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2024-09-11

ナショナルトレーニングアカデミー(NTA) 欧州遠征レポート


ナショナルトレーニングアカデミー(NTA)の選手たちが、9月1日から9月10日にかけて欧州遠征を実施いたしました。
 詳細:ナショナルトレーニングアカデミー(NTA) 欧州遠征のお知らせ (2024/9/4)
 派遣メンバー:ナショナルトレーニングアカデミー(NTA)- 活動
遠征のレポートが届きましたのでお知らせいたします。


【女子】市川 匠也 コメント
 初めての海外遠征で戸惑うこともありましたが、自分より体の大きい相手への守り方や、ディフェンスに対して
自分の距離間をとりながら攻める方法を学ぶことができました。また、海外の選手とマッチアップし、改めてフィ
ジカル面が劣っていると感じました。これからの練習では、フィジカルも意識した取り組みを継続したいです。


【男子】阿部 健誠 コメント
 今回の欧州遠征で初めて海外の人と対戦し、フィジカルの強さなど全てが上回っている相手に対してどれだけ日本
人のスピードなどを活かせるかなどを意識しました。OFではヘッドコーチの考えたきっかけを軸にみんなが一つ一つ
のOFを工夫し通用したと思います。DFはフィジカルのアドンバンテージをなくすくらいのハードワークで1人が前に
出て、その周りは寄って牽制をしたりすることで背を生かしたDFを守れました。この経験を活かし、次海外行った時
により通用できるように練習をしていきます。


【NTA専門委員長】嘉数 陽介 コメント
 この世代のタレントが欧州で「国際経験」を積むことにより、確実に将来の日本代表強化に繋がると信じて準備を
してきました。無事に実現できたことは大変嬉しく、改めてご支援頂いている皆様へ感謝の気持ちでいっぱいです。
参加選手には、この遠征で肌で感じた様々な感覚や感情を忘れず、日々のトレーニングに活かして欲しいと願ってい
ます。我々も選手と共にチャレンジを続けて参ります。


【全体の内容レポート】
 今回はスウェーデンのルンドにある、LUGIというクラブに受け入れて頂き、事前にミーティングを重ねて、有意義な
遠征を実現できました。この遠征で最も重要と位置付けて要望していたプログラムは、以下の4つです。
 ①現地クラブとのエキシビジョンマッチ
 ②トップチームの試合観戦
 ③現地指導者およびGKコーチによるトレーニング
 ④現地選手、コーチ同士のディスカッションや交流
 現地クラブやコーディネーターのご尽力もあり、これらを実現する事ができました。試合では普段経験できない体格
差や技術に触れ、現状のギャップや手応えを認識することができました。カテゴリが上がって将来世界選手権で対戦す
る事を考えると、遠い地にいるライバル達を普段から意識できる事で、日々の努力と成長に繋がる機会であったと感じ
ています。また上記に加えて、単独練習やミーティングにより課題を深掘りする時間や、日本と関連の深い企業の訪問
などもおこない、コート外でも多くの学びを得る時間となりました。これら全ての経験が、将来日本代表として世界で
活躍し、日本スポーツ界を引っ張る人材育成に繋がることを願っております。
 改めまして、貴重な経験の機会をご支援頂いている日本スポーツ振興センターならびに日本ハンドボール協会、選手・
スタッフを派遣頂いた所属の皆さまのご協力に対し、心より感謝申し上げます。引き続きNTA事業へのご理解とご支援を、
宜しくお願い申し上げます。