本年度は、北京オリンピックアジア地区予選の年であります。
このような重要な年に、今年度より新設された総合企画室長の任命を受け、職責の重さ
を痛感しております。
総合企画室の役割としては、日本ハンドボール協会の事業課題解決のスピードアップを
図ることが重点取り組み課題と考えています。
現場、現実、現物を中心に全員が行動し現場を直視する事で、今起こっている現実が問
題的局面であれば有る程、心が動き「何とかせねば」と強く感じるものと思いますし、問
題点が事実に基づいた課題であれば、担当事業部だけの課題とするのではなく各事業部の
枠を超えた共有課題と捉え様々な解決策を生み出していく必要性があると感じております。
解決策を生み出すだけでなく、如何に具体的に実践していくかが真の企画力であり、考
え方や裏づけが盛り込まれたシナリオを組み立てて統括していくことが総合企画室に与え
られた職責と捉えております。
日本ハンドボール協会の事業方針に基づき、競技、強化、普及、総務、マーケテイング
の各本部長から提出された事業計画書との整合性を図り、コンセプトが戦略的にあった内
容かを検証し、誰がどこに何をいつまで進めていき実現していくのか一体感を持って構築
していく事が私に与えられた役割と痛感しております。
それ以上に、戦略的思考で経営感覚を高めていく意識改革が協会事業に携わる者に求め
られている最大の責務でもあります。
日本ハンドボール協会の全員が課題を共有しあい、各事業本部が今ある資源を如何に商
品化し訴求力を高めていき、枠を超えた新たな知恵を集結しあい危機感を持って課題解決
のスピードアップに努め邁進していきます。
それが、夢を持ってハンドボールに取り組んでおられる愛好者への姿勢と思っておりま
す。
皆様の幅広いご支援を賜りながら微力ではありますが、ハンドボール界発展のために努
めてまいります。今後とも宜しくお願い申し上げます。
(財)日本ハンドボール協会機関誌「ハンドボール」2007年6・7月合併号より転載
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