ニュース一覧

2025-04-22

デフハンドボール エキシビションマッチ開催


2025年4月19日(土)、東京都・ひがしんアリーナにて、東京2025デフリンピックの日本代表を目指す聴覚障害のある選手たちで構成された「Deaf Handballチーム」が、エキシビションマッチを行いました。
リーグH・ジークスター東京 vs 福井永平寺ブルーサンダーの前座試合として実施された本試合では、Deaf HandballチームがリーグH仕様の華やかな舞台で、東京都立小岩高校男子ハンドボール部と対戦しました。
選手たちは、観客席からのサインエール(デフリンピックに向けて開発された、手話をもとにした目に見える応援)を背に、力いっぱいのチャレンジを繰り広げました。


試合は、関東大会出場を目標に日々精進している小岩高校に、パス・キャッチミスや一瞬の判断の遅れを速攻につなげられ、序盤から追いかける展開となりました。
結果は12-19で敗戦となりましたが、定野巧選手らGK陣の活躍でダメージを食い止め、左腕ヒッター・大西康陽選手や、男子日本代表でパリ2024オリンピックでも活躍した安平光佑選手を思い起こさせる津村開選手らを軸に、最後まで粘り強い戦いを披露しました。


輝かしい舞台で貴重な経験を積んだ選手たちは、味の素ナショナルトレーニングセンターなどでのトレーニングを通じてさらなる強化を図り、東京2025デフリンピック(2025年11月開催予定/会場:駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場)を目指します。



Deaf Handballチーム・辻井隆伸キャプテン コメント
(音、声が)聞こえないなかでのコミュニケーションやパスのつなぎ方、動き方を、しっかり自分の形で出し、相手とも互角に渡り合いたいと試合に臨みました。結果は相手の強く、魅力ある攻撃を受け、及びませんでしたが、攻めも守りもできることは表現できたと思います。我々のチームがこのような環境で試合をしたのは初めて。幸せなことでした。