平成22年度 第62回全日本総合ハンドボール選手権大会<男子の部>

戦 評

1日目(12月22日)  2日目(12月23日)  3日目(12月24日)  4日目(12月25日)  最終日(12月26日)   勝ち上がり表

12月26日(日)

 決勝戦

大崎電気 36 (16-12, 20-17) 29 トヨタ車体     ランニングスコア

 62回全日本総合選手権大会のファイナルは5年振りの優勝を狙う大崎電気と初の栄冠を目指すトヨタ車体との対戦。今期の日本リーグで11敗の互角の勝負をしてきた両チームによる決勝は家永・福島両国際レフェリーの審判によって車体のスローオフで始まった。立ち上がり車体は高智のカットイン、佐々木のリバウンドシュート、銘刈の7mスローなどで31と大崎をリードする。対する大崎は5分過ぎからGK浦和の好セーブとナイススローが際立ち、小澤、豊田、横地の連続速攻などで10分には83と逆転する。直後車体はタイムアウトを請求するが、大崎の勢いは止まらず岩永の速攻、東長濱の3連続得点で中盤までに123と大きく差を広げる。20分過ぎから車体はGK甲斐の美技をきっかけに門山、鶴谷の速攻、崎前のサイドシュートで追い上げ、前半は大崎が16124点リードして前半を終える。
 後半開始早々大崎は永島のポストシュート、2分過ぎの宮崎のミドルシュートなどで加点し、車体の追撃を許さない。その後も大崎は速攻などから小澤、豊田、永島らが追加点を上げる。車体は20分過ぎから石戸、富田、崎前らが4連続得点し、2529と追い上げ、流れを引き込もうとするが、大崎は宮崎が24分過ぎからミドルシュートと高い打点のジャンプシュートで4得点を上げ、勝利を引き寄せた。大崎電気が3629でトヨタ車体を破り、10回目の優勝を果たした。

12月25日(土)

 準決勝

トヨタ車体 23 (15-11, 8-10) 21 湧永製薬     ランニングスコア

 6年振りの優勝を狙う湧永製薬と悲願の初優勝を狙うトヨタ車体、決勝に向けて負けられない両チームの激戦が予想される一戦。序盤から気合十分の車体はセンター木切倉を中心とした速い球回しから、エース門山がポスト藤田へのポストパス、高智のロングシュートなどで得点を重ねる。対する湧永はDFからの速攻に転じるが、車体GK甲斐にシュートを阻まれ点差が縮まらず、7mスローも車体GK坪根に2本止められ苦しい展開。中盤車体も富田のポストを利用し得点を上げるが、湧永の堅いDFの前に思うように点差を広げられず、湧永の新人樋口のミドルシュートなどの応戦を受け、4点差・5点差が続き15−11の車体リードで前半が終了する。
 後半、車体は門山からのパスをポスト藤田が確実に決める。湧永は東長濱のロングシュート、木村のポストシュートで3点差に詰めよる。その後車体は4連取し、20−13と7点リードする。湧永は福田・佐藤のサイドシュートで反撃するが、車体GK甲斐の好セーブで点差が縮まらない。終盤湧永古家の4連取で点差を一気に2点差まで詰めるも要所でのミスが響きタイムアップ。トヨタ車体が23−21で勝利し初の決勝進出を果たした。

 準決勝

大崎電気 32 (14-10, 18-13) 23 大同特殊鋼     ランニングスコア

 現在日本リーグで首位を走る大崎電気と2位で全日本総合5連覇のかかる大同特殊鋼が対戦する見どころ十分の準決勝第一試合は大崎が東長濱のミドルシュートで先行、大同も末松のミドルで取り返す展開からスタートした。中盤まで大崎が東長濱、猪妻、宮崎らの得点でリードし、大同は末松、武田、熊谷らのシュートで追いかける様相となった。26分過ぎに大同は山城のサイドシュートで1010の同点にするが、すぐに大崎は東長濱のミドルと速攻、宮崎の速攻、豊田のサイドシュートで突き放し、1410の大崎4点のリードで前半を終了した。
 大崎は後半開始早々GK浦和の好セーブとスローから全員が走り、小澤、宮崎、東長濱らの速攻で6連続得点し、スパートを図る。大同は8分過ぎの山城の得点が後半初得点であり、15分には2413と完全に大崎ペースとなった。その後大同は武田、地引、岸川らが懸命な反撃を試みるも大勢は変わらず、3223で大崎電気が勝利した。大崎電気の気迫と走りが大同特殊鋼を圧倒したゲームであった。

12月24日(金)

