<2011年8月 日本代表女子海外遠征 試合結果>

  

    2011.7/31(日)〜8月15日(月) フランス

■試合結果   8/3(水)   8/4(木)   8/9(火)   8/10(水)   8/11(木)
 
8/12(金) 8/13(土)
 
8/10-12のコンシュ・アン・ウシュ(Conches-en-Ouche)での3試合は、主催者側の計らいで「東日本大震災チャリティーマッチ」として下さり、観戦者の方々より多くの義援金を頂きました。
感謝申し上げます。


8/13(土) 場所:プティ・クロンヌ(Petit-Couronne)  

   日本代表  38 (20-11, 18-12) 23  アルジェリア代表

<戦評>
フランス遠征最終戦・7戦目の相手はアルジェリア代表。
アフリカ特有の柔軟な動きでオフェンスを組み立てるアルジェリア。センターの力強いステップワークが光るものの日本ディフェンスを崩すことができず、日本は組織的なディフェンスで守り速攻で点を重ねていく。14分過ぎ10−4となったところで相手チームがタイムアウトを要求。再開後も日本ペースは変わらず、相手のラフプレーによる退場をきっかけに点差を広げ20−11で前半を終える。
後半立ち上がりから前半同様、組織的にかつ機動力を活かした日本に対応できないアルジェリア。しかしメンバーをかえた日本は、相手バックプレー陣の強引な突破に受け身なり真ん中を突破され始める。しかし点差を縮めるにはいたらず38−23で試合終了。

<個人得点>
上町7点,藤井6点,山野・東濱・永田4点,石立・若松3点,
高橋・小野澤2点,黒木・植垣・早船1点



8/12(金) 場所:コンシュ・アン・ウシュ(Conches-en-Ouche)

   日本代表  44 (21-11, 23-18) 29  ISSY-PARIS(フランスリーグ1部)

<戦評>
フランス遠征6戦目はフランスリーグ1部ISSY-PARISとの対戦。
前半立ち上がり、185cmから190cmを超えるバックプレーヤー陣を3枚そろえる相手に対して、利き腕を徹底して守る日本。足を使ったディフェンスで相手のリズムを狂わせ、イージーミスを誘い出し速攻に繋げる理想的な点の取り方で、3分に5−1とリードする。相手はたまらずタイムアウトを要求するが、その後も日本が2連取して7−1とし、さらにリードを広げる。ここから日本にミスや退場が重なり1点差まで追い上げられるが、GK藤間のファインセーブもあり再び日本ペースに。連続得点を要所で決め前半を21−11で折り返す。
後半序盤は点の取り合いが続く緊迫した展開。そのような状況で、縦の突破に対して体をしっかりと入れて守る日本ディフェンス。すると徐々に日本ペースになり機動力を活かしたスピーディーな展開に相手ディフェンスはついていけない。失点をしてもクイックスタートですぐに奪い返す日本オフェンス陣。20分過ぎ、前半はベンチを温めていたフランス代表エースを出してきたが点差を縮めることはできず。逆に集中力を欠いた相手チームから点を量産する日本、結果44−29で終えた。終始日本ペースで展開でき、大きい選手に負けないコンタクト・間合いがとれた試合であった。

<個人得点>
藤井7,東濱6,高橋・若松5,黒木・小野澤4,石立・早船3,
上町・植垣2,山野・巻・永田1



8/11(木) 場所:コンシュ・アン・ウシュ(Conches-en-Ouche)

   日本代表  32 (19-12, 13-13) 25  NOISY(フランスリーグ2部) 

<戦評>
フランス遠征5戦目はフランスリーグ2部のNOISY。
試合序盤、相手左45度エースの力強いロングシュートが決まりペースを持っていかれ、5分1−3とリードを奪われる。しかしディフェンス陣が修正をし10分には8−5とリードを逆に奪う。相手チームがタイムアウトを要求し、再開後は一進一退の展開が続いたが、23分から相手チームが連続で退場している間に着実に得点を重ね前半を19−12で折り返す。
後半立ち上がり、藤井の連続得点で好調な滑り出しをした日本。ここで一気に突き放したかったが、無駄な退場が連続し徐々に点差を詰められ始める。前半同様に15分過ぎにメンバーを総入れ替えする相手チーム。20分過ぎには9点差あった点差を4点差まで縮められたが、ディフェンスでの粘りから相手ミスを誘い出し結果32−25で終えた。

