<IHFニュース 2005年12月06日号>



  このIHFニュースは、国際ハンドボール連盟(IHF)が、毎月発表している
  プレス・リリースを日本協会で和訳したものです。原文については、IHFのウ
  ェブに掲載されていますので、こちら(英語版)をご覧下さい。
  最新のニュースとさらに詳細な情報についてもIHFのホームページをご覧下さい。

  • 第17回世界女子選手権:テクニカルコーナー − アタックエリアの限定は女子ハンドボールでも現在のトレンド

  • 第17回世界女子選手権:テクニカルコーナー − アタックエリアの限定は女子ハンドボールでも現在のトレンド


    昨日来ジャーナリスト達がひたすらサンクトペテルブルクの第17回世界女子選手権の報告をしているが、それだ
    けでなく、IHFのテクニカルデレゲートからもひと言がある。第1の項目はオリンピックチャンピオン・デン
    マーク対パンアメリカ代表ブラジルの試合で新しい特徴がいくつか見られた。
    
    ディフェンスシステムを形作りながら柔軟性のあるオフェンスプレーをする、あるいは1つの試合でさまざまな
    ディフェンスシステムを使うことは、男子ハンドボールにおいては現在のトレンドとなっている。サンクトペテ
    ルブルク大会の試合を初めて観戦してわかったことは、より柔軟性のあるディフェンスプレーが女子ハンドボー
    ルで進んだということである−以前のディフェンスではディフェンス志向の概念が際立っていたからである。
    
    ブラジルがオリンピックチャンピオン・デンマークと対戦したこの試合の6:0ディフェンスが1つの例である。
    ほとんど全てのディフェンスポジションにおいて、状況により異なる柔軟性のある攻撃的ディフェンスは、世界
    チャンピオン・スペインが成功した6:0ディフェンスをコピーしているようだ。
    
    このディフェンスの概念の戦術的目的は:
    
     ‐ 危険の多いスペースへの攻撃的ブロック
     ‐ ボールの受取りを妨害・阻止
     ‐ 攻撃のアクションのタイミングを粉砕・混乱させる
     ‐ その結果ディフェンスは全員ボールに集中
    
    
    一連の写真は、ブラジルがはじめのハーフで4点リードしているとき、6:0のディフェンスの役割モデルを示
    している。