< 14th Asian Men's Junior Handball Championship >

(Qualification for Men's Junior World Championship , Brazil 2015)

<<第14回男子ジュニアアジア選手権 >>

< 戦 評 >  8/3  8/5  8/7  8/9  8/11   予選リーグ星取表

          8/12  8/14


8月14日(木)

3位決定戦  
日本 33 (16-16, 17-16) 32 イラン
A2位                  B2位
 
戦評
 世界選手権に向けた大一番、30年の扉をこじ開けようとチームが一つになって臨んだ一戦。
 スタート、日本のチェンジミスを突かれ右サイド、ロングを決められる、日本は、田中のカットイン藤のロング岡松の
サイドで応戦。しかし、流れを掴んだのはイラン。日本のミスを速攻に繋げ、3−7とリードを広げられる。中盤、エース
徳田と交代して入った今野の活躍により流れを引き戻す。日本DFの足が動き始め、柿崎の好セーブから徳田、藤、
庄子、川島の連続ゴールで振り出しに戻し前半を16−16の同点で折り返す。
 ハーフタイムで利き手側を足で守ることを徹底して悲願の世界選手権に執念を燃やす。後半、徳田の速攻、藤のロング、
川島のサイドで3点のリードを奪い、一気に行くかと見えたがイランのセンターに利き手側からブラインドシュートを何度も
決められる。5:1DFや変形、選手を変えるなど対応するが遂に2点リードを奪われてしまう。前半の最後のメンバーに戻し
玉川の速攻、川島のサイドなどで再び逆転。残り1分、イランボール。最後の力を絞り切り、執念のDF、イランのシュート
が枠を外し歓喜の勝利となり、選手スタッフがコートになだれ込み喜びを爆発させた。

 うなだれるイラン選手に肩を貸す日本の主将田中に真のスポーツマンシップを感じた。また、挨拶後に自チームのベンチ
を清掃する日本選手達を見て、大会関係者からお褒めの言葉を頂いた。最後にメンバー外の瀧澤を胴上げする選手達を
見て、思いやりのある選手に育てた親御さんに感謝を申し上げたい。

 なお、徳田新之介選手がMVP、安倍竜之介選手がベスト7に選ばれた。

  

個人得点  徳田:11点、川島・藤:6点、田中:4点、庄子・今野:2点、岡松・玉川:1点
 

8月12日(火)

準決勝  
日本 25 (11-14, 14-18) 32 韓国
A2位                  B1位
 
戦評
 宿命の日韓戦、勝てば世界選手権出場が決まる一戦。韓国の3:2:1DFをいかに崩すかがポイントであった。
スタート、韓国エースのロングシュートをシャットアウト。日本は、ダブルポストでノーマークを作るも決まらず、
次の韓国のロングもシャットアウトしたが、日本速攻のチャンスをミスで先取点を奪えない。韓国の3:2:1DFに
リズムが掴めず、ミスが続き、韓国に速攻、ロングを決められ、6点差となる。日本たまらずタイムアウトを取り、
その後、徳田7MT、田中のロングで落ち着きを取り戻す。中盤、安倍カットイン、屋比久のサイドシュートなどで
点差を縮め、前半ノータイムスローを安倍が叩き込み11−14と後半に望みをつなげる。
 ハーフタイムで攻撃の徹底をし、後半へ安倍の速攻、田中のロング、カットイン、庄子の速攻で2点差とする。
韓国もコンビネーションプレーで追い付かせない。流れを掴むシュートを外し、ジリジリと点差が離れる。最後、
DFを仕掛けて川島・今野らが得点をするも、スペースを上手くつかれ、失点を抑えられず、敗戦。
 次のイランとの最終戦にチーム一丸で勝利し、世界選手権のキップをとる。

  

個人得点  田中・安倍:6点、徳田:5点、川島:4点、今野:2点、玉川・屋比久:1点
 

8月11日(月)

Aグループ 
日本 38 (19- 6, 19- 6) 12 オマーン
4勝1敗                 4敗1分
 
戦評
 大事なサウジ戦を勝利してから、完勝ができていないチームジャパン。滝川コーチが合流し、メンバー全員揃った
状態で会心な勝利をしたいところ。
 スタート、日本6:0DFの詰め過ぎたところに、オマーンにサイドシュートを決められ先制点を許す。日本も負けじと
エース藤のカットインシュートで同点。流れを掴んだのは、徳田の速攻、ロング、藤のロング、両BPの活躍で8−3
とする。終盤からは、屋比久、今野、安倍の連続速攻で前半19−6と大差となる。
 後半も気を引き締め、岡松の速攻、川島のロング、玉川の速攻で攻撃の手を緩めることなく、中盤で28−8となる。
交代した選手達も庄子のロング、堀、服部のサイドシュート、楳木のポストシュートなどで加点する。DFも最後まで
気を抜くことなく守り、角度のないサイドシュートを坂井がシャットアウトして38−12と快勝した。
明日、韓国戦に勝って世界選手権を決めたい。


  

個人得点  徳田:8点、藤・安倍:5点、今野:4点、庄子・屋比久・堀:3点、岡松・楳木:2点、川島・玉川・服部:1点
 

8月9日(土)

