< Asian Women's Qualification for Olympic Games BRAZIL 2016 >

<< リオ・デ・ジャネイロオリンピック女子アジア予選 >>

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10月25日(日)

日本(JPN) 21 (11-17, 10-18) 35 韓国(KOR)
3勝1敗                  4勝
    スコアシート
  
   戦評:
    リオデジャネイロオリンピック予選最終日。40年ぶりのオリンピック出場を目指す日本とアジア最強国の韓国との全勝対決。
   日本開催ということもあり、観客は日本を応援する青色のユニフォームで染まった。また、会場全体が日本の勝利を期待する
   熱気に包まれた。
    韓国のスローオフで試合開始。日本は3−2−1DFで守り、韓国は0−6DF。先制点は韓国、日本のDFの裏をポストがうまく
   使い得点した。すぐに日本も7Mスローを獲得するが、外してしまう。その後、韓国に連続得点を許す。日本は、NO.24原のカット
   インで得点し、日本ペースにもっていこうとするが、韓国の3連続得点で1−6となり、たまらず日本はタイムアウトを請求。タイム
   アウト以降は韓国NO.11にシュートを決められると日本は、NO.20石立の得点で返す展開で韓国に食らいつく。日本は追い上げ
   ようとするが、韓国GKのナイスセーブが連発し、なかなか得点できずに韓国に6点差をつけられ前半を11−17で終了した。
    後半、日本はDFが積極的に動き、リズムをつかみ連続得点するもDF時の反則で退場者を多く出してしまい、韓国NO.23の3連続
   得点で逆に点差を広げられてしまう。点差を縮めたい日本だがOFのパスミス、シュートミスが連続し、点差が縮まらない。韓国は
   NO.11やNO.23を中心に効率良く得点をあげ、ゲームを組み立てた。逆転したい日本だが、その気持ちが焦りとなりミスが多くでて
   しまい、韓国に21−35で敗れた。日本は世界最終予選にまわることとなった。
  
     個人得点: 藤井:6点、横嶋(か)・原:3点、角南・東濱・石立・松村:2点、本多:1点

10月24日(土)

日本(JPN) 24 (13-11, 11-12) 23 カザフスタン(KAZ)
3勝                    1勝3敗
    スコアシート
  
   戦評:
    前半立ち上がり両チームともにDFが機能し一進一退の攻防が続く。そんな中先に流れを掴んだのは日本。前半6分角南の
   サイドシュートを皮切りに、原の速攻などで5連続得点をあげる。カザフスタンも体格差を活かしたプレーでチャンスを作り得点を
   あげるもなかなか点差を縮めることができない。その後、日本はシュートチャンスを作るもカザフスタンのゴールキーパー12番の
   攻守に阻まれ決めきることができず苦しい時間帯が続く。その間に着実に得点を重ねたカザフスタンが徐々に点差を縮め、
   13−11の日本2点リードで前半を折り返す。
    後半になってもシュートミスの目立つ日本に対し、カザフスタンは20番のポストシュート、15番のロングシュートなどで3連続得点を
   あげ逆転。そんな日本の悪い流れを変えたのは藤井。スピードを活かしたカットインシュートを決め日本に流れをもちこむ。それに
   原、田邊も続き再度2点差に広げる。さらに点差を広げたい日本だが、ミスがつづき点差を広げることができない。その間に日本の
   アグレッシブなDFの裏をつき得点を上げたカザフスタンが後半15分再度同点に追いつく。その後もカザフスタンは15番を中心に得点を
   あげ後半22分19−21と逆に2点差に広げる。なんとかくらいついきたい日本は原を中心に連続得点をあげ同点に追いつく。その後
   も一進一退の攻防が続き同点もまま迎えた後半29分日本はタイムアウトを要求。その後の攻撃で横嶋(か)が決勝点をあげ24−23
   で日本が勝利をした。
  
     個人得点: 原:7点、横嶋(か)・藤井:5点、田邉:4点、角南・池原・松村:1点

10月21日(水) 

日本(JPN) 29 (13-11, 26- 8) 19 中国(CHN)
2勝                    1勝1敗
    スコアシート
  
   戦評:
    昨日の初戦を白星でスタートさせた両チーム、明日以降に控える韓国戦に向けてどちらも落とすことができない一戦は日本の
   スローオフでスタート。
    開始1分中国が27番のサイドシュートで先取点を挙げる。対する日本は速いパスワークからシュートまではいくが決まらない状況が
   続き、前半3分に石立のミドルシュートでようやくスコアを動かす。その後はお互いにミスが続き点の入らない時間が続く。中国は
   高さを生かしてポストを中心に攻めようとするがブロックファールを度々取られ、リズムをつかめない。日本はGK飛田のナイスセーブ
   で何度もピンチをしのぎながらチャンスをうかがう。前半7分中国に2分間退場が出たことを皮切りに日本が連取に成功。4対1とリード
   する。その後は互いに退場者を出しながらも一進一退の攻防を広げ、13対11日本のリードで折り返す。
    後半は立ち上がりから日本がOF、DFともに豊富な運動量とスピードで効果的に連続得点をあげ、着実にリードを広げていく。中国も
   何とかシュートまでもっていくがGK亀谷のナイスセーブが続き、流れを引き寄せることができない。後半22分には石立にマンツーマン
   DFをしかけるが、日本は広くなったスペースを使い、サイド、ポストシュートでリードを広げる。後半24分には田中のカットイン、田邊の
   サイドなどで4連取しゲームを決めた。1試合通してGKの活躍と日本のスピードが光った試合は29対19で日本が勝利し、2連勝とした。

  
     個人得点: 本多・横嶋(か)・東濱:5点,角南:4点、田邉:3点、田中:2点、
           石野・藤井・石立・原・松村:1点

10月20日(火)

日本(JPN) 51 (25-10, 26- 7) 17 ウズベキスタン(UZB)
1勝                    1敗
    スコアシート
  
   戦評:
    日本のオリンピック出場をかけた初戦の相手はウズベキスタン。ウズベキスタンは長身を活かした6:0ディフェンスと
   ダブルポストで攻める。それに対し序盤から日本は機動力を活かした積極的なディフェンスで相手のミスを誘い速攻に
   つなげる。日本は角南の速攻を皮切りに、本多、原、横嶋(か)が得点を重ね、前半9分にウズベキスタンがタイムアウトを
   取った時には8−2とリードを広げた。ウズベキスタンもサイド攻撃や力強いカットイン応戦するが、17番の退場時には日本が
   3連取で速攻に出るなど着実にリードを広げる。前半で25−10と大差をつけた。
    後半に入っても日本のディフェンスは止まらない。セット攻撃では司令塔に田中を入れるなど幅広いクロスを織り交ぜた展開
   で東濱のミドル、横嶋のポストシュートなど多彩な攻撃を見せた。ウズベキスタンも11番のポストシュートなどで得点するも、連続
   得点にならず、5番のミドルシュートも日本のゴールキーパー飛田のナイスセーブなどディフェンスとゴールキーパーとの連携も
   冴え、足の止まってきたウズベキスタンに対し更にディフェンスラインを上げるなど試合全般にわたり日本の戦い方の特徴が
   よく出たゲームで51−17と大差で日本が勝利した。

  
     個人得点: 松村:11点、原:8点、本多:6点、池原:5点、角南:4点、藤井:3点、
           田中・石野・横嶋(か)・東濱・石立・川村:2点、塩田・永田:1点



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