7月4日(日)11:00- 男子
日本 38 (18-19, 13-12) 39 セルビア
B組2位 ( 7 7mTC 8 ) A組2位
戦評
日本にとってこの試合が大会最後の戦いとなった。銅メダルをかけて日本はセルビアと対戦。
本日のスタートも、CP野村・東長濱・石川・谷村・小澤・森、GK甲斐、日本のスローオフで試合開始。試合開始早々、相手のカットイン、速攻で2連続失点を許すが、甲斐の好セーブから小澤・東長濱の速攻など得点を重ねる。前半中盤、日本は相手のセットプレー、速攻を止められず4連続失点となかなか日本に流れを呼び込めない。その後、信太のスピードを活かした速攻や、森光のサイドシュートなので徐々に得点を重ね、前半を18−19の1点ビハインドで終了。
運命をかけた後半は、甲斐の好セーブ・東長濱・小澤・小室らの速攻で日本は流れを掴み、セルビアに喰らいつく。ついに試合終盤日本は逆転に成功するが、試合終了残り2分15秒、退場者を出してしまう。同点のまま時間が少なくなるなか、小室の巧みなDFにより残り15秒で日本ボール。最終攻撃を仕掛けた日本であったが、ゴールに結び付けずに後半終了。試合は今大会初の7メートルコンテストへ。日本ベンチは全員で肩を組み勝利を願った。1回目では決着がつかず、コンテストは2回目に突入したがこれもまた決着がつかない。コンテストはついにサドンデスとなったが、ものに出来ず敗戦。ハンガリーの地でメダル獲得は達成できながったが、彼らの最後まで諦めない姿勢はいつまでも持ち続けて欲しい。
得点:東長濱10点、小澤9点、野村・森光4点、石川・小室3点、信太・谷村2点、木切倉1点
7月4日(日)11:00- 女子
日本 23 (13-14, 10-14) 28 チェコ
1勝4敗1分 4勝2敗
戦評
女子世界学生選手権最終戦は、チェコとの対戦。前半6−0DFのディフェンスでスタートした日本は、ポストと右サイドで得点を奪われるも、樽井のディスタンスと 7mで同点。その後、日本はミスが続き前半10分で5−8とリードされる苦しい展開となるが、チェコも日本同様にミスが続き、高橋の速攻と儀間のステップシュートなどを含め、前半を13−14の1点ビハインドで折り返す。
後半に入り、右45度とセンターを厚くマークするも、チェコの強引ディスタンスに対応できず、開始10分で19−16とリードを広げられる。ここで日本はディフェンスシステムを3・2・1に変更し、後半15分、21−21に追いつく。ここから、ゲームはなかなか動かず、後半22分、チェコのディスタンスにより2連続失点を許し、25−23と追いつけない日本はさらにミスを重ねる。最後の試みとして日本は、オールマンツーDFを仕掛けるが、得点を許し23−28で試合終了となった。
得点:樽井6点、稲葉・前田・儀間・早川・鎌倉・吉田2点、石井・小林・山田・高橋・原1点
7月3日(土)15:00- 女子
日本 26 (15-17, 11- 9) 26 ポーランド
1勝3敗1分 1勝3敗1分
戦評
女子世界学生選手権五戦目は、ポーランドとの対戦。大型のポーランドに対し、6−0DFのプレスディフェンスで臨んだ日本だったが、高さに負けポストプレーで得点を重ねられ、開始10分で5−10とリードを許す。流れを掴みたい日本は、DFシステムを3−3のプレスディフェンスに変更し、相手のミスを誘う。このシステム変更がうまく機能し、前田・山田の速攻や稲葉のカットインなどで前半を15−17の2点ビハインドで折り返す。