 準々決勝

トヨタ車体 24 (11-11, 13-10) 21 琉球コラソン     ランニングスコア

 残りひとつのベスト4の座をかけた最終試合は車体が藤田のミドルで先制、琉球は栗崎のシュートで応戦した。琉球の高い、アグレッシブなDFに対して車体はカットインを試み、ボールをつないで攻めるが、琉球は二人で挟む防御、GK石田の連続好セーブなどで隙を与えず、同点で折り返す。
 車体は木切倉の連続カットインなどで後半13分迄に17対14とし、ゲームを有利に進める。直後琉球は退場者を出し、一人少ない状況ながら連続得点し、粘りを見せる。その後も琉球のスピードは落ちず、互角の展開が続くが、24対21でトヨタ車体が勝利した。琉球コラソンの善戦が光った試合であった。

 準々決勝

湧永製薬 36 (19-15, 17-11) 26 豊田合成     ランニングスコア

 木村のポストシュートを皮切りに3連取でスタートした湧永が、その後もかたいDFから新の速攻を軸に点数を重ねる展開となる。豊田合成は中島のロングシュートなどで応戦するが、ノーマークを志水の好セーブとオフェンスミスを確実に速攻につなげた湧永がリードする。4点差になったところで豊田合成がタイムアウトをとり、その後中村のポストシュート、大橋のサイドシュートで10−11の1点差につめる。流れが豊田合成に傾き始めたが、20分過ぎに山中が7mスローを確実に3本決め、パスカットから坂本が速攻を繰り出し19−15湧永リードで前半終了。
 GK藤堂がノーマークをことごとく止め、前半ゲームメイクに徹していた野田がステップシュートを決めるなど豊田合成が波に乗った展開で19−20と1点差にする。しかし勝負どころで新、東長濱の連続速攻で湧永が追撃を許さない。その後1点ずつ取り合う攻防が続くが、15分過ぎから3−2−1DFに苦しめられてきた湧永が徐々にリズムを作り出し、木村のポストシュートや古家のカットインシュートなどを絡め7連取で一気に9点差としゲームを決める。後半粘り強くGKと連携してDFした湧永が勝利した。

 準々決勝

大崎電気 35 (14-12, 21-18) 30 トヨタ紡織九州     ランニングスコア

 準々決勝第二試合は、前日Hondaを破り駒を進めた現在日本リーグ首位の大崎電気と、同じく日本リーグ4位のトヨタ紡織との対戦。大崎電気のスローオフで開始された試合は、 大崎3番小澤の連続得点で動き出すが、紡織もすぐさま20番藤山などの3連続得点で反撃、暫くは一進一退の展開を見せる。18分紡織22番石黒の連続得点で、逆に紡織が2点リードになるが、紡織の退場者を機に、ここで大崎は8番東長濱・4番前田・3番小澤・13番森・15番夏山・19番猪妻の6連続得点で一気に逆転、逆に4点差を付ける。25分から、紡織は3連続得点で反撃、前半は大崎2点リードで終了。
 後半大崎は、T番キーパー浦和の好守もあり、更に紡織の連続での退場者を機に点差を6点差まで広げる。中盤は、大崎77番宮崎のステップシュートなどで、連続得点を繰り返し29−20と9点差までとなる。ここからは,まさに点の取り合いが続き点差が縮まらない。紡織は7番呉が攻撃陣を引っ張り、9番村上の得点で反撃するも 35−30の5点差で終了。順当に大崎が準決勝へ駒を進めた。

 準々決勝

大同特殊鋼 37 (19-15, 18-18) 33 日本体育大学     ランニングスコア

 準々決勝第一試合は、大会5連覇を狙う大同特殊鋼と、日本リーグの一角を破りベスト8入りした日体大の好カード。日体大のスローオフで始まった試合、大同9番武田・17番熊谷の連続得点で動き出すその後は、日体大3番信太の特異なステップシュートなどで応戦するも、大同は、6分過ぎから4番末松・15番山城の速攻等4連続得点で引き離しにかかる。日体大も、リスタートからの得点などスピード溢れる攻撃で反撃、13分には1点差まで迫る。一方の大同も4番末松の速攻、9番武田のロングシュートなどで5点差まで広げる。日体大も、13番元木・3番信太・17番加藤で反撃するも前半を19−15の4点差で終える。
 後半立ち上がり大同は7番地引の速攻・ポストプレイなどで3連続得点し7点差まで広げるが、日体大もT番木村の好守もあり3番信太のステップなど5連続得点で一気に2点差まで迫る。が、大同は12番高木の好守の間に、3連続・4連続でこの試合最大の8点差まで広げる。日体大は10番土井の反撃、27分からはマンツーマンで仕掛けるが、4点差で終了。

12月23日(木)

