≪ 男子日本代表強化 チュニジア遠征試合結果 ≫  

遠征期間  : 2003.7.19−8.20

8月5日

JPN 29 (18-14, 11-15) 29 TUN
8月6日

JPN 27 (15- 6, 12-15) 21 TUN/B

【試合経過】
 前半、単調なオフェンスから単発的にディスタンスシュートを打ってきたチェニジアBに対し、日本DFは池辺・芳賀・GK四方を中心に激しいディフェンスを展開し、失点を6点で抑えた。一方、オフェンスではゆっくりとしたボール回しから、Wポストへの移行期にチャンスを作り、佐々木・野村・田場などで得点を重ね、15−6で前半を折り返す。
 後半に入り、谷口・野村で点差を広げたが、10分過ぎに芳賀・中川が退場となり、チェニジアに5連続得点を許す。点差は縮まったものの、谷口の速攻・宮崎のカットインなどで突き放し27−21で勝利した。オフェンスのイージーなミスが多く課題が残った試合であった。
【得点】
佐々木・宮崎;5点、内田・池辺・田場;3点、野村・谷口;2点、松林・中川・茅場・加藤;1点
8月7日

JPN 25 ( 9-12, 16- 7) 19 EGY Jr.

【試合経過】
 前半は、日本のオフェンス陣の単発的なディスタンスシュートが決まるものの、時代にEGYのGKにコースを読まれ攻守に阻まれ得点が伸びない。逆にEGYオフェンス陣のバックプレーヤーのロングシュートとポストシュートで得点をあげられ、前半を9−12とリードされ折り返す。
 後半は、ディフェンスでリズムを取り戻し、広政・下川の速攻などで得点を重ね、後半中盤に逆転に成功し、その後も効果的に得点を笠Sね、25−19で勝利した。しかし、チームの課題であったDFから速攻での得点はあったものの、セットOFでのポストの得点とバックプレーヤーとのコンビが無く、課題を残した。
【得点】
宮崎;6点、茅場;5点、中川・下川;4点、永島;3点、野村;2点、広政;1点
8月8日

JPN 27 (14-11, 13-10) 21 ALG Jr.

【試合経過】
 前半立ち上がり、松林の再度シュートで先制した。しかし、内田の退場の間に3−3の同点とされる。日本DFも相手OFに対応し、良く守るものの浪に乗るところで退場者が出てリズムに乗りきれないまま、前半終了時のノータイムフリースローで得点を許し、14−11で折り返す。
 後半も一進一退の展開が続いたが、宮崎の速攻・カットインなどで得点をあげる一方、10分から20分まで相手を無得点に抑えた。苦しい場面でディフェンス陣がよく踏ん張り、27−21で勝利した。前半はディフェンスのコンビネーションにやや問題があったが、後半は修正出来た。審判の偏ったジャッジに苦しめられた。
【得点】
宮崎;12点、池辺;4点、松林;3点、中川・内田・谷口;2点、佐々木・田場;1点
8月9日

JPN 21 (10-12, 11-13) 25 TUN/A

【試合経過】
 前半立ち上がりから、TUNNo.8の長身バックプレーヤーのロングシュートにディフェンス陣が苦しめられれた。オフェンスにおいてはコンビネーションプレーが成功し、スペースを作り出すもののバックプレーヤー陣のシュートが決まらず、ペースに乗れなく10−12とリードされ折り返す。
 後半に入っても一進一退の攻防が続く中、残り時間5分で20−21となる。この後、焦りからかオフェンスが早くなり、ミスも重なり逆に相手オフェンスを止められず、敗れた。しかし、試合内容としては、今遠征の中ではベストゲームであった。ディフェンスでのチームディフェンスが展開出来たことと、オフェンスにおいては、60分間コンビネーションを使ったプレーが冷静に展開出来たことが良かった。課題としては、ゲームの流れがこちらに傾き掛けた時に、小さなミスがあり、追い越せきれなかったことがあげられる。
【得点】
宮崎;10点、谷口;3点、中川・池辺・阿部;2点、下川・茅場;1点
8月13日

