高松宮記念杯男子第56回・女子第49回
平成25年度全日本学生ハンドボール選手権大会
11月27日(水) 男子: 早稲田−中京大
女子: 大体大−東女体
11月26日(火) 男子: 早稲田−大体大 中京大−日体大
女子: 大体大−東海大 東女体−中京大
11月25日(月) 男子: 早稲田−関西学院 大体大−筑波大 日体大−大経大 中京大−日本大
女子: 大体大−日体大 東海大−富士大 中京大−筑波大 東女体−福教大
早稲田大学 27 (12-13, 15-13) 26 中京大学
(関東) (東海) 早稲田大学は、25年ぶり4回目の優勝。
概評:決勝戦は安定した強さで勝ち上がり学生日本一を目指す早稲田大。準決勝に王者日体大を僅差でやぶり ノリにのっている中京大との
決戦。早稲田大8番東江のシュートで先制する。直ぐに追いつく中京大だが、早稲田大に3点連取され9分にたまらずタイムアウトをとる。その後も
お互いに一進一退の攻防が続き点差は変わらない。しかし、終盤に入りかけた頃中京大の連続得点で1点差に迫る。28分中京大14番宮元の
シュートで同点に追いつくと、直後に速攻で14番宮元が決め逆転に成功する。終了間際、中京大12番田村のセーブがあり1点差で前半を折り返す。
後半開始、前半の流れのまま中京大7番小塩の連続得点でリードを広げる。9分に早稲田大8番東江のパ スカットからそのまま速攻に繋がり
同点に追いつく。その1分後リバウンドのボールを拾った早稲田大7番森田のシュートで逆転に成功する。12分速攻で早稲 田大に点が入り流れが
傾きそうになり、中京大はたまらずタイムアウトをとる。しかし早稲田大の怒涛の攻撃は続く。更に連続得点をあげ中京大を引き離しにかかる。
悪い流れを断ち切れないまま17分、中京大は後半2回目のタイムアウトをとる。24分中京大は7mスローのチャンスとなったが、早稲田大1番岩下
の好セーブに阻まれてしまいなかなか追いつけない。26分中京大17番池谷のシュートが決まり1点差と追い上げる。29分中京大はマンツーマンに
つき逆転優勝に向け総力戦に出る。しかし追いつく事は出来ず、27-26という最高に見応えのあるゲームで早稲田大の日本一が決まった。
早稲田大荒木監督、大城 コーチが3回宙に舞い学生ハンドボールの王者が決定した。
大阪体育大学 20 ( 8- 6, 12- 9) 15 東京女子体育大学
(関西) (関東) 大阪体育大学は、2年振り2回目の優勝。
概評:昨年惜しくも1点差で涙をのみ今年こそ日本一のリベンジをかける大体大。昨年は覇者大教大に敗れベスト4に終わったが、
今年は順調に決勝まで駒を進めてきた東女体大。どちらが勝ってもおかしくない決勝戦。前半開始早々大体大5番角南の 7mスローで
先制。序盤で3点連取され悪い流れを断ち切りたい東女体大はタイムアウトをとる。大体大のディフェンスに阻まれ点が取れない東女体大、
15分7mスローのチャンスがあったが大体大1番茶圓のセーブに阻まれる。流れをそのまま掴んでいきたい大体大は17分にタイムアウト
をとる。終盤にやっとエンジンがかかりだした東女体大は追い上げをみせる。両チームともなかなか攻めきれず8-6で前半を終える。
後半はお互いに点を取り合うスタートとなる。均衡したゲーム展開が続く中、両チームの応援も盛り上が り決勝戦の雰囲気もヒート
アップする。流れに乗りたい大体大だが、7mスローのチャンスを東女体大1番高橋の好セーブで活かせない。しかし、昨年のリベンジを
果たしたい大体大は更に攻め込む。4点差になってしまった東女体大は22分に、たまらずタイムアウトをとる。なんとしてでも逆転勝利を
したい東女体大だが、攻めきれない。その後もお互い点を取ったが、1時間の熱戦を終えるブザーが鳴るとともに大体大の勝利が決定した。
