ニュース一覧

2025-08-28

【マッチレポート】日本、26-19で中国を退け決勝進出《女子ジュニアアジア選手権》

3大会ぶりにファイナルステージへ


ウズベキスタン・タシュケントで開催中の第18回女子ジュニア(U-20)ハンドボールアジア選手権。女子ジュニア日本代表は、8月27日(水)、準決勝で中国と対戦。試合開始からの連続得点で流れをつかんだ日本は、大型選手を揃える中国のOFをフットワークを活かしたDfで食い止め、終始、先手を取って試合を進め、26-19で勝利。2019年の第15回大会以来、3大会ぶりとなる決勝進出を果たしました。

試合展開

前半:中国の高さとパワーを食い止め、先手を取って試合を運ぶ
加藤真央(大阪体育大)のピヴォットからのシュート、中尾藍(大阪体育大)の7mTで連取発進した日本は、守ってもフットワークを活かし、積極的にプレッシャーをかけていくDFを披露。中国に1点を返されてからも北和香奈(武庫川女子大)のカットインシュート、木尾珠里奈(筑波大)、河上亜里沙(筑波大)の速攻と、3連取して3分過ぎ、5-1と序盤の主導権を握りました。

その後、シュートが思うように決まらなかったり、ミスが続きゴールを奪えず、その間、中国に連続得点を許す場面もあったものの、DFが大きく崩れることはなく、粘り強く試合を運び、16-12と4点リードで前半を折り返しました。

後半:DFの安定をベースに、危なげなく勝ち切る
後半開始直後もお互いテンポよく得点し、さらに得点ペースの上がった攻防になるかに思われましたが、日本はGK尾崎羽南(大阪体育大)のキーピングも光り、完全に中国の勢いを止め、18-15と3点リードの5分過ぎから7連取。14分25-15と10点リードを奪いました。

そこから日本も攻めあぐみ、9分間、無得点の時間帯が続いたものの、中国の反撃を力4せのミドルシュートなどが散発的に決まるだけで食い止め、主導権をガッチリとキープ。最後まで中国に大きな流れをつかませることなく試合を進め、26-19と7点差で勝利。攻撃面での課題は残ったものの、最後まで足がよく動いたDFが大きな勝因となりました。

Match MVP

北 和香奈(武庫川女子大):持ち前のスピードと巧みな位置取りで、相手の大型選手を揺さぶり、大事な試合の流れを引き寄せる立役者に

試合結果

日本 26(16-12, 10-7)19 中国


■ 得点者
北 和香奈(武庫川女子大)6点
中村 真心(大阪体育大)4点
中尾 藍(大阪体育大)4点
加藤 真央(大阪体育大)2点
木尾 珠里奈(筑波大)2点
河上 亜里沙(筑波大) 2点
齋藤 史歩(順天堂大) 2点
福田 舞希(東海大) 2点
阿部 楓(東海大)1点
安ケ平 優衣(国士舘大) 1点

次戦への展望

難敵・中国を下した日本は、3大会ぶりに決勝進出。チャイニーズタイペイとの準決勝に勝利した韓国とアジア女王の座をかけて戦います。

■ 今後のスケジュール(日本時間)
8月29日(金)22:00~ 決勝 vs韓国
試合はYouTubeで配信予定。
詳細スケジュールは大会ページを参照ください。

■ 応援を力に変えて
SNSでは「#ハンドボール日本代表」で応援メッセージを募集中!
若き日本代表の世界挑戦を、ぜひあなたの声で後押ししてください。