<日本代表男子U-21フランス合宿試合結果>

2006年2月19日(日)〜3月3日(金)フランス遠征  3月1日  2月28日  2月24日  2月23日  2月22日  2月21日

3月1日(水)

日本代表 32 (19-19, 13-14) 33 selestat
戦評
 フランス遠征最終戦。午前中のミーティングと練習でゲームに向けての課題を最終確認し臨んだ。対戦チームはD1(1部リーグ)とN2(4部リーグ)のチームを持つselestat(スターティングメンバーには、D1の選手3名とN2の選手4名)。
 ゲーム開始とともに3連取された日本であったが、東長濱のステップシュート、松ものサイドシュートで2−3とする。その後も相手の右バックプレーヤー(201cm)の好打点のロングシュートに苦しみ失点を重ねるが、日本も熊谷を中心とするDFからの速攻で加点し、前半を19−19と折り返す。
 後半は一進一退の攻防が続き、日本は染谷の速攻や棚原のミドル、カットインで残り10分28−27と逆転する。が、selestatの粘り強いオフェンスに残り5分で3失点し29分10秒32−33と逆転される。日本はタイムアウトを取り、最後のオフェンスに臨むが、プレスDFに阻止されタイムアップとなった。日本は全員出場で好守の課題の成果が現れたゲームであった。D1、N2の混成チームに60分間通して健闘した。約200人の観衆から大きな拍手を送られ最終戦を終えた。
個人得点 前半 後半 合計
田中GK
甲斐GK
内田GK
太田
小川
染谷
熊谷
野村
谷村
石戸
森田
棚原
東長濱
石川
生川
松本
小室
信太
合計 19 13 32

2月28日(火)

日本代表 23 (13-20, 10-16) 36 WITTELSHEIM
戦評
 序盤戦(4連戦)を終え、2日間それぞれの課題克服のために練習を行い臨んだ試合であった。相手は右バックプレーヤーにポーランドのナショナル選手を補強しているD2(2部リーグ)のWITTELSHEIM。再度徹底した中央からのロングシュートに対するDF(アタック&パスコースの制限)が機能したが、右バックプレーヤー(左利き)の12mからのシュートに失点が続く。が日本も東長濱のロングや石川のカットインで得点し前半10分で7−6とリードした。しかし、固い5−1DFを崩せず、ミスからの速攻で逆転され前半を13−20で折り返した。
 後半、棚原のロング染谷の速攻で2連取し15−20と追い上げる。しかし要所での右バックプレーヤーの11-20mくらいからのロングシュートや速攻で加点され23−36と大きく点差をつけられ終了した。
 60分間通して前でアタックするDFは継続できたが、分かっていても力で押し切られる場面が多かった。また、課題であった5人(相手1人退場)の攻めも効率よく出来ずに終わった。明日の練習で修正し、ラストゲームに臨みたい。
個人得点 前半 後半 合計
田中GK
甲斐GK
内田GK
太田
小川
染谷
熊谷
野村
谷村
石戸
森田
棚原
東長濱
石川
生川
松本
小室
信太
合計 13 10 23

2月24日(金)

日本代表 31 (18- 9, 13-17) 26 COLMAR
戦評
 前半スタートから好調。谷村から生川への見事なポストパスで先取点。その後谷村のロングシュートで2連取した。セットDFでは午前の練習で徹底した中央でのアタックが機能し10分で11−6、20分で15−7と優位に展開した。GK内田の好セーブも多く、そこからの松本、石川の速攻で加点し前半を18−9で折り返した。
 後半は奮起したCOLMARに押される展開となり、10分で20−15と追い上げられるが、U21も安定したセットDFからの速攻をポイントで決め引き離す。15分から棚原のロング、谷村のカットインで連取し、更に野村のナイスカット(インターセプト)からの速攻で7点差とした。COLMARもサイドシュート、ポストプレイで応戦するが、60分を通して安定したDFを見せたU21が31−26で勝利した。観客(150人)からも大きな拍手が送られた。
 4試合目にして初勝利。ヨーロッパの激しいDFに慣れ、逆に同様のアグレッシブなDFをすることが出来た成果ある試合であった。
個人得点 前半 後半 合計
田中GK
甲斐GK
内田GK
太田
小川
染谷
熊谷
野村
谷村
石戸
森田
棚原
東長濱
石川
生川
松本
小室
信太
合計 18 13 31

2月23日(木)

