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2025-07-31
【大会総括レポート】女子ユース日本代表、大会連覇はならずも世界選手権への手ごたえつかむ
第11回女子ユース(U-18)アジア選手権 大会総括レポート
第11回女子ユース(U-18)アジア選手権に挑んだ女子ユース日本代表。目標に掲げた大会2連覇はあと一歩で達成できませんでしたが、地元の大声援を背にした中国とタイムアップ寸前まで渡り合うなど、貴重な経験を積んできました。
準備不足のハンデを全員で乗り越える
2023年7月、インドで開かれた第10回女子ユースアジア選手権で初優勝した自信、勢いをふくらませ、2024年8月、中国で開催された第10回IHF女子ユース世界選手権で、ベスト8入り(8位)を果たした先輩たちの後に続くことになった今回の代表選手たち。一昨年、昨年ともに新年度スタート後の5月から始動し、3回の強化合宿を経て、アジア選手権、世界選手権に臨んでいましたが、今回は選考を兼ねた第1回強化合宿が行われたのは6月下旬。セレクトされたメンバーによる7月の第2回強化合宿を経て、アジア選手権に向かうことになり、これまで以上に事前準備時間が限られた状態で本番突入となりました。
そうした事情もあり、7月18日、予選ラウンド初戦のイラン戦、19日のインド戦は、GK、CPともにベンチ入りメンバーを総動員し、雰囲気に慣れたり、チーム戦術を確認しながらの戦いで2連勝。3戦目の韓国戦を待たずして予選ラウンド・グループBの2位以上を確定させ、準決勝進出、そして、来年の第11回IHF女子ユース世界選手権への出場権をつかみ取りました。
軽快な進撃で2連覇に王手
7月21日の韓国戦からは、大会2連覇に向け、ギアを上げた戦いに突入しました。相手に流れを奪われた場面もありましたが、懸命に持ちこたえ、後半残り10分を切ってから、チームをリードする中筋海南選手(高岡向陵高)、槇野心美選手(大谷高)らによる連続得点で韓国を突き放し、3連勝でグループBを1位通過。
7月23日、決勝進出をかけたカザフスタンとの準決勝も、DFで相手の大型選手に手を焼いたり、OFで得点が止まる時間帯もありましたが、佐々木音杜選手(昭和学院高)、松浦優選手(高松商高)、新垣瑠唯選手(浦添高)のGKトリオが要所を締め、CPも13人全員が得点をマーク。39-24と15点差をつけて、ファイナルステージへと進みました。
懸命に粘るも最終局面で力尽き準優勝
7月26日、大会2連覇をかけた決勝の相手は、地元の中国。伝統の高さとパワーに機動力も兼ね備えた選手を揃えていたうえに、会場を埋めた観客からの大声援という、大きなアドバンテージも背にしている強敵です。日本としては、完全アウェイという厳しい中での戦いとなりました。
お互いの声やベンチからの声も大声援でかき消されてしまう中でプレーするのは、選手たちにとって初めての体験です。大きく、力強い相手ばかりでなく、さまざまな目に見えないプレッシャーの中での戦いとなり、序盤から先行する中国を追いかける展開となりました。
前半、後半ともに1度ずつ、4点ビハインドを背負う場面があり、重圧に包まれて一気に突き放されてもおかしくありませんでしたが、GK新垣選手がファインセーブでピンチを救ったり、後半だけで7本もの7mTをすべて決めた濵口りお選手(昭和学院高)や小気味いいプレーで得点源となった三浦陽奈選手(ルーテル学院高)らの活躍で諦めずに食らいつき、後半なかばには1点リードする場面もありました。
惜しくもそうしたチャンスで抜け出すことができず、残り2分を切ってから連続得点を許して力尽きましたが、苦しい場面でめげず、底力を発揮した選手たちは、その強さとともに、あふれる可能性を存分に示してくれました。
進化の可能性を感じさせた大会に
大会2連覇を達成することこそできませんでしたが、冒頭でも記したように、事前準備が極めて限られていたことを考えても、選手たちは最善を尽くした戦いを披露しました。来年の世界選手権に向けて、大型選手の高さ、パワーを肌で感じたり、完全アウェイの戦いを経験し、かつ、ひるむことなく戦い抜くなど、手ごたえ、収穫十分の大会となりました。キャプテンとしてチームを引っ張った中筋選手(今大会通算26得点)、ゲームをコントロールするとともに決め手にもなった三浦選手(同29得点)が大会ベストセブンに選出されています。
世界選手権でベスト8入りした前回のチームも含め、日本にとっては、世界の大型選手にどう立ち向かうかが、大きなテーマです。アジア制覇を逃がした悔しさを忘れず、大型選手との戦い方をマスターして、来年の世界選手権に向かいます。
監督・選手からのコメント
[張 素姫 監督コメント]
2連覇をかけた決勝の中国戦。相手の大きさや大歓声に包まれる完全アウェイの中での戦いはもちろん予測していましたが、選手たちがコートで体感する相手の大きさは、想定を上回るものでしたし、お互いの声も通らない中での戦いは、とても難しいものでした。
それでも、選手たちは諦めずにがんばり、最善を尽くして踏ん張ってくれました。2連覇は達成できませんでしたが、来年の世界選手権に向けて、大きな可能性を感じています。
中国戦だけでなく、大型選手に攻守ともに苦しめられたのは、昨年の世界選手権からの日本チームに課せられている課題です。今大会に向けても、大型選手に対するDFなどは、もう少しチームとして合わせる時間がほしかったところですが、私たちもできる限りの大型化を図りながら、世界の大型選手に慣れるためのトレーニングを積んでいきたいと思っています。
中国戦後、悔しくて涙にあふれる選手たちには『この悔しさを忘れず、世界選手権では中国を上回る順位に、そしてメダルを取りましょう』と伝えました。可能性に満ちた選手たちとともに、アウェイの厳しさなども乗り越えられる、より強いチームへと成長していきたいです。
[中筋 海南 キャプテンコメント]
大会2連覇を達成することができず、悔しい気持ちでいっぱいですが、アウェイの戦いで勝ち切るには、自分たちの力が足りなかったことも事実です。中国戦の後半、同点に追いつき、さらに1点リードした場面で一気に相手を引き離せなかったことも結果につながったと思います。
この悔しさを胸に刻みつつ、敗戦を引きずることなく前を向き、それぞれがレベルアップした状態で来年の世界選手権に挑みたいです。
世界の大型選手に負けない運動量やシュートの精度を高めていくとともに、日本の長所とされる速攻、スピードにもいっそう磨きをかけて、より強みにできるようにしていきたいです。
終わりに
再びアジアの頂点に立つことはできませんでしたが、来年の世界選手権に向けて、日本女子ユース代表は、貴重な経験を重ねました。
惜敗した決勝後、流した悔し涙も前進の力として、選手たち、スタッフは来年の世界選手権に向かっていきます。
大会期間中、温かいご声援をお寄せいただいたすべての皆様に心より感謝申し上げます。
大会の詳細な試合結果については、
大会結果ページ
をご確認ください。