 2回戦

琉球コラソン 35 (20-12, 15-14) 26 JHAジュニアアカデミー     ランニングスコア

 圧倒的な長身を誇るアカデミー選抜。身長で劣るコラソンはセンターライン付近までDFラインを上げて対抗。アカデミー選抜がGK石田に支えられたコラソンのDFを攻めあぐねる間に、コラソンは高田を中心に得点を重ね、5分までに4−0と快調な滑り出し。アカデミー選抜はGK久保の好守や植垣の機敏なプレーを軸に追い上げを図るが、コラソンは司令塔・水野弟の冴え渡るパスワークから得点を積み上げていく。20分からは怒涛の七連取を見せたコラソンが20−12と優位を保って前半を終えた。
 後半に入ってもコラソンは栗崎・高田・名嘉・池田・GK内田らの活躍でリードを譲らない。対するアカデミー選抜も成田・加藤・佐藤を中心に再三コラソンDFを突破するが、コラソンの優位は動かすには至らなかった。最終的には35−26とコラソンが身長差を跳ね返し日本リーグ勢の貫録を示したが、アカデミー選抜の果敢なスピードプレーも光る一戦となった。

 2回戦

豊田合成 27 (15-11, 12-15) 26 国士舘大学     ランニングスコア

 両チームのGKの好セーブで始まった試合、豊田合成は大橋のサイドシュートをきっかけに3連取するが、国士舘は草間の速攻をきっかけにGK高尾の好セーブも絡め5連取で逆転し5−3とする。反撃する豊田合成は9番中島のカットインからの怒涛の7連取で10−5と日本リーグの意地を見せて再逆転。その後一進一退の攻防が続く中、豊田合成の2名退場を国士舘が確実に速攻で得点に結び付け前半15−11豊田合成4点リードで前半終了。
 後半立ち上がりから、取って取られての攻防が続く。豊田合成の高いDFに苦しんでいた国士舘はセットOFでノーマークを作り始めたが、豊田合成GK藤堂にことごとく阻まれ点差を縮められない。また、豊田合成もパスミスや退場などで思うように点差を広げる事が出来ない。残り10分過ぎに豊田合成米本の連続速攻で4点差とするが、粘る国士舘は米満のシュート、更に残り10秒国士舘GK高尾のサイドシュートで1点差に詰め寄り、会場を沸かせた。国士舘は勝負どころで7mスロー、速攻ノーマークのシュートミスが響き、最後は日本リーグの豊田合成に軍配が上がった。

 2回戦

大崎電気 30 (15-15, 15-13) 28 Honda     ランニングスコア

 序盤、スピーディなOFを繰り出すもミスが目立つ大崎に対し、HondaはGK大畑の安定したセービングを背に野嶋・竹田らで得点を重ね、13分までに6−4とリード。しかし13分30秒にHondaが一名退場、これを機に大崎は小澤・東長濱が両サイドから得点を挙げ四連取。一気に大崎が突き放すかと思われたが、17分に退場者を出したところからHondaの追い上げを許し、21分に9−9となる。ここからは途中出場の宮崎のカットインやアシストで得点する大崎に対し、Hondaは野嶋・竹田・瀬元らがゴールを重ね、15−15の同点で前半を終える。
 後半に入っても一進一退の攻防が続いたが、8分に宮崎が跳躍力を活かした技巧的サイドシュートを決めたのを契機に大崎が連取し22−19と抜け出す。さらに途中出場の石川・森ら若手がDFを盛り上げる。大崎はHondaのOFを封じ込め、この間に石川の速攻・東長濱の7mT等でさらにリードを広げる。Hondaはバックプレーヤー陣を中心にラスト5分から猛攻を見せるも決定機をGK浦和に阻まれ、30−28で大崎が逃げ切った。

 2回戦

日本体育大学 34 (17-14, 17-13) 27 北陸電力     ランニングスコア

 日本リーグ勢が登場する2回戦の第一試合は日体大対北陸電力、昨年の全日本総合2回戦でも両者は大接戦を演じ、注目の試合と言える。日体大は開始早々小川のロングで先制、その後8分には藤江のミドル等で北陸電力を6対1と引き離す。北陸電力は前に出る、強いDFで立て直しを図り、桜井、高橋の速攻などで追撃を開始し、強いDFが功を奏し17分過ぎには杉山のシュートで10対9と逆転した。中盤以降一進一退の攻防となるが、抜け出したのは日体大で29分過ぎに信太の連続ミドルで17対14とし、前半を終える。
 後半日体大は土井のダブルスカイプレーなどで上々の滑り出しを見せる。一方の北陸電力は高田・落合の速攻、神田のロングなどで対抗し、6分までに19対20と粘る。7分過ぎから日体大は持ち味である速攻と速いパス回しから信太のロングシュート等で得点を重ね、20分には6点差をつけた。北陸電力は神田のロングシュートが決まるも要所でミスが目立ち、試合の大勢は変わらず、34対27で日体大が勝利した。

12月22日(水)

