＜日本代表男子　海外遠征（デンマーク）試合結果＞

　　　　1/7（水）　，　1/8（木）　，　1/9（金）　，　1/12（月）　，　1/13（火）　，　1/15（木）

◆1/15（木）
　　日　本　　　36 (16-16, 20-17) 33　　　GOG（ゲーオーゲー）

＜戦評＞ 　デンマーク遠征・第6戦、最終戦の相手はGOG。スウェーデン代表や元デンマーク代表などを擁する強豪チーム。 　宮�ｱのカットインで先制点を奪うと、両チームとも早いパスワークで試合を展開し、開始6分で６−６の同点。8分にはＯＦミスから３連続失点で6-9とされてしまう。さらに宮�ｱ・内田のミドルなどで加点するが、15分過ぎに再び3連続失点で９−１３とされる。しかし、岩永・末松らの速攻で１２−１３とすると、ディフェンスから速攻での得点でリズムをつかみ前半を１６−１６の同点で折り返す。 　後半も1点を争う試合展開のなか、２４−２４の同点の場面から門山が2連続ゴールを決め２６−２４と２点リード。19分に２７−２７の同点に追いつかれるもの、再び門山の2連続ゴールで２９−２７と2点差をキープ。その後も日本ディフェンスがGOGの攻撃をしのぎ、オフェンスでは鶴谷・末松が速攻・ミドルシュートなどを決め３６−３３で勝利した。 　デンマークのトップクラブを相手に価値ある勝利となり、ロンドンオリンピックに向け、幸先の良いスタートがきれた。 ＜得点＞ 末松・宮�ｱ８，門山６，鶴谷５，岩永・猪妻２， 高智・富田・武田・香川・内田１

◆1/13（火）
　　日　本　　　31 (12-19, 19-18) 37　　　Kolding（コールディング）

＜戦評＞ 　デンマーク遠征・第5戦、今日対戦するチームは1997年の熊本世界選手権でスウェーデンチームのポストとして活躍されたシルベドソン氏が監督をしているKolding。スウェーデン代表やボスニア代表、元スペイン代表選手などを擁する強豪チーム。 　立ち上がり、日本はシュートミスなどからKoldingに連続速攻を許し０−３とされる。オフェンスではKoldingの高い６−０ディフェンスに対し、なかなかリズムをつかむことができず、１２分には４連続失点で５-１３とリードされてしまう。その後は高智・富田らの得点、末松の連続得点などで加点するものの立ち上がりの失点がひびき、前半を１２−１９で折り返す。 　後半、継続してディフェンスでリズムをつかみたい日本は、疲れが見え始めた相手に対し、宮�ｱ・門山・香川の連続得点で１７-２２の５点差。さらに点差を縮めたい日本だが、退場者を出す間の失点で１７−２５と点差を広げられる。残り１０分を切り、岸川のミドルや末松の連続得点で３０−３４と４点差まで追い上げる。さらにＧＫ志水も連続セーブでディフェンスを鼓舞し逆転のチャンスをつかみかけるが、フィニッシュのシュートが決まらず３１-３７でタイムアップ。チャンスはあったが、シュートミスが目立つ試合となった。 ＜得点＞ 末松７，宮�ｱ６，岸川４，高智３，武田・武藤・門山・崎前２， 富田・香川・内田１

◆1/12（月）
　　日　本　　　30 (17-16, 13-11) 27　　　Fredericia（フレデルシア）

＜戦評＞ 　デンマーク遠征・第4戦、今日からエリートリーグ（トップリーグ）との対戦。序盤、両チームとも６−０のディフェンスシステムでの攻防。 　開始2分、門山の得点で３−３の同点にすると岸川・猪妻と連続得点で５−３とする。8分過ぎにＧＫ松村が７ｍスローを阻止しチームを盛り上げるが、オフェンスミスから３連続速攻で失点し７−８と逆転されてしまう。しかし、１４分に岸川のミドル、門山の速攻、末松の７ｍスローと３連続得点で１１-９と逆転。その後も富田のポストや崎前のサイドなどで加点し、前半を１７−１６で折り返す。 　後半、宮�ｱのゴールで１９−１７とするがここでもミスから速攻を許し１９−２１とまたも逆転されてしまう。しかしＧＫ松村・志水を中心に日本のＤＦが奮起し、約９分間相手の得点を無失点に抑える。その間に宮�ｱ・武藤らの得点で２２−２１と再逆転。その後は両チームとも１点を争う展開となるが、２４分に２７−２６と日本が１点リードすると、２６分から末松・崎前・高智の３連続得点で３０−２６。試合終了間際に１点返されるが３０−２７で勝利。オフェンスミスから逆速攻での失点が多かったが、エリートリーグのチーム相手に価値ある勝利となった。しっかりと現状を把握し、今後の課題として次の試合に臨みたい。 ＜得点＞ 宮�ｱ・岸川５，末松４，富田・猪妻・崎前３，門山２， 高智・岩永・武藤・河瀬・香川１