<個人得点>
高橋・山野5,植垣・石立・永田4,黒木・藤井3,
上町2,若松・若泉1



8/10(水) 場所:コンシュ・アン・ウシュ(Conches-en-Ouche)

   日本代表  25 ( 9-16, 16-13) 29  LE HAVRE(フランスリーグ1部)

<戦評>
フランス遠征4戦目はフランスリーグ1部の強豪LE HAVREとの対戦。
前半立ち上がり、190cmを超える相手チームの長身選手がセンターからポストに移行しダブルポストで攻撃してくるのに対して、日本ディフェンスはポストにマークが集中しすぎて間が広くなりカットインを許す苦しい展開が続いた。何とか反撃したい日本だが、シュートチャンスは作るものの相手GKの好守に阻まれる。13分すぎ3−9となりここでタイムアウトを要求。タイムアウト後、リズムを掴みたい日本だったが、今度は退場が相次ぎリズムが掴めないまま前半を9−16で折り返す。
後半、ディフェンススタートの日本は足を使ってよく守ったが、オフェンスチャンスを3回連続でものにできず、相手にペースを奪われる。ここから相手オフェンス陣がスピードとパワーを使った展開をし始めると、日本ディフェンス陣は後手に回ってしまい10分過ぎに10−21と大きく点差を広げられる。15分過ぎ、相手チームのメンバーが替わると、ここから日本もようやくリズムを取り戻す。しかし、後半立ち上がりの失点がひびき25−29で終えた。

<個人得点>
上町8,石立・早船4,植垣・藤井2,
黒木・小野澤・山野・若松・永田1



◆8/9(火)

   日本代表  29 (15- 8, 14-13) 21  OCTEVILLE(フランスリーグ2部)

<戦評>
フランス遠征3戦目は、フランスリーグ2部OCTEVILLEとの対戦。
試合序盤、日本は相手の強引に突破するオフェンスに対して早めにアタックをしかけると、そこから相手のミスを誘い出し速攻につなげる理想的な展開に成功。中盤、オフェンスミスからの逆速攻や相手ポストの体重を活かした突破などで、相手にペースを奪われ嫌な時間帯が続いたが、GK藤間の活躍もあり前半を15−8で折り返す。
後半立ち上がり一進一退の攻防が続く中、10分過ぎ、連続で退場者を出してしまった日本。この不利な状況で24−20と4点差まで追い上げられたが、ここでディフェンス・オフェンス陣が踏ん張り、25分過ぎには29−20と大きく点差を広げ、結果29−21で終えた。
ディフェンスでの縦の突破に対する守り方に課題が出た試合となった。

<個人得点>
上町10,藤井・山野4,小野澤3,植垣・石立2,
黒木・巻・東濱・早船1



◆8/4(木)

   日本代表  34 (21- 8, 13-11) 19  イギリス代表)

<戦評>

フランス遠征2戦目は、昨日と同じイギリス代表。
前半、開始早々7人攻撃を仕掛けるイギリス代表に対して冷静に対応した日本ディフェンス。速攻で点を積み重ね、さらにセットオフェンスでも得意の機動力活かした攻撃で点差を広げる。中盤、日本の退場者が出る局面もあったがGKの踏ん張りもあり21−8と大きく点差をつけて折り返す。
後半立ち上がり、一進一退の攻防が続く中メンバーを入れ替えた日本は、随替わって入ったメンバーが随所に持ち味を出す。終始相手にペースを奪われることなく34−19で快勝した。


<個人得点>
上町11,早船・藤井4,植垣・山野3,小野澤・石立・永田2,
高橋・東濱・若泉1



◆8/3(水)

   日本代表  26 (13-17, 13-10) 27  イギリス代表)

<戦評>
フランス遠征初戦の相手は、来年オリンピックを控えるイギリス代表との試合。
前半立ち上がり、先制点をイギリスに奪われるものの、速い展開をする日本が優位に試合を進めペースを掴む。しかし中盤に差し掛かると、イージーミスを連発する日本に対してイギリスは速攻で一気に試合の主導権を奪い、前半を13−17のイギリスリードで折り返した。
後半立ち上がりに1点を取られ、5点差に広げられた日本だったが、ここでディフェンス陣が踏ん張り一進一退の攻防が続く。残り10分で1点差につめより、相手の退場もあり逆転したかった日本だったが、前半同様イージーミスが連続し、26−27でイギリス代表に敗退した。

<個人得点>
藤井6, 上町・東濱4,早船・小野澤3,高橋・石立2,若松・巻1


   


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