後半に入り低い3:2:1DFに変更し、積極的に相手にプレッシャーをかけ、逆転を狙う。その後、吉田のロング、樽井のステップシュートなので、ついに日本は逆転に成功する。しかし、ポーランドの強引な、ディスタンスシュートを守り切れず、3連続失点を許してしまう。ここから試合は点の取り合いとなり2点差がなかなか縮まらない。試合終盤、石井のサイドシュート、樽井のカットイン等で同点、さらに山田の速攻で再逆転に成功するが、ポーランドの強引なオフェンスにより、体を張った前田が退場してしまう。日本は最後まで、粘りのDFを試みるが、相手のステップシュートが決まり、同点のまま試合終了。最終戦となる、明日のチェコとの試合は、必ず勝利を掴みたい。
得点:原5点、前田・樽井4点。早川・吉田3点、稲葉・石井・山田・2点、高橋1点
7月2日(金)17:00- 女子
日本 32 (18-13, 14-15) 28 ブラジル
1勝3敗 5敗
戦評
女子世界学生選手権四戦目は、ブラジルとの対戦。6−0DFでスタートした日本。ブラジルのOFに対し積極的にパスカットを狙い速攻、アウトサイドへのオフェンスで石井・早川で前半11得点を積み重ねる展開で試合を優位に進める。対するブラジルは左45エースのパワープレーで日本を揺さぶり、前半を18対13で終了。
後半に入り、ブラジルの接触しながらのパワープレーからリバウンドボールを得点につなげられる苦しい展開。OFではブラジルの高い3−2−1から3−3DFにてこずり、ミスから速攻を許すも日本もセンター稲葉から原・前田のカットイン、小林のポストプレーなどで後半を14対15で終了。Total32対28で1勝目をあげた。明日は15時よりポーランドと対戦。
得点:石井・原7点、早川5点、前田・山田・樽井3点、稲葉2点、儀間・小林1点
7月2日(金)17:00- 男子
日本 41 (19-18, 22-15) 33 トルコ
3勝1敗 2勝2敗
戦評
悲願のメダル獲得のため、絶対に負けられない日本はフィジカルの強いポストを擁するトルコとの対戦。
本日のスタートは、CP野村・東長濱・石川・谷村・小澤・森、そしてGKは、甲斐に代わって田中が出場。試合開始早々、日本はトルコの大型ポストに先制され、その後も連続得点を許し、3−0と立ち上がりはトルコペース。流れを変えたい日本は、オフェンスには生川、ディフェンスには小室と甲斐を投入するが、相手のポストを中心に攻める攻撃をなかなか止められない。流れを引き寄せられない日本であったが、前半中盤ついに日本のディフェンスが機能しはじめる。相手のミスをさそい、チーム得点王の小澤らの速攻で、前半20分ついに逆転に成功。その後は、相手のラフプレーによりトルコに退場者が出たが、日本の攻撃ミスにより、チャンスを活かしきれず、19−18で前半を折り返す。
後半もGK甲斐を中心とした日本のディフェンス陣の集中力はきれない。トルコの攻撃を次々とシャットアウトする日本は、小澤・東長濱のスピードを活かした速攻、谷村・信太の豪快ミドル等で足の止まったトルコを引き離す。後半中盤日本は退場者を出すが、GK甲斐が好セーブを連発。交代出場の石戸は鋭いスピンフェイントからのカットインでベンチを沸かせ、さらに石川と小澤のスカイプレーも決まり、試合は完全な日本ペース。その後も日本は次々と得点を重ね、残り2秒、石川のバックハンドシュートが決まり、41−33で試合終了。この時点で日本はBリーグを2位通過となった。明後日、7月4日(日)は、悲願のメダルを賭けた決戦となる。チーム一丸となり最高のパフォーマンスが出来るよう、準備をしていきたい。また、この試合の優秀選手には、何度も好セーブを連発した、守護神・甲斐が選ばれた。
得点:小澤12点、谷村7点、石川・東長濱5点、野村4点、信太3点、森・石戸2点、生川1点
7月1日(木)17:00- 女子
日本 34 (14-21, 20-14) 35 ルーマニア
3敗 3勝1敗
戦評
