2011年発刊「スポーツコミュニケーション」続編
「コーチングのジレンマ」
B5判 168ページ 定価2,000円+税 2013年6月21日 ブックハウスHDより発売(一般書店に置いてないので、左記ホームページからご購入下さい)
撮影SFC CLIP |
東海林 祐子(TOKAIRIN Yuko旧姓:樫山) 著(慶應義塾大学総合政策学部専任講師・瓊浦高校元監督)
高校男子ハンドボール部を女性指導者として初めて全国優勝に導いた著者だが、当初は情熱が空回り、
コートに行っても選手がいないことすらあった。指導者と選手、選手間など、多くのジレンマを抱えていた。
その解決の道を振り返り、ゲーム理論の「囚人のジレンマ」モデルをベースに、コーチングの新しいモデル
つくりを試みた一冊。
スポーツ団体、NGO、企業の指導者、選手、従業員への取材も含め、「コーチングのジレンマ」とその解決策を示す。体罰問題で
揺れる指導者論でもある。「スポーツコミュニケーション」の続編。
目次
はじめに
01章 スポーツ組織とコーチングのジレンマ
02章 「囚人のジレンマ」モデルを適用した選手間におけるジレンマとコーチの役割
03章 コーチと選手の間で起こるジレンマ
04章 協力関係を引き出し選手のジレンマを解決するコーチング
05章 コーチとチームサポートスタッフの関係で起こるジレンマ
06章 コーチングに不可欠なコーチのマネージメントスキル
07章 スポーツを通じたライフスキルでジレンマを乗り越える
08章 トップを目指すアスリートのジレンマとその解決に向けて
09章 教育現場で見られるジレンマとその解決に向けた取り組み
10章 企業で見られるジレンマとその解決に向けて
11章 クラブ組織で選手のジレンマを解決する−−人が集まるクラブのしくみ
最終章 コーチを成長させるコーチのジレンマ−−新しいコーチングの提案
コラム ゲーム理論とその周辺のいくつかの理論モデル
あとがき