日本代表 29 (15-16, 14-14) 30 LA ROBERTSAU
戦評
 第1戦、第2戦とも善戦しながら敗れている日本は、何としても1勝をと午前のトレーニングでチーム戦略の徹底を図りゲームに臨んだ。股関節の怪我から復帰した東長濱をスタートから起用し、前半立ち上がりは相手のパワフルな攻撃に圧倒されたものの変則5−1DFにシフトを変えてから染谷、熊谷、東長濱がよく走り生川のポストを絡めた攻撃も効率よく決まり、前半を15−16で折り返す。
 ハーフタイムでDF、OFともに修正し、後半立ち上がりから互角の勝負となる。GK甲斐のファインセーブ、サイド松本の変則DFも機能し、クイックスタート、速攻を絡めた得点で後半残り10分26−25と1点のリードを奪う。しかし、完全なノーマークシュートをハードなDFのマークにあい、3本続けて外す間に相手に3点のリードを許し、最後はダブルマンツーを仕掛けるなどして終了間際に1点差に詰め寄るがタイムアップ。
 スピード、体格が1戦目、2戦目よりも上回る相手ではあったが、最後まで良く戦った選手達に多くの観衆から拍手が湧いた。課題となっていいるイージーミスを減らし、明日は何としても1勝したいと考える。
個人得点 前半 後半 合計
太田
小川
染谷
熊谷
野村
谷村
石戸
森田
棚原
東長濱
石川
生川
松本
小室
信太
合計 15 14 29

2月22日(水)

日本代表 29 (13-17, 16-15) 32 Belfort
戦評
 19:30からのスローオフ。対戦相手はフランスリーグ2部の強豪Belfort。昨日のMULHOUSEより大型チームで、センター4人のDF平均身長は1m95cmである。試合開始10分は相手のコンビネーションを活かしたOFに対応できずノーマークシュートをつくられるが、GK甲斐の好セーブの連続により何とか8−12。前半10分過ぎからU-21は熊谷のロングシュートや松本のカットインプレイで流れを掴み12−14と食い下がるが、残り5分でミスが生じ、前半は13−17。ハーフタイムでDFの修正をし後半へ。
 後半立ち上がり棚原のロングシュート2連取を含む3連続得点で16−17.その後10分は一点を争う攻防となるが、後半12-20分の攻防でミスが生じ(シュートミス)21−28と突き放される。残り10分でサイド染谷の積極的なDFが功を奏し、速攻へと繋がったが29−32でタイムアップとなった。
 体格差がかなりある相手とも60分間を通して好守とも積極的に臨めた。特に後半は16−15でU-21が上回り、次に繋がる試合であった。観客100人も日本チームの健闘に大きな拍手を送った。スタッフ、選手一丸となり明日は勝利したい。
個人得点 前半 後半 合計
太田
小川
染谷
熊谷
野村
谷村
石戸
森田 - - -
棚原
東長濱 - - -
石川
生川
松本
小室
信太
合計 13 16 29

2月21日(火)

日本代表 25 (11- 9, 14-18) 27 MULHOUSE
戦評
 対戦相手のMULHOUSEはフランス国内リーグ3部のチームであるが、大型選手が揃っており(平均身長185-190cm)、特にGKは2mくらいの選手であった。U-21は、中央の攻撃に対するアグレッシブなDFと失点後のクイックスタートでの展開を重視することを確認しゲームに臨んだ。
 立ち上がり石川(5)のミドル小川(3)のポストの2連取でスタート。DFも相手の攻撃に強いプレッシャーをかけ良く守ったが、速攻でのシュートミス(ノーマークシュートをGKに阻止)が続き、20分には7−9と逆転される。しかし残り10分に野村(8)のサイドシュートなどで4連取し、11−9で折り返した。
 後半は1点を争う攻防が続いた。U-21は棚原(7)のミドル、ロングでMULHOUSEは左バックプレーヤーのロングで加点していったが、後半20分過ぎにU-21のミス(シュートまで行かない)が続き3連取され、結果25−27で敗れた。
 11月以来の試合であり、セットオフェンス、速攻とも細かいコンビネーションが合わない面も出たが、セットDF、クイックスタート等の中で良いプレイも見られた。明日以後の試合で課題を克服し、勝利したい(東長濱は怪我のため欠場)。
個人得点 前半 後半 合計
甲斐 - - -
太田 1 4 5
小川 1 0 1
染谷 0 0 0
熊谷 2 3 5
野村 1 0 1
谷村 0 0 0
石戸 - - -
森田 - - -
棚原 2 4 6
東長濱 - - -
石川 4 0 4
生川 0 2 2
松本 0 1 1
小室 0 0 0
信太 0 0 0
合計 11 14 25

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