女子世界学生選手権三戦目は、大型選手が揃うルーマニアとの対戦。センターDFに185cm2枚が壁となり日本が攻めあぐむなか、ルーマニアにポストプレー、速効で4対1とリードされる。対する日本はセンター儀間のカットインに石井のサイドシュートで対抗。開始17分11対10とルーマニアリードから攻撃が単調となり、ルーマニアの早い速攻を許す。日本も樽井の7m、ディスタンスで得点するもルーマニアの攻撃を止められない。前半を14対21で終了。
後半に入り、日本は低い3−2−1DFにシステム変更しルーマニアの右45、ポスト封じをかける。OFでは日本の早さを活かし、アウトサイドを広げ稲葉・儀間のフェイントから樽井・原のカットイン、石井のサイド、リスタートなどでルーマニアを揺さぶる。ルーマニアの足が止まりだし、退場の間に鎌倉のポスト、山田のサイドシュートで24分32対31と1点差まで詰めよる。ここから一進一退の攻防が繰り広げられ、残り1分山田のサイド石原のファインセーブで34対34の同点に追いつく。日本も必死にボールを奪いにいくもパッシブにならず、残り15秒ルーマニアに得点を許し、ワンプレーを阻止され34対35で終了。
得点:樽井9点、石井・原5点、儀間・山田4点、鎌倉3点、稲葉・前田・早川・小林1点
6月30日(水)18:00- 女子
日本 29 (12-15, 17-18) 33 トルコ
2敗 2勝1敗
戦評
女子世界学生選手権二戦目は、前回優勝のトルコとの対戦。低い3−2−1DFでスタートした日本。トルコのディスタンスシュートを許し、トルコが先制点をあげる。日本も原のディスタンスなどで開始7分5対6の互角の立ち上がり。ここから、トルコのノーマークシュートをGK石原がことごとくファインセーブするも、日本もイージーミスが続く、10分過ぎに雷雨による雨漏りで10分以上の中断。試合再開も両チームともミスが続くが、小林のポスト、原のディスタンスで17分7対6とリードし、リズムにのりだしたところで、豪雨による二度目の15分間の中断。試合再開され、ここからトルコのエースにディスタンス・カットインを許し前半を12対15で終了。
後半開始早々に原のディスタンス、石井のサイドで連続得点をあげるが、トルコのエースにワンアシストを含む4ゴールを奪われなかなか点差が縮まらない。日本も稲葉のカットイン・樽井の7m・前田のディスタンスで反撃するも要所でトルコのディスタンスを守り切れず、後半17対18でトルコに逃げ切られた。
得点:石井・原6点、前田・早川・小林・樽井3点、山田2点、稲葉・吉田・高橋1点
6月30日(水)16:00- 男子
日本 30 (12-22, 18-14) 36 チェコ
2勝1敗 2勝
戦評
2連勝と波にのる日本の相手は、同リーグ最強の敵、チェコ共和国。本日も昨日同様にスタートは、CP野村・東長濱・石川・谷村・小澤・森・GK甲斐。前半開始まもなく2m級のポストにゴールを許し先制され、速攻で同点を狙うが相手GKに阻まる。今日の日本は相手のポストを活かしたプレーや鋭いカットインをなかなか守りきれず、DFが消極的になってしまう。攻撃面でもシュートミス・パスミスが続き、試合中盤点差を10以上引き離される。流れを変えたい日本は、生川・信太らを投入するがミスは続き、結局12−22で前半終了。
大逆転を狙う日本は、後半開始早々、積極的なクイックスタートやサイドから回りこんだ小澤のロングシュート・素早い東長濱のカットイン・森の豪快なポストシュート等で得点を5点差まで縮めるが、前半同様相手のポストプレイ・ロングシュート・速攻を抑えられないまま後半終盤へ。試合終了残り3分、日本はプレスディフェンスを仕掛けるが、スペースを利用され失点され試合終了。最終スコアは、30−36で今大会初の黒星となった。次のトルコ戦に向けて気持ちを切り替え、挑みたい。
得点:東長濱8点、野村・小澤5点、石川4点、森3点、谷村2点、信太・木切倉・石戸1点
6月29日(火)18:30- 女子
日本 22 (11-19, 11-13) 32 ハンガリー
