女子日本代表「おりひめジャパン」の相澤菜月選手が所属するThüringer HC(ドイツ)が、欧州ハンドボール連盟(EHF)主催の「EHFヨーロピアンリーグ女子2024/25」において優勝を果たしました。
EHFヨーロピアンリーグは、ヨーロッパハンドボール連盟(EHF)が主催するヨーロッパのカップ戦の一つで、チャンピオンズリーグに次ぐ格を持つ大会です。各国の強豪クラブが出場し、レベルの高い戦いが繰り広げられます。
決勝は現地時間5月4日、オーストリア・グラーツにて行われ、Thüringer HCはデンマークのIkast Håndboldと対戦。前半をリードされる展開ながらも、試合終盤に逆転し、34対32の劇的な勝利で初優勝を飾りました。この試合で相澤選手は5得点を挙げるなど、勝利に大きく寄与しました。
この勝利により、相澤選手はEHFヨーロピアンリーグで日本人として初めて優勝の栄冠に輝きました。EHF主催大会での日本人選手の優勝は、2021-22シーズンに細江みづき選手(当時所属・Rocasa Gran Canaria・スペイン)がEHFヨーロピアンカップを制して以来、2人目の快挙です。
相澤選手はこれまでも世界選手権やアジア大会などで日本代表の中心選手として活躍しており、今回の優勝は日本女子ハンドボール界にとっても大きな成果となりました。
ヨーロッパの舞台で日本人選手が成し遂げた歴史的な勝利に心より祝意を表するとともに、今後のさらなる飛躍を期待しています。