大体大楠本監督が3回宙に舞い今年の学生日本一が決まった。
早稲田大学 35 (18-14, 17-13) 27 大阪体育大学
(関東) (関西)概評:立ち上がりはお互いに我慢の続く展開となった。僅かながら大体大のリードが続くが、22分に早稲田2番山田の
ゴールで同点に追いつく。その後も一進一退の攻防が続くなか、早稲田がペースを掴みだし4点リードで前半を折り返す。
後半開始早々早稲田の連続得点でリードを広げる。追いつきたい大体大だがミスが多くなり始め、早稲田1番岩下の
好セーブにも阻まれなかなか追いつけない。そのまま早稲田の流れは変わらず、試合終了時には8点もの差をつけての
勝利となった。
中京大学 29 (19-11, 10-17) 28 日本体育大学
(東海) (関東)概評:中京大のスローオフで試合開始。一進一退の攻防が続く中、11分に中京大14番宮元のゴールで逆転する。日体大は
得意の速攻をしかけるがなかなか追いつくことが出来ない。ミスも多くなり中京大は着々とリードを広げる。中京大12番田村の
好セーブもあり19-11の中京大のリードで前半を折り返す。
後半立ち上がり、お互いに点の取り合いとなる。日本体育大は2番元木、5番小山のゴールで追い上げをはかる。日体大の
流れは続くが中京大も粘りをみせながら逆転を許さない。日体大は25分13番小山内のゴールで同点に追いつく。その後も
お互いの固いディフェンスに両チームとも均衡したゲーム展開となる。残り20秒中京大がしかける。残り5秒で14番宮元が決め
中京大の勝利となった。
大阪体育大学 29 (13-12, 16- 6) 18 東海大学
(関西) (関東)概評:東海大からのスローオフで試合開始。大体大キーパー1番茶圓の連続セーブでなかなか得点をあげられない東海大。
中盤過ぎから追い上げをみせるが大体大も粘りをみせ13-12で前半を折り返す。
後半始まってすぐ東海大8番酒巻のゴールで同点に追いつく。中盤、大体大3番佐々木のスカイが決まり4点差に広げると、
その後も連続速攻で流れは大体大に。勢いそのまま、11点の大差をつけ大体大の勝利となった。
東京女子体育大学 27 (13- 7, 14-11) 18 中京大学
(関東) (東海)概評:立ち上がり両チームとも得点がなかなか奪えず均衡したゲーム展開に。中盤、東女体は16番GK白石のセーブから、
きっかけを掴み連続得点でリードを広げる。その後は中京大4番近藤の2分間退場の間に東女体は速攻などで得点を重ね、
ペースを掴み6点のリードで全本を折り返す。
後半もお互い均衡したスタートとなった。中盤、東女体のディフェンスにつかまり中京大はなかなか攻めきれない展開に。
東女体は着々と点差を広げる。その後も流れは変わらず、9点の大差をつけ東女体が決勝へと駒を進めた。
早稲田大学 29 (12-12, 17-10) 22 関西学院大学
(関東) (関西)概評:早稲田は8番東江の得点で先制、関西学院も7番田中の得点で同点。前半は両チームとも退場者を出す激しい展開に
なり、同点で折り返した。
後半に入り、早稲田がDFから走り3連続得点でリード。関西学院に退場者が出る間にさらにリードを広げ、早稲田ペースで
ゲームが進む。関西学院も7番田中のパス、シュートで巻き返しを図るが、試合終盤にも早稲田は、5得点連続で挙げ、ベスト
4一番乗りを決めた。
大阪体育大学 27 (12-11, 15-13) 24 筑波大学
(関西) (関東)概評:筑波大は16番GK加藤を中心としたDFから11番谷之木のミドル、17番八巻のカットインでテンポ良くポイントを挙げていった
が、大体大もDFシステムを0−6から5−1に変更し対応。OFでも多彩なフォーメーションから次々とポイントを重ねる。
