<日本代表男子海外遠征(フランス) 試合結果>

  

    2010年1月28日(木)〜2月3日(水)

■試合結果   1/29(金)   1/30(土)   1/31(日)
   
2/2(火) 2/4(木)


◆2/4(木)

   日本代表 33 (16-14, 17-16) 30 レバノン代表

<戦評>
立ち上がり、猪妻のサイドシュートで先制すると10分までに宮ア・富田・武田らの得点で6−3とリードする。中盤、豊田・永島らの得点で加点するが、レバノンも左利きのエースを中心に得点し25分で14−12と一進一退の攻防を続ける。27分、ミスから連続失点で14−14の同点に追いつかれるが残り2分、宮アのミドルシュート・武田の速攻が決まり16−14の2点差で折り返す。
後半、一歩抜け出したい日本だが、点差を広げるチャンスにミスが発生し、10分で20−19の1点差とされる。その後も何度かあるチャンスを活かすことができず、ついに20分に25−26と逆転されてしまう。しかし、そこから粘りを見せる日本は東長濱・永島・野村の連続得点で28−26と再び逆転すると、24分に退場者を出す劣勢の状況でも末松が冷静にカットインを決め29−26とする。試合終了間際にも門山がカットインを決め33−30で勝利した。
明日からのアジア選手権では厳しい戦いが続くが、JAPANとして日本人の誇りを持って戦っていきたいと思う。

<個人得点>
宮崎8,武田・猪妻・東長濱4,豊田・永島3,
末松・富田・野村2,門山1





◆2/2(火)

   日本代表  27 (16-15, 11-15) 30 アルジェリア代表

<戦評>
アジア選手権 直前フランス遠征での最終テストマッチ。今遠征、2回目の対戦となる。何としても勝利してレバノンに乗り込みたい日本。
立ち上がり、Algeriaに先制を許し8分まで2−6とリードを許す。9分、猪妻がサイドシュートを決めると富田・武田の連続ゴールで5−6の1点差に。ディフェンスではGK高木が連続セーブで盛り上げると20分に末松・東長濱・前田の3連続得点で12−10と逆転する。さらに宮アらが加点し、前半を16−15で折り返す
後半開始直後、2連続失点で16−17とされるが、豊田のサイド末松の速攻で18−17と逆転すると、GK坪根を中心としたディフェンスでAlgeriaのセットオフェンスのミスを誘う。そこから信太らの連続速攻が決まり9分で21−19。猛攻をかけたい日本だが、そこから5分間 得点が決まらずに21−23とまたも逆転されてしまう。残り10分宮ア・豊田の連続得点で23−23の再び同点に追いつくが、日本は退場者を出してしまうと、テクニカルミスが続き5連続失点で23−28。その後、豊田・宮アの得点で追いつこうとするが27−30で試合終了。フランスでの最後を勝利することができなかった。
テストマッチの最終戦はレバノン代表との一戦が予定されている。ここで勝利し、選手権に勢いをつけて臨みたい。

<個人得点>
宮崎6,豊田・末松4,信太・東長濱3、富田・武田2,
前田・猪妻・野村1





◆1/31(日)

   日本代表  26 (11-13, 15-20) 33 U.S.IVRY

<戦評>
IVRYとの対戦。(2007年フランスリーグチャンピオン)
宮アのカットインから得た7mスローを末松が冷静に決め日本が先制すると、GK坪根のセーブから宮アがカットインを決めるなど強豪相手に15分まで5−5と互角の戦いを見せる。18分過ぎ、2mを超える選手にミドルシュートを決められるなど連続失点で6−8とリードされるが、日本は速いパス回しと速攻で末松・武田がゴールし8−9。交代して入ったGK高木も好セーブを見せ、25分に永島・野村の連続ゴールで11−10と逆転に成功。このまま前半を終えたいところだったが、ミスから失点を許し11−13の2点ビハインドで折り返す。
後半、信太・猪妻・宮アらの得点で17-17の同点に追いつく。勢いに乗りたい日本だが、要所でミスから失点が続き、逆転することができない。中盤もミスからの失点でジワジワと点差が離れていき、18分、23−27とされてしまう。その後も単調となった攻撃のシュートミスから逆速攻を許すなど8分間無得点に抑えられ、26−33で敗れた。フランスに入り3連戦と疲労がピークに達している感もあるが本戦に向け“JAPAN”のチーム力を高めて戦っていきたい。

<個人得点>
末松・宮崎5,富田・武田・猪妻3,信太・東長濱2,
前田、永島、野村1





◆1/30(土)

   日本代表  40 (17-14, 23-14) 28 UAE代表

<戦評>
中東・UAEとの対戦。
試合開始から日本は速いパス回しと速攻で得点し、開始7分で門山・宮崎・富田らの得点で6−2とリードする。ディフェンスではGK松村を中心とした連携でUAEの攻撃を阻止、7mスローではGK坪根がシャットアウト。17分までに東長濱らの得点で12−6とリードを広げる。しかし、ここからUAEのラフなプレーやオーバーアクションが目立ちだし、速攻でシュートを狙いに行った門山が腕をひっかけられ負傷退場してしまう。さらにディフェンスでも退場が続き、3連続失点するなど点差を詰められ17−14で前半を折り返す。
後半も立ち上がりから不可解なジャッジで退場者を出すなか末松・永島・猪妻らの連続得点で22−15とリードを広げる。さらにスタミナの切れてきたUAEに対して、GK高木が好セーブを連発。オフェンスも攻撃の手を休めることなく、武田・野村らのシュートで加点。終盤には信太・前田の連続速攻が決まり40−28で勝利した。退場者が9人もでる、荒れた試合となったが、本戦前に中東のイメージを確認することができた大事な一戦となった。
今後は退場者が出たときの戦い方を再確認し、戦っていく。

<個人得点>
宮崎8,武田7,前田5,猪妻4,信太、東長濱3
末松、富田、永島、門山、野村2





◆1/29(金)

   日本代表  25 (12-13, 13-14) 27 アルジェリア代表

<戦評>
アジア選手権 直前フランス遠征。
中東対策として夏の遠征でも対戦したAlgeria。
立ち上がり、門山のカットインで先制すると、野村・末松・門山らのディフェンスの間を積極的に狙う攻撃で3連続得点し、4−2とする。スイッチディフェンスの確認も含め、常に一人が前に出るよう足を動かし相手のミスを誘う。10分までに武田のミドル、猪妻のサイドで6−3。その後も、東長濱・岸川・信太の3連続得点などで21分に12−9とする。さらにリードを広げたい日本だが、そこから攻撃で連続ミスが続き、8分間無得点で前半を12−13で折り返す。
後半、武田のミドルで13−13と同点にすると、一進一退の攻防で11分まで18−18の同点。一歩抜け出したい日本だが速攻でのミスから失点し、19−22と再びリードされてしまう。GK高木の好セーブなどで何とか食らいつき、残り5分前田・猪妻の得点で24−25と1点差まで詰め寄る。さらに末松らが得点するが追い付くには時間が足りず、25−27の2点差で敗れた。
敗戦したが、アジア選手権に向け、ディフェンス・オフェンスのチェックができた。明日以降の試合でもコンビネーション等のチェックをし、万全の状態で選手権に臨みたい。

<個人得点>
門山5,武田4,岸川・猪妻・野村3、
前田・末松2,富田・信太・東長濱1


   


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