<2012年3月 日本代表男子海外遠征 試合結果>

  
    ◎2012ロンドンオリンピックIHF世界最終予選 直前合宿
      2012年3月20日(火)〜 デンマーク遠征

■試合結果   3/23(金)   3/24(土)   3/28(水)   3/31(土)   4/2(月)


◆4/2(月)

   日本代表  28 (11-13, 17-14) 27  GOG(デンマーク)

<戦評>
デンマーク・GOGとの対戦。
立ち上がり、大型GKに対してシュートミスが目立ち、6分までに2−5とリードされるが、門山・宮ア・小澤らの得点で16分には6―7と1点差に追いつく。その後、GK篠内・甲斐が要所で好セーブを見せるものの、両チームとも点の取り合いとなり前半を11−13で折り返す。
後半、末松・永島の連続得点で13−13の同点に追いつくが、逆転することができない。しかし、アグレッシブな6−0ディフェンスが機能し、武田・藤田・海道らがパスカットを積極的に狙い、相手の攻撃のリズムを崩す。残り10分を切り、武田・野村の連続速攻で24−24の同点に追いつくと、さらに藤田らの速攻で26−24と逆転。逃げ切って勝利したいところだが、3連続失点で26-27とまた逆転されてしまう。しかし残り90秒、海道のサイドシュートで同点。残り5秒で東長濱秀作のステップシュートが決まり28−27で勝利。本戦前、最後のトレーニングマッチで価値ある勝利を得た。


<個人得点>
宮ア:5点,海道・野村:4点,末松・高智:3点,永島・小澤:2点
武田・藤田・東長濱秀作・門山・東長濱秀希:1点


 

 

◆3/31(土)

   日本代表  28 (13-14, 15-12) 26  グリーンランド代表

<戦評>
グリーンランド代表とのトレーニングマッチ。
序盤、シュートミスから逆速攻での失点が多く、15分までに8−12とリードされるが、豊田・末松らの7mスローでの3連続得点で11−12。その後、相手が退場する間に宮アが得点。さらにGK甲斐の連続セーブでピンチを凌ぎ、前半を13−14で折り返す。
後半、豊田のパスカットから海道が速攻を決め同点。後半から変わって入ったGK篠内の好セーブから永島・藤田・高智と3連続速攻で加点。その後もディフェンスの連携がうまくいき、20分までに24−19とリードする。その後、安易なプレーからリズムを崩し、連続失点するがリードを守り切り28―26で試合終了。ディフェンスの連携を残りのトレーニングでさらにレベルアップして本戦に臨みたい。

<個人得点>
末松:6点,宮ア:5点,豊田・野村:3点,海道・東長濱秀作2点,
高智・武田・永島・富田・藤田・東長濱秀希・門山:1点



◆3/28(水)

   日本代表  23 (11-17, 12-16) 33  Mors(デンマーク)

<戦評>
デンマークMorsとの対戦。
立ち上がり、富田・野村らの速攻で得点するもののディフェンス6−0システムのマークミスなどから広くなったスペースを狙われ、10分過ぎに3−8とリードされる。中盤以降、宮ア・小澤らが得点するが、立ち上がりの失点が響き
前半を11−17で折り返す。
後半、メンバーを入れ替え、様々なコンビを試す。オフェンスでは東長濱秀作の組み立てから高智・末松らの得点で点差を縮めようとする。しかし、ディフェンスで過敏な反応からマークがダブり、失点してしまうケースが多く点差が縮まらない。さらに日本のテクニカルミスを速攻につなげられ失点。23−33で試合が終了。オフェンスではプラスワンの状況を作るのに得点できず、ディフェンスではパッシブ直前まで守っているのに失点するなど、「ワンプレーの集中」が引き続き課題であろう。この、あと少しの差を残りの期間で埋めたい

<個人得点>
末松・宮ア・東長濱秀作:4点, 野村:3点, 小澤・高智・豊田:2点,
岸川・富田:1点



◆3/24(土)

   日本代表  32 (13-14, 19-18) 32  Arhus(デンマーク)

<戦評>
デンマークArhusとの対戦。
前半、オフェンスは東長濱秀作の組み立てから門山らが得点するが、シュートミスなどからの逆速攻での失点が多く、なかなかリズムに乗れない。しかし、セットディフェンスではベテラン永島を中心とした6−0が機能する。20分過ぎに10−13とリードされるが豊田の連続速攻が決まり前半を13−14で折り返す。
後半立ち上がり、末松・豊田らの得点で16−14と逆転。さらに宮ア・海道らの得点で20−17とリードする。中盤以降、ディフェンスの足が止まり、ディフェンスの間が広くなってしまうとカットイン・ミドルなど5連続失点で22−24と逆転されてしまうが、クイックスタートから富田のポスト、キャプテン武田の速攻などで27−25と再び逆転。その後、1点を争う流れになるが32−32で試合終了。オフェンスでの共通理解をさらに深め、本番に臨みたい。

<個人得点>
豊田・宮ア:6点, 末松・門山:4点, 高智・東長濱秀作:3点
海道・富田:2点, 小澤・武田:1点




◆3/23(金)

   日本代表  27 (15-16, 12-14) 30  Kolding(デンマーク)

<戦評>
デンマークKoldigとの対戦。
前半、日本は直前の強化合宿でトレーニングしてきた4−2ディフェンスで試合に臨み、アグレッシブな動きから海道らのパスカットなどで得点。途中、フリースローを受けてしまい失点する場面もあったが、16分過ぎまでは8−8の同点。20分過ぎ、相手もトレーニングの一環として7人攻撃を仕掛け、角度の広いサイドシュートで加点。オフェンスでは高智のフィジカルを活かしたプレーや宮アらの早いステップワークから得点し前半を15−16で折り返す。
後半はディフェンスシステムを6−0とするが、マークミスなどからポストシュートの連続失点があり、15分までに18−24とリードされてしまう。さらに連続失点で18−26と8点差をつけられるが、相手の退場を機に藤田のポスト、高智・豊田・海道・末松らの7連続得点で25−26と1点差まで詰め寄る。この間のディフェンスもよく足が動き、守って速攻で得点する日本の形が見える。何とか追いつきたい日本だったが、時間が足りず27−30で試合終了。世界最終予選に向け、磨くところが明確になった試合だった。

<個人得点>
高智:5点, 豊田・宮ア:4点, 野村:3点,
小澤・富田・藤田・東長濱秀希:2点, 末松・海道・門山:1点

  


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