◆1/9（金）
　　日　本　　　33 (14-16, 19-16) 32　　　Odder（オッダー）

＜戦評＞ 　デンマーク遠征の第3戦、１部リーグの　Odder戦。 今遠征、絶好調の宮�ｱがミドルシュートを決め先制点を上げる。立ち上がりからＧＫ松村が連続セーブでチームを盛り上げリズムに乗るかと思われたが、Odderも8番の選手を中心にクイックスタートなど素早い展開で攻撃を仕掛け、15分までは８−８と互角の戦いとなる。16分に鶴谷がミドルを決め９−８とするが、日本はシュートミスから3連続失点で９−１１と逆転される。21分、高智・香川の2連続速攻で１１−１１の同点に追いつくとさらに猪妻のサイドシュートで１２−１１と再び逆転する。しかし、香川が退場の間に2連続失点で１３−１５とされてしまう。残り1分、猪妻が速攻を決め1点差とするが、前半終了間際に60番にミドルを決められ、１４−１６と2点ビハインドで折り返す。 　後半2分過ぎ、日本は3人の退場者を出す劣勢のなか、崎前・内田がミドルを決め、点差を広げられないよう我慢の時間が続く。11分、ＧＫ松村・東の堅守もあり、ようやく香川の7mスローで２２−２２の同点に追いつく。さらに15分、またも日本は退場者を出すが武藤がアグレッシブなディフェンスからパスカットし、それを一人で速攻に持ち込み２５−２４と逆転に成功。その後は猪妻・岸川・富田らの得点で加点。最後はOdderの反撃をしのぎ、３３−３２と1点差で勝利。完全にアウェイの雰囲気のなか、価値ある勝利となった。 ＜得点＞ 宮�ｱ６，岸川・香川・猪妻・崎前４，門山３，武藤・内田２， 鶴谷・高智・富田・河瀬１

◆1/8（木）
　　日　本　　　32 (15- 8, 17-15) 23　　　Ｉｋａｓｔ（イカスト）

＜戦評＞ 　デンマーク遠征の第2戦、１部リーグの　Ｉｋａｓｔ戦。2ｍの選手が1名おり、初戦の相手よりは格上との対戦。午前中にトレーニングした６−０のディフェンスシステムの確認を踏まえた試合。 　開始直後からディフェンスが機能し、日本が流れをつかむ。5分、高智がカットインを決めると、宮�ｱ・武田・猪妻など5連続得点で７−２とリードする。中盤も相手のミスを速攻につなぎ、宮�ｱ・門山が得点。前半残り5分を切り、１０−７と3点差まで詰められるが岩永・武藤・香川などの連続得点で加点し、前半を１５−８で折り返す。 　後半も６−０のディフェンスシステムを継続し、疲れの見えるＩｋａｓｔに対し日本は岸川の速攻など足を使った攻撃で得点を重ね、点差を広げる。ＧＫ東の好守もあり、１２分に２３−１３と１０点差をつける。その後も、日本はメンバーチェンジを繰り返し、常に足を使ったディフェンス・オフェンスで相手を翻弄し、３２−２３で勝利。システムの中で、個々の技術が光った好ゲームだった。 ＜得点＞ 宮�ｱ８，香川５，武藤４，高智・岩永３，武田・岸川・猪妻・門山２，崎前１

◆1/7（水）
　　日　本　　　32 (15-16, 17-11) 27　　　Skanderborg（スキャンデボリ）

＜戦評＞ 　デンマーク遠征の初戦、１部リーグの中軸・Skanderborg戦。 相手の選手は日本とほぼ互角の体型である。試合開始早々、宮�ｱの連続ミドルシュート、クイックスタートから高智のミドルシュートなどで得点。ディフェンスは武田−富田の縦のラインを使った3-2-1。スキャンデボリはバックプレーヤーのミドルシュートやカットイン等で得点。9分過ぎまでは８−８と互角の戦いをする。15分過ぎにサイドからの連続失点などで１０−１２とリードされるが河瀬のポストシュート・香川の7mスローで１２−１２とし、再び同点に追いつくもののミスからの失点が続き前半は１５−１６と1点ビハインドで折り返す。 　後半、日本がディフェンスシステムを６−０へ変更し、リズムをつかむと4分に、宮�ｱ・猪妻の連続得点。9分過ぎには宮崎・武田など5連続得点で２４−１９。前半、ディフェンスとの連携が取れなかったＧＫ志水・松村も本来のキーピングを取り戻し失点を抑える。試合終了間際には鶴谷−崎前のスカイプレーも決まり３２−２７で勝利した。 ＜得点＞ 宮�ｱ１１，高智４，河瀬３，武田・岸川・武藤・香川・門山・崎前２， 富田・猪妻１