 1回戦

JHAジュニア  30 (15-16, 15-13) 29 早稲田大学    ランニングスコア
アカデミー選抜


初日の最終試合は、平均身長が180を優に超えるアカデミー選抜対早稲田大学の一戦。早稲田は仁平・馬場・藤本を中心に開始から三連取。5分までに6−2と優位に試合を進める。アカデミー選抜も5分から三連取を見せるなど盛り返し、14分に8−8と同点に追いつく。ここからスピーディな展開の中で早稲田・岩下、アカデミー選抜・久保の両GKがファインセーブを連発。早稲田・相川、アカデミー選抜・笠原なども活躍を見せ、一点差圏内の息詰まる攻防が続き、16−15と早稲田の一点リードで前半が終了。
 後半に入ってもアカデミー選抜の加藤、早稲田の藤本、そして両チームGKの奮闘などが光る白熱した展開。藤本が負傷退場している時間も耐え抜いた早稲田だったが、アカデミー選抜が22分から成田と川島で四連取を見せ、27分に29−26とついに抜け出す。早稲田は藤本・熊谷・相川らで試合終了間際まで追い上げるも、アカデミー選抜が30−29の僅差で逃げ切った。
巨漢揃いながら速い攻撃を繰り返すアカデミー選抜と、一体感にあふれる早稲田の姿が印象的だった。

 1回戦

国士舘大学 27 (13- 9, 14-17) 26 長崎社中   ランニングスコア

 大会一回戦第三試合は、ジャパンオープン準優勝の長崎社中と、インカレ24年振りに優勝の国士舘の対戦。国士舘のスローオフで開始、長崎社中は3−2−1のデフェンスの布陣。先制点は、国士舘17番濱口のロングシュートで動き出す。長崎社中は国士舘のデフェンスを攻めあぐねる中、国士舘は開始6分までに3連続などで 5−1と4点差をつける。その後試合は一進一退の展開を見せ、前半は、13−9と4点差をつけ国士舘リードで終わる。
 後半立ち上がりは、キ−パーの好守もあり点差は広がらない。しかし、11分から長崎社中の4連続得点で一気に同点まで持ちこむ。その後も、一進一退を繰り返し、26分過ぎには長崎社中が1点先行する。国士舘は、27分過ぎに同点に持ち込み、28分には一点先行、長崎社中が終了40秒前にタイムアウトを請求、11番三宅の最後のプレイで同点を狙うも、国士舘の守備を崩せずそのまま試合は終了する。国士舘は、1点差で2回戦へ駒を進めた。国士舘のスピードと、長崎社中の奮闘振りがが好試合を見せた。

 1回戦

Honda 28 (12-14, 16-10) 24 日本大学    ランニングスコア

 試合序盤、日大のラインの高いディフェンスを攻めあぐねるHondaに対し日大は松本・上野を中心に六連取。8分にHondaが野嶋のミドルでようやく一点目を挙げるが日大の攻勢は続き、11分で8−1と日大が7点をリード。たまらずタイムアウトを請求したHondaは息を吹き返し、激しいDFや竹田の7mTやカットインやミドルを中心に追い上げ、25分には10−12と二点差まで詰め寄る。対する日大もGK石河のファインセーブ等で粘りを見せ、12−14と日大の二点リードで前半終了。
 後半開始直後から竹田を中心に日大を攻めたてるHondaは、4分から竹田と青山で三連取を見せ18−16とついにリードを奪う。日大もHondaの退場機にすかさずDFラインを上げ二連取し追いつくと、一進一退の試合展開となる。逆転のピンチをGK大畑の美技でしのいだHondaはそこから瀬元・大井・伊藤で三連取、24−21と抜け出す。ここから日大はGK石河の連続ファインセーブで食らいつくが、27分からHondaが三連取。日大は最後まで上野・渡部を中心に追い上げを図ったが及ばず、28−24でHondaが押し切った。

 1回戦

日本体育大学 32 (16-10, 16-19) 29 HC山口    ランニングスコア

 大会初戦は、次年度国体開催地チームのHC山口と、インカレで惜しくも5連覇を逃した日体大の対戦。HC山口のスローオフで開始し、国体少年男子優勝のメンバー、13番久保の先制シュートでゲームが動き出した。互いに一線のデフェンスで中盤までは一進一退の展開を見せた、15分まで2点差で日体大がリードする。15分過ぎから日体大は5連続得点で一気に引き離し、そのまま16−10の日体大リードで前半が終了。
 後半立ち上がり、連続得点で4点差まで迫るが、日体大も速攻などで8点差まで広げる。24分からHC山口は3連続得点とマンツーマンデフェンスを仕掛け、2点差まで迫ったが最後に日体大13番元木に決められ、3点差で終了。日体大が2回戦に勝ち進んだ。
日体大の2番小室、3番信太、10番土井の得点力と、HC山口T番重村のキーピングと11番東、高校生の13番久保の動きが目立った。

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