2月13日(金)から15日(日)にかけて、東京都・味の素ナショナルトレーニングセンターで、
2025年度JSPO公認コーチ3養成講習会専門科目講習会(昨年6月に続き、25年度内2回目)を開催しました。
公認コーチ3資格は、トップリーグ・実業団等でのコーチングスタッフとして、ブロック及び全国大会レベルのプレーヤー・チームに対して競技力向上を目的としたコーチングを行う方のための資格です。
猶予期間を経て、今年度から国民スポーツ大会、U-15ジュニアセレクトカップでは、出場するチームの役員に、このコーチ3以上の有資格者が必要となっています(JSPO公認コーチについては
こちら)。
今回の講習会では「目標設定とトレーニング計画の作成」・「どのようなコーチになりたいか、その理想をかなえるための具体的な行動とは」をテーマに、参加者は以下のような科目に取り組みました。
【概要】
・オンデマンド講義 競技の概要と戦術の発展、ゲームの構造と必要となる競技力、コーチの役割とコーチング能力の発達、発育発達を踏まえた一貫指導、フィジカルアビリティーとコンディショニング、ゲームの分析方法、競技規則の理解と試合における判定
・対面講義 スポーツインテグリティ
・対面実技 個人のスキルを高めるトレーニング、ゲーム能力を高めるトレーニング、ゴールキーパーのトレーニング、フィジカルトレーニング
個人のスキルを高めるトレーニング、ゲーム能力を高めるトレーニングは、
男子日本代表『彗星JAPAN』の
トニー・ジェローナ監督を招いて行いました。
・グループワーク 受講者は、「コーチング哲学」や「一貫指導」などについて検討し、それらに基づく「2対2におけるトレーニング」を実践するためにディスカッションを重ねました。
・自分のコーチングの振り返りと評価【受講者から提出された事後課題〜どのようなコーチになりたいか〜(一部抜粋)】
「私が目指すコーチ像は、子どもたちにとって『学びのあるコーチ』です。
小・中学生年代は、技術や戦術を身につける時期であると同時に、失敗との向き合い方や努力の意味、仲間との関係性など、人としての基盤が形成される重要な時期であると考えています。
そのため私は、単に技術を教える存在ではなく、子どもたちが安心して挑戦し、自ら考えながら成長できる環境をつくるコーチでありたいです」
「私のコーチング哲学は『ハンドボールに関わるすべての人が幸せになること』です。
これまでの指導者経験の中でずっと課題に感じていたことは「確かな指導力が不足している」ことでした。3日間の講習会を通して特に成長できたと感じたことが2つあります。
1つ目は『自らの指導者としての私の目指す人間性は間違っていなかったと再確認できたこと』、
2つ目は『育てたい能力にあった練習内容の考え方をイメージできるようになった』ということです。
1つ目のスポーツインテグリティの話の中で自分の指導者を想い出す場面がありました。私は過去に体罰を一度も受けたことがありません。私が人間性の師範として追い続けてきた恩師を振り返った時に、『この道で間違っていない』と再認識することができました。私も指導している子供達に恥じない姿を見せたいと強く思いました。
2つ目はトニーさんの練習から状況設定一つで全く違う力をつけることができるということがわかったことです。これらの経験から、私は『自分の指導で成長させたり、ハンドボールそのものを楽しみながら幸せにさせたりできるコーチ』になりたいと思いました」
【お礼】
今回の講習会は、日本女子体育大学ハンドボール部の選手の皆さんに、実技科目のデモンストレーターとしてご協力いただき、真剣に取り組んでいただきました。関係のみなさまに感謝申し上げます。