<機関誌2007年11月号巻頭言>


ハンドボールの「魅力」を活かしたマーケティングの展開



          (財)日本ハンドボール協会理事(常務理事待遇)  大橋 則一 

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 2005年4月より木野・前マーケテイング本部長のもと日本ハンドボール協会の運営に携わ
らせて頂き、更に今年4月からは川上マーケテイング本部長のもとでマーケテイング副本部
長という役職を拝命し、責任の重さを痛感しているところであります。

 日本ハンドボール界の悲願である「北京オリンピックへの出場」については、女子はまだ
望みを失っていませんが、男子は達成する事が出来ず、協会役員として深くお詫び申し上げ
ます。しかしながら北京オリンピック男子アジア予選愛知・豊田大会の開催にあたり、多大
なる支援を頂きました各協賛企業の皆様、大会運営にご協力頂きました地元愛知・豊田の皆
様、また会場に足をお運び頂き大声援して頂いたサポーターの皆様、さらには全国各地から
ご支援頂きましたハンドボール関係者・愛好者の皆様にはこの場をお借りして厚く御礼申し
上げます。

 現在、日本ハンドボール協会の協賛企業様は、オフィシャルスポンサー並びにオフィシャ
ルサプライヤーであるアシックス様、全日本空輸様、伊藤超短波様、フレンディア様、エモ
ックエンタープライズ様、また本機関誌の協賛企業様、日本リーグはじめ各大会での協賛企
業様等々であります。既存の協賛企業様のさらなる満足度向上、ならびに新規協賛企業様の
開拓がマーケティング本部の重要な命題のひとつであると認識しております。

 自身に振り返り、なぜこれまで他の競技でなく、ずっとハンドボールに携わってきたのか。
それはハンドボールが「大好き」であり、今があるのもハンドボールの「お陰」だと思って
いるからです。この思いは私だけではないはずです。

 ハンドボールの「魅力」をいかにして上手く伝え、競技者・サポーターを増やしていくこ
とが、日本のハンドボール発展のためには不可欠です。10万人会においては10万人を突破し
ましたが、これは見方によれば非常に魅力的なマーケットが存在するということです。知恵
を絞り、協賛して頂く皆様が、「寄附・支援」から「協賛したい!」と思われるようなアイ
ディアを出し、事業運営に邁進して参ります。

 全国の皆様には、今後ともご指導・ご鞭稜の程、よろしくお願いいたします。


  (財)日本ハンドボール協会機関誌「ハンドボール」2007年11月号より転載