JPN 26 (11-11, 15-10) 21 TUN/B

【試合経過】
 前半、日本は宮崎・中川を中心にダブルポストでのオフェンスを展開する。対するTUNはポストの中継ぎや再度へのクロスなどを織り交ぜ、日本DFを揺さぶりながらオフェンスを展開した。日本は課題であるディフェンスからの速攻へとつなげるがボール運びが遅く、チャンスを作れずに、得点を思うように伸びず苦しい展開となり11−11で前半を折り返す。
 ハーフタイムで速攻路の展開を早くすることを再確認したことによって得点チャンスが増え、リズムを作った。逆にTUNは単調な攻撃から繰り出されるシュートでは得点に結びつかず、終盤日本に退場者が出た間に得点をあげたものの、26−21で日本が勝利した。
【得点】
宮崎:5点、芳賀・野村;4点、佐々木・下川;3点、広政・中川;2点、永島・茅場・内田;1点
8月16日

JPN 23 ( 8-13, 15-12) 25 EGY

【試合経過】
 前半立ち上がり、中川のロングシュートで得点し、その後も谷口・内田で得点をあげ、さい先の良いスタートを切る。しかしながら、EGYも宮崎・中川のマークを厳しくすることで日本のリズムを崩しに掛かる。ディフェンスにおいてはGK坪根の好セーブもあり、相手になかなか手句点を与えず、中盤までロースコアの展開となる。終盤、日本のオフェンスが単調な組み立てからのシュートなどから速攻などを許し、8−13で折り返す。
 後半に入り、相手ミスに乗じ、4連続得点をあげ追い上げる。しかしながら、15分まで4点差がなかなか縮まらず、苦しい展開であったが、ようやく20分過ぎに勝ち越す。残り5分の勝負となったところで後半に入り、好調であったディフェンスで足が止まり、中央突破を許し、23−25で敗れる。勝負所でのチームオフェンス・ディフェンスが出来なかった。
【得点】
 宮崎;6点、中川;5点、内田;3点、谷口・茅場;2点、佐々木・池辺・芳賀・下川・永島;1点
8月17日

JPN 21 ( 9-11, 12- 6) 17 EGY Jr.

【試合経過】
 前半立ち上がり日本は、野村・茅場のシュートで得点をあげるものの、EGYはダブルポストでの攻撃や、バックプレーヤーのポジションチェンジを入れながらの攻撃を展開し得点をあげる。また、日本のミスから速攻にも繋げ、得点を重ねる。一方日本は、東のポストなどで加点をするものの追い上げるところでのミスが発生し、なかなか点差を縮めることが出来ず、前半を9−11で折り返す。
 後半は、日本のディフェンスが足を良く動かし、相手の連続攻撃をフリースローなどで断ち切り、GK高木の攻守もあり、じりじりと相手にプレッシャーを掛ける。中盤以降すっかり攻め手を失った相手は散発的に得点をあげるものの、ペースダウンし日本が逆転で勝利した。しかしながら、茅場・野村・佐々木のバックプレーヤ陣の前への攻めが弱く、変化にも乏しく相手6−0DFを攻略出来なかったことが、苦しい試合展開を招いた。また、ディフェンスにおいても前半は、1対1を簡単に破られ、フォローも甘く、後半に修正出来たものの、60分間出来るタフネスが要求される。
【得点】
広政・東;5点、松林・野村・茅場;3点、佐々木;2点
8月18日

JPN 23 (12-11, 11-10) 21 EGY

【試合経過】
 前半立ち上がり、池場の速攻などでさい先の良いスタートを切る。しかし、EGYもDFを固める一方速攻などで対抗する。日本はディフェンスで常に足が動き、相手の攻撃のリズムを断ち切る。オフェンスでは相手6−0DFA対して、バックプレーヤー陣にシュートチャンスを作り上げるものの、シュートが再三バーを直撃するなどアンラッキーもあり、抜け出すことが出来ず、12−11の一点リードで折り返す。
 後半も一進一退の展開が続く中、宮崎・中川・佐々木のバックプレーヤー陣と下川・広政のサイド、池辺のポストがチームプレーを展開し、我慢のプレーを続けた。残り10分を切り、19−19の同点場面からも、佐々木の退場などで苦しい展開も気迫のディフェンスで凌ぎ、過去の試合ではここから集中力を欠き、ズルズルと後退していったがこの日は違い、コートに立つ誰一人として集中力を切らすことなく22−21の場面で得た7mスローを宮崎が決め、勝利を決めた。オフェンス面においては、後半、ポストでのチャンスを有効的に活かせないなど、課題は残ったものの、勝負所でのチーム内の意思統一という面では、今までの課題を克服出来たと言える。
【得点】
宮崎;7点、中川;6点、下川;4点、佐々木3点、池辺;2点、広政;1点




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