<2010年12月 日本代表女子海外遠征 試合結果>
2010年11月30日(火)〜12月8日(水) 海外遠征(ロシア)
■試合結果 12/1(水) 12/2(木) 12/3(金) 12/5(日) 12/6(月)
日本代表 32 (15-16, 17-17) 33 ZVEZDA (ロシア)
<戦評>
ロシア遠征8戦目は一度対戦したZVEZDASとの対戦。
2度目の対戦もあり、落ち着いて試合に入れた日本は速い展開でノーマークを作り点数を重ねていく。相手チームもロシア特有の強引な突破で日本ディフェンスを崩し、フィジカルの強さを活かし得点。一進一退の攻防が続く。日本は何度か突き放すチャンスがあったが決め手にかき、逆に速攻で簡単に得点を許し15−16で前半を終える。
後半、すぐに同点・逆転に成功するが、2点差をつけることができないもどかしい時間帯が続く。そんな中、出番の少なかった横嶋の活躍でなんとか食らいつく日本ではあったが、相手GKの堅守もあり32−33で試合終了。
<個人得点>
藤井9, 横嶋7, 東濱5, 高橋4, 植垣3,
新城・中村・石立・若松1
日本代表 27 (10-19, 17-18) 37 RUSSIA (ロシア)
<戦評>
ロシア遠征7戦目は世界チャンピオンロシアチームとの対戦。ヨーロッパ選手権を間近にひかえる状況の中、フルメンバーで挑んできた。
試合序盤、日本ディフェンス陣が積極的にアタックをしかけロシアオフェンス陣のミスを誘発させ、理想的な展開となる。しかしオフェンスで決め手をかき、相手の速攻につながれ徐々にロシアペースとなり前半10−19で折り返す。
後半に入ると、日本は大きく展開しポスト・サイドへ攻撃を散らし始め、ロシアディフェンスを崩し始める。しかしロシアも負けじと速攻やクイックスタートで速い展開に持ち込み点数を重ねていき、なかなか点差はつまらず、27−37で試合終了となった。
<個人得点>
藤井9, 中村8, 植垣4, 高橋・新城2, 東濱・若松1
日本代表 16 ( 9-10, 7- 6) 16 RUSSIA 92(ロシア)
<戦評>
ロシア遠征6戦目はロシアジュニアチームとの対戦。
ジュニアチームとはいえ身長180cmを超える選手が多数おり、その体格を活かしたプレースタイルはシニアと変わりなく、試合序盤から日本ディフェンス陣を強引な突破で切り崩し、得点を稼いでいく。しかしここでGK藤間がファインセーブを連発し、ロシアに流れを渡さず一進一退の攻防が続き9−10で前半を終える。
後半に入ると、日本オフェンス陣の機動力が機能し始め、藤井・東濱の活躍もあり10分過ぎ2点差をつけリードする。ここで突き放したい日本だが、イージーなテクニカルミスが出てしまいロシアに流れを渡してしまう。終盤、日本は何度も同点から逆転するチャンスがあったが勝負所での1点が遠く、16−16の同点で終える。
<個人得点>
藤井8, 東濱3, 植垣・中村2, 若松1
日本代表 14 ( 8-13, 6-11) 24 LADA(ロシア)
<戦評>
ロシア遠征5戦目はロシアリーグ強豪チームLADAとの対戦。
立ち上がりからLADAの突破を止めれない日本ディフェンス陣。オフェンスも単調なミスが相次ぎペースが掴めない状態となる。中盤すぎ、ようやく日本の機動力が発揮しだし前半を8-13で終える。
後半に入ると相手チーム9番の巧みなゲームコントロールで翻弄されると、強引にくる1対1を止めることができず、点差だけが離れる展開となり14−24と10点差で試合終了。単調なミスもあったが、新たなチャレンジを試みての失敗もあった試合内容であった。
<個人得点>
藤井4, 高橋3, 新城・中村・東濱2, 早船1
日本代表 27 (12- 7, 15- 8) 15 VIKTORYA-REGIA BGUFK(ベラルーシ)
<戦評>
ロシア遠征4戦目はベラルーシのVIKTORYAとの対戦。
日本はオフェンスシステムを元に戻し、序盤から素早い展開で植垣の豪快なシュートにつなげる。課題であったポストへの展開も中村がいい動きでパスをもらい点につなげる理想的な試合運びとなり、前半を12−7で終える。
後半に入っても終始日本のペースで進み、今まで出番の少なかった塩田の活躍もあり27−15で試合を終えた。
<個人得点>
藤井5, 高橋・早船4, 植垣・中村・石立3, 若松2,
東濱・横嶋・塩田1
日本代表 18 ( 5- 6, 13-10) 16 ASTRAHANOCHKA(ロシア)
<戦評>
ロシア遠征3戦目はロシアリーグASTRAHANOCHKAとの対戦。
昨日2戦目同様のオフェンススタイルで挑んだ日本は、試合序盤から攻撃のリズムが噛合わずなかなかリズムがつかめない状態が終始続く。しかし相手も日本がリズムを掴めない中ミスを多発し締まらない試合展開となり前半5−6で折り返す。
後半に入るとようやくダブルポストが機能し始め得点を重ね、3点差を行ったり来たりする展開となる。試合終盤、早船の要所を締める活躍もあり18−16で勝利した。
まだ、オフェンスでの戦術理解が低く、ミスを恐れずチャレンジしてほしい内容であった。
<個人得点>
新城・早船4, 中村・藤井3, 植垣・巻・東濱・横嶋1
日本代表 17 (10-12, 7-18) 30 ZVEZDA(ロシア)
<戦評>
ロシア遠征2戦目はロシアリーグ強豪チームZVEZDASとの対戦。
初戦とは違うオフェンスシステムで試合に挑んだ日本は、ダブルポストでチャンスを作る作戦で試みるものの、相手チームの大きさになかなか思うような展開にならない。逆にディフェンスでは強引な突破に対し受身になってしまい退場する悪いながれのまま、前半を10−12で終える。
後半に入ると、単純なミスから速攻につなげられ5分過ぎ10−15とリード広げられてしまう。なんとか挽回しようとするオフェンス陣ではあったが、相手の圧力に後手にまわってしまいペースがつかめないまま17−30で負けた。大型チームへの対策として乗り込んだ遠征に対し、あまりにもパフォーマンスが低い内容であった。
<個人得点>
植垣・藤井4, 高橋・中村・横嶋2, 新城・若松・早船1
日本代表 24 (14-12, 10- 9) 21 LUCH(ロシア)
<戦評>
ロシア遠征初戦はLUCHとの対戦。
試合序盤、日本は速い展開から藤井・植垣らの得点で好調に点を決めていくのに対し、相手チームは体格を活かしたパワープレーで応戦、前半を14−12で終える。
後半、日本はミスが連続し5分過ぎ逆転を許す。しかし、ここでディフェンスが機能し、相手のミスを誘い速攻につなげる理想的な展開で12分過ぎ逆転に成功する。相手の退場にも助けられ24−21で勝利した。(試合は20分ハーフ)
<個人得点>
藤井8, 新城4, 植垣3, 中村・東濱・塩田2,
横嶋・若松・早船1