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< 試合結果 >
《予選ラウンド》 7/17(土) 7/18(日) 7/19(月) 7/21(水) 7/22(木) 《メインラウンド・プレジデントカップ》 7/24(土) 7/25(日) 7/26(月) 7/27(火) 《決勝ラウンド・順位決定戦》 7/29(木) 7/31(土)
< 最終順位 >
優勝:ノルウェー 2位:ロシア 3位:モンテネグロ 4位:韓国 5位:ハンガリー 6位:オランダ
7位:ドイツ 8位:スウェーデン 9位:セルビア 10位:スペイン 11位:クロアチア 12位:ブラジル
13位:フランス 14位:アンゴラ 15位:アルゼンチン 16位:日本 17位:中国 18位:メキシコ
19位:チュニジア 20位:タイ 21位:グリーンランド 22位:オーストラリア 23位:コンゴ 24位:香港
<