Aグループ 
日本 31 (17-12, 14- 7) 19 ウズベキスタン
3勝1敗                 1勝3敗
 
戦評
 予選リーグ残り2戦。準決勝進出に向け負けの許されない状況下,チーム一丸となって臨んだウズベキスタン戦。
開始から攻撃的6−0DFが機能し得意の速攻で徳田,藤が得点。前半中盤からシュートミスが続き,内容では
相手を圧倒するも思うように点差が開かず17−12で前半を終える。
 ハーフタイムで国際試合に向かうハートを入れ直し後半戦に突入。DFで積極的に守り,相手攻撃の芽を摘み,
得意の速攻から田中,屋比久が加点。後半15分間で2失点と勝利を決定づけた日本は,その後も攻撃の手を
緩めず,庄子,楳木,安倍らが活躍。GK西出の集中力も冴え31−19で相手を圧倒した。予選リーグ残り1試合。
勝負の準決勝に向け,上り調子でいけるよう良い準備がしたい。

  

個人得点  徳田:7点、藤:5点、田中・安倍・屋比久:4点、庄子・玉川:2点、川島・今野・楳木:1点
 

8月7日(木)

Aグループ 
日本 35 (15-10, 20-13) 23 シリア
2勝1敗                 2敗1分
 
戦評
 第3戦、国際試合で一番心身ともに疲れがたまるゲームスタート。いきなりシリア右BPのカットインを決められる
日本も徳田の速攻で同点。シリア、日本ともイージミスでお互いに抜け出すことが出来ない。均衡を破ったのは
将来、期待のエース安部のカットイン、ロングと中盤に5点を叩きだす。相手に退場者が出たところを徳田、田中、
川島、藤の連続ゴールで前半15−10で折り返す。
 ハーフで近森団長のアドバイスから落ち着きを取り戻し、玉川のポスト、藤のロング、岡松のサイドなどの連続
ゴールで後半の10分で10点差をつける。交代したメンバーも今野、庄子、堀の速攻で攻撃の手を緩めることなく、
セーフティーリードを守る。相手も諦めることなく、苦し紛れのロングを叩き込んでくるが、相手の息の根を止めたの
が、この日、絶好調の安部は遠い距離からのロングシュートを3本叩き込み試合を決めた。
 前半のイージミスと後半、中盤からの集中力の持続を意識し、予選ラウンド残り2戦を内容の良い形で終わり、
決勝ラウンドに進めるように取り組んでゆきたい。

  

個人得点  安倍:10点、徳田:6点、藤:5点、、田中:3点、川島・岡松・玉川・堀:2点、庄子・今野・楳木:1点

8月5日(火)

Aグループ 
日本 33 (14-10, 19-17) 27 サウジアラビア
1勝1敗                 1勝1敗
 
戦評
 開幕戦の黒星スタートを引きずらないように状況が悪い時こそ、明るく楽しく元気よくチームJAPANを合言葉
に練習し、勝負のサウジ戦に臨むスタート、サウジのパスミス、日本も連続ミスで主導権を握れない、均衡を破った
のは藤のランニングシュート続いて田中のロングも炸裂2−0とする。サウジもポジションチェンジプレーから広い
スペースを作り粘り強く攻め3−3と互角な展開。一進一退の攻防が続く均衡を破ったのは、ラスト10分堀、徳田、
西山のゴールで前半4点差で折り返す。
 後半、スタートは徳田、玉川の速攻・ポストなどで6点差とする。サウジも日本のミスから速攻、ロングを決め3点差
に追いつく、流れが相手に傾きかけたところを川島のパスカットから流れを引き戻す。DFは、粘っこく守るもロング
シュートを簡単に決められ、3点差を離せない。最後、相手の息の根をエース藤の強烈なロングが決まり勝負あった。
ベンチメンバー全員が出場し、役割を果たす活躍を見せ、大会1勝目を上げた。リーグ残り3戦を気を引き締めて戦う。

  

個人得点  徳田:藤:7点、川島・田中:4点、屋比久:3点、庄子・玉川:2点、岡松・安倍・堀・西山:1点
 

8月3日(日)

Aグループ 
日本 18 ( 8-12, 10-14) 26 カタール
1敗                  1勝
戦評
 悲願の世界選手権出場に向け、アジア選手権の開幕戦。日本のスピードを爆発させ、勝利したいところ。
スタートは、不用意に前に詰めスペースを突かれ、間を割られて7mやポストなどで0−2とされる。藤のロング、
屋比久のサイドシュートで同点とすると、日本DFが相手の利き手側にプレッシャーをかけ、またカタールDFも両
BPを高く守りロースコアーの展開となる。終盤、日本はミスが続き、カタールに確実にシュートを決められ8−12で
前半を折り返す
 後半、日本はロングを相手ゴールキーパーに連続で阻止され、逆に相手のクロス攻撃からロングシュートを
決められ、苦しい展開となる。川島の速攻からの連続得点で巻き返しを図るも、流れを掴む場面でシュート外し、点差
を縮めることができない。最後、西山のロングシュートが連続で決まるが、時遅く、開幕戦を痛い黒星でスタートとした。
 次のサウジ戦にチーム一丸で勝利し、世界選手権に望みをつなげたい。
  

個人得点  川島:6点、徳田:3点、玉川・屋比久・西山:2点、藤・今野・堀:1点
 

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