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2025-03-29
【高校選抜】駿台甲府高校(男子)・高岡向陵高校(女子)が優勝 第48回全国高校選抜大会が熱戦の末に閉幕
大分県大分市で開催された「第48回全国高等学校ハンドボール選抜大会」は、3月29日(土)に決勝戦を終え全日程が終了いたしました。
男子は駿台甲府高校(山梨県)が#8小路凰太を軸にした多彩なオフェンスで、埼玉代表・浦和学院高校を35-27で破り2年連続2度目の栄冠に輝きました。
女子は2008年以来の決勝進出を果たした香川代表・高松商業高校に23-22で競り勝った高岡向陵高校(富山県)が19年振り2回目の優勝を果たしました。

駿台甲府高校(男子)

高岡向陵高校(女子)
【大会結果】
▼男子
優 勝:駿台甲府高等学校(山梨県)(2年連続2回目の優勝)
準優勝:浦和学院高等学校(埼玉県)
第3位:瓊浦高等学校(長崎県)、北陸高等学校(福井県)
▼女子
優 勝:高岡向陵高等学校(富山県)(19年ぶり2回目の優勝)
準優勝:県立高松商業高等学校(香川県)
第3位:県立水海道第二高等学校(茨城県)、白梅学園高等学校(東京都)
※全試合の詳細結果は [大会ページ] をご参照ください。
【最優秀選手】
◯男子
小路 凰太 (駿台甲府高等学校)
◯女子
中筋 海南 (高岡向陵高等学校)
【優秀選手】
◯男子
清水 大地 (駿台甲府高等学校)
雨宮 寛汰 (駿台甲府高等学校)
石橋 晴波 (駿台甲府高等学校)
物井 徠杏 (浦和学院高等学校)
荻原 琉季 (浦和学院高等学校)
廣瀬 隆心 (瓊浦高等学校)
近藤 晶太 (北陸高等学校)
◯女子
大井 寧々 (高岡向陵高等学校)
山田 湖都 (高岡向陵高等学校)
北原 萌菜 (高岡向陵高等学校)
石田 莉菜 (県立高松商業高等学校)
大村 麻緒 (県立高松商業高等学校)
稲吉 凛々乎(県立水海道第二高等学校)
普久原 朱怜(白梅学園高等学校)
【監督・選手コメント】
八田 政史 監督(駿台甲府高等学校)
正直、まさか本当に優勝できるとは思っていませんでした。初戦から「自分たちのやるべきことを徹底しよう」と伝え、ディフェンスで粘り、焦らず自分たちの得意な形でプレーすることを意識してきました。中でも、11月の練習試合で負けている氷見高校との一戦を乗り越えたことが、大きな自信になりました。昨年からメンバーが大きく入れ替わり、厳しい声もありましたが、細かい部分を積み重ね、全員で自分たちのハンドボールを体現できたことが優勝につながったと思います。今後はインターハイに向けて、まだまだ見えた課題を一つずつ修正しながら、もう一段階上を目指していきたいです。
清水 大地 選手(駿台甲府高等学校)
大会を通して見えてきた課題を、決勝の舞台で一つひとつ修正できたことが大きかったです。自分たちのやるべきことを全員が徹底できたからこそ、この優勝があると思います。特にディフェンスは試合を重ねるごとに成長でき、粘り強く戦えるチームになりました。これからは“追われる立場”になりますが、その自覚を持って、インターハイに向けてしっかりと準備を進めていきたいです。
長野 大 監督(高岡向陵高等学校)
大会を通して強豪と6試合も戦うことができ、対戦相手のおかげで力を引き出してもらえたと思います。本当にありがたかったです。全国にはまだ勝てないチームもたくさんあると感じているので、結果に満足せず夏に向けてまた頑張りたいです。この大会では「向陵高校らしさ」を試合の中で表現できるようになってきたことが大きな成長だと感じています。今日の試合も、まさにそういうゲームで、今出せるベストのパフォーマンスができたと思います。今後は「日本一になったチーム」として見られる立場になるので、それを守ることの方が難しいかもしれません。自分自身にとっても初めての経験ですが、選手たちと一緒に次のベストを目指して頑張っていきたいです。
大井 寧々 選手(高岡向陵高等学校)
苦しい時間帯もありましたが、みんなで顔を合わせて1点が入るたびに一緒に喜んで、笑顔でプレーできたことが優勝につながったと思います。応援席からの声も力になって「応援してくれている人がいる」と感じながら最後まで戦えました。大会を通じてチームの目標だった「ディフェンスで粘る」が形になってきて、特に4回戦以降試合ごとに守備の完成度が上がっていったのを実感しています。次はインターハイに向けてどんなディフェンス相手でも得点できるような攻撃力も磨いて、もう一度日本一を目指したいです。
【大会概要】
■大会名:第48回全国高等学校ハンドボール選抜大会
■会 期:2025年3月24日(月)〜29日(土)
■会 場:クラサス武道スポーツセンターメイン競技場、サイクルショップコダマ大洲アリーナ、大分県立大分舞鶴高等学校多目的競技場、大分県立大分鶴崎高等学校多目的競技場、コンパルホール
■出場校:男女各41チーム
■配 信:全試合 動画時代!YouTubeチャンネル にて配信[再生リスト]