試合が進むにつれ、筑波大OFのアウトへのカットイン、ポジションチェンジからのポストプレーを集中したDFで守り、それをOFに
つなけ、1度もリードされる事なく逃げ切った。
日本体育大学 33 (16- 9, 17-20) 29 大阪経済大学
(関東) (関西)概評:日体大はDFから速攻で次々とポイントを挙げ、ゲーム開始早々に3点のリード。大阪経済もポスト、速攻で追いつき同点。
しかし、2番元木、11番藤江の連続得点。大経大もタイムアウトで修正を図るが、17番杉本の3連続得点を許し、7点リードで
前半を折り返した。
後半もリードを広げ、このまま日体大のペースで進むと思われたが、大経大7番永井の個人技、1番GK谷岡の好セーブで4点差
まで追いついたが、時間が足りずタイムアップ。日体大が逃げ切った。
中京大学 25 (14-14, 7- 7) 24 日本大学
(東海) (2-1延長2-2) (関東)概評:ゲームは中京大ペースで進み、一時6点リードをつけるが、日本大もキャプテン10番小笠原のステップシュート、2番水町の
ロングシュートで応戦。同点で後半へ。
中京大は12番GK田村の好セーブから17番池谷、20番浅井の速攻。日本大も前半同様に10番小笠原を中心としたOF、後半に
入っても運動量が落ちないDFで21−21の同点で延長戦へ。
日本大が先制するが、中京大も14番宮元の2連取でリード。後半も速攻でリードを広げ、日本大もクイックスタートを仕掛けるが
時間切れ。中京大がベスト4へ進んだ。
大阪体育大学 28 (15- 9, 13-10) 19 日本体育大学
(関西) (関東)概評:日体大は開始3分半で大体大の連続得点にたまらずタイムアウト。OF、DFの確認をするが、流れは変わらず、大体大は更に
リードを広げ、15−9で後半へ。
後半も大体大は6番大山のゲームメイクから5番角南のポストプレーなどでバランス良くポイントを挙げ、10点差以上のリードを奪う。
日体大も5番多田が9得点を挙げるなど意地を見せるが、大体大を脅かすまでには至らなかった。
東海大学 29 (16-10, 13-11) 21 富士大学
(関東) (東北)概評:富士大のスローオフから始まり、ポストを絡めたOF。東海大も17番川村、14番山下を中心にポイントを挙げ、互角の戦いを見せたが、
東海大がタイムアウト後に連続得点し6点リードで折り返す。
後半、富士大も東海大17番川村にマンツーマン、何とか流れを引き戻そうとしたが、広くなったDFの間を狙われ失点。20番佐久川の
要所でのミドルが決まるが、点差を縮めることができず、東海が危なげなく勝ちきった。
中京大学 21 (11-11, 10- 7) 18 筑波大学
(東海) (関東)概評:試合の立ち上がり、フィジカルにハンデのある中京大は、リズム良くボールを回し、カットイン、サイドシュートで得点を挙げれば、
筑波大も前kじと4番安倍のロングシュートで応戦、前半を同点で終える。
後半も互角の戦いを見せたが、徐々にプレーの精度が落ちる筑波大に対して、中京大は最後までプレーの精度、運動量が落ちること
なく、戦い抜いた。
東京女子体育大学 29 (14-11, 15-14) 25 福岡教育大学
(関東) (九州)概評:福教大は丁寧なパス回しからサイドシュート。東女体も1番門谷の速攻、5番笠木のカットイン、前半2名だけで9得点の活躍を見せ
東女体が3点リードで後半へ。
東女体のDFが徐々に機能し始め、13番石井の速攻が次々と決まり6点のリードを奪う。福教大も5番笠木にマンツーマンDFをつけ、これが
効果的であり、2点差まで詰め寄る。しかし、東女体はDFが良く、速攻でポイントを重ねた。DFが良い東女体がベスト4進出を決めた。