪
うような宮崎のパワーシュートは見事。しかし、相手シュートをブロッ
クして出された速攻の球が手につかなかったり、あるいはパッシブプレ
ーのほとんどは日本側であったりと、課題は多い。残り7分で5点差は
いかんともし難く、内田の7mt成功、佐々木の残り30秒での19点目で
意地を見せるが、試合終了となった。
【フランス】ケンプ6,ボスケ4,ナルシス4,プランタン3,
サヤド2,ジュラン2,ジュニヨン2,フェルナンデ1
【日 本】佐々木4,下川4,内田3,宮崎3,中川3,田場2
◆ 第1戦(07月03日(水))
ホンダ熊本 26 (12- 8, 14-14) 22 日本代表P
(1勝) (1敗)
ホンダ熊本のスローオフ。試合開始からホンダ熊本が15番宮城のポス
トを起点とした攻撃で日本代表Pのディフェンスを揺さぶり、次々と得
点していく。開始12分、8−3とホンダ熊本が5点リードした時点で、
日本代表Pがタイムアウトをとる。タイムアウト後は、日本代表Pも攻
撃のリズムをつかみ、15番高野の両足ジャンプシュート、9番東長濱の
ステップシュートで追撃。22分過ぎに8−9と1点差まで追い上げる。
しかし、地力に優るホンダ熊本がリズムを取り戻し、日本代表Pを終盤
引き離して、12−8とリードを4点として前半を終了する。
後半は一進一退。日本代表Pはセンス光るプレーを時折見せるが、パ
スミスやシュートミスなどプレーに粗さも見られた。また、ディフェン
ス面でもマークのチェンジなど組織的な課題も多く見られた。結局、4
点リードのまま、26−22でホンダ熊本が勝利した。
【ホンダ熊本】上田6,松本5,宮城4,佐伯3,西村2,本多2,
作田2,クジノフ2
【日本代表P】東長濱5,地引4,高野4,嘉古田3,野嶋3,
中山2,兼本1
日本代表 23 (11- 7, 12- 9) 16 フランス代表
(1勝) (1敗)
日本代表のスローオフで試合開始。一進一退の攻防で10分を過ぎて4
−4の同点。先に主導権を握ったのは日本代表。GK1番坪根が要所要
所のナイスセーブでゲームの流れを引き寄せる。20番田場や11番中川の
ステップシュート、21番下川のサイドシュートで得点を重ねていく。フ
ランス代表は、シュートがなかなか決まらないためリズムに乗れず、反
撃の糸口をつかめないまま前半を終える。11−7と日本代表が4点をリ
ードして折り返し。
後半、フランス代表は、日本代表の攻撃の起点7番宮崎を密着マーク
したり、オールコートマンツーマンディフェンスをしたりと、日本代表
のリズムを崩そうとする。しかし、日本代表は粘り強い攻めでゲームの
主導権を渡さない。終始、日本代表のペースで試合が進み、結局23−16
で日本代表の勝利。20番田場は8得点をあげる大活躍だった。そして、
GK1番坪根のファインセーブも光った試合だった。
【日 本】田場8,中川5,下川4,池辺3,内田1,宮崎1,
永島1
【フランス】ボスケ2,ケンプ2,ナルシス2,ブセリエ2,
ジュラン2,プランタン2,フェルナンデ1,
サヤド1,ギグー1,リシャール1