<機関誌2004年6・7月号巻頭言>


オリンピック出場を目指して

オリンピックプロジェクトの立ち上げ



      (財)日本ハンドボール協会 常務理事  緒方 嗣雄(強化委員長)

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 アテネオリンピックの出場権を獲得した競技団体が続々と名乗りをあげている。我が
ハンドボール界は、昨年の9月オリンピック予選に韓国に引き分けたが、得失点差で、
出場権を得ることができなかった。今、1点の重みと悔しさを十分に感じさせられてい
るところであります。

 日本ハンドボール協会では、いち早くオリンピックプロジェクトを立ち上げ、北京を
目指した強化プランを打ち出しました。北京オリンピックの出場を最大のテーマとして
下記の強化プランを計画いたしました。日本ハンドボール界の総力を結集し北京オリン
ピック出場を目指す所存です。
   

短期強化プランとして
 北京オリンピック出場   ⇒ メダルの獲得
 1,年間国際試合経験の増加
  a,国内国際大会   5〜10試合
  b,海外国際大会   5〜10試合
 2,強化プラン
  a ,留学選手・派遣選手を海外強力クラブチームヘ 4〜6名
  b,代表チームと選手所属チームの連携
    c,分析サポート・医科学サポート
   d, スタッフの専任(監督・コーチ・トレーナー)

 

中長期プランとして
 2012オリンピック ⇒ 常時メダル獲得
  a,NTS 一貫指導システム推進
        指導者の育成システム構築
  b,強化プランのシステム化

 オリンピック出場の為の具体的なプランとしては、これでも十分ではありません。ま だまだやり足りないこともありますし、実行に向けて一つ一つ試行錯誤し、目標実現に 向けて努力していきます。全ては現場の実行力と選手の頑張り、協会のバックアップ、 ハンドボールサポーターの熱烈な声援に掛かっております。  オリンピックの常時出場とメダル獲得のため微力ながら全力投球致します。今後も、 益々ハンドボールに関るすべての人々の応援を頂きます様お願い申し上げます。     (財)日本ハンドボール協会機関誌「ハンドボール」2004年6・7月号より転載