1敗 2勝
戦評
女子世界学生選手権初戦は、ハンガリーとの対戦。開始5分、サイド石井が7mを獲得し樽井が確実に決め日本先制。6−0DFを攻めあぐむハンガリーに対し樽井の速攻で連続をあげる。開始17分まで6対8と一進一退の攻防が繰り広げられるが、徐々にハンガリーのディスタンスシュートが決まりだし、日本は低めの3−2−1DFにシステムを変え対抗するも、20分過ぎから足がとまり6連続失点で前半を11対19で終了。後半にはいり、ハンガリーがもたつく中、早川・石井の両サイド、稲葉のディスタンスで必死に追いすがるが、ハンガリーのパワーに押し込まれ、点差を縮めることができない。日本も前田・吉田のディスタンスで喰らいつくも後半11対13、Total22対32で終了。
得点:稲葉・石井・前田・早川・樽井・吉田3点、儀間・鎌倉・山田・原1点
6月29日(火)16:30- 男子Aグループ
日本 29 (11-10, 18-12) 22 ウクライナ
2勝 2敗
戦評
昨日のメキシコ戦に続き連勝を狙う本日は、2m級の長身選手が揃うウクライナと対戦。本日のスターティングメンバーは昨日同様、CP野村・東長濱・石川・谷村・小澤・森・GK甲斐。前半開始早々石川のロングシュートで先制するが、相手のカットインシュートによりすぐさま同点とされる。その後は、野村・東長濱の連続得点により日本が流れを掴む。試合中盤、森の負傷退場や日本のミスが続く中、相手のセンタープレヤーを中心とした攻撃を守れ切れずに逆転され5−10まで引き離されてしまう。流れを引き戻したい日本は、谷村のカットインや小澤・信太のスカイプレーによる攻撃で逆転し、前半は11−10で折り返す。
前半終盤の流れをそのまま活かしたい日本は後半に入り、GK甲斐の連続好セーブや谷村・小澤を中心とした攻撃で着実に点差を広げる。さらに途中交代で出場した、生川のポストシュート、GK田中がペナルティーシュートをセーブするなどで日本は勢いにのる。その後、石戸のカットイン・野村のサイドシュートが確実に決まり、29−22で試合終了。この勢いをそのまま明日のチェコ戦に繋げたい。また、この試合の優秀選手にはゲームをコントロールし、チームの精神的柱である石川が選ばれた。
得点:野村・小澤6点、東長濱5点、石川・谷村・石戸3点、信太2点、生川1点
6月28日(月)18:00- 男子Aグループ
日本 39 (14-12, 25- 8) 20 メキシコ
1勝 1敗
戦評
今大会の開幕戦は、メキシコ代表。スターティングメンバーは、前大会の経験者と酒巻ジャパンのメンバーを中心に構成されたCP野村・東長濱・石川・谷村・小澤・森・GK甲斐。
なんとしても初戦をものにしたい日本は、GK甲斐の好セーブからの速攻で、東長濱が先制。相手のオフェンスを6:0の完璧なディフェンスで相手の攻撃をシャットアウトした日本はGK甲斐の好セーブが続くなか、小澤のスピードにのった速攻や谷村の豪快なミドルシュート・野村の打点の高いサイドシュート等でゲームを支配する。試合中盤ミスが多くなった日本は、相手に次々と速攻をあたえ前半を14−12の日本リードで折り返す。
後半、もう一度リズムにのりたい日本はスターティングメンバーに戻し後半をスタート。試合開始早々はミスが目立ったが、日本は6:0の好ディフェンスが続き、石川のミドル・野村のペナルティーシュート・森の速攻等で次々と得点をあげ、試合終盤には、小澤から信太へのスカイプレーで観客を沸かせ、終わってみれば39−20で初戦を勝利で飾った。またこの試合の優秀選手には最多得点をあげ勝利に貢献したキャプテン小澤が選ばれた。
得点:小澤8点、野村・信太6点、東長濱4点、森・森光・谷村・木切倉3点、石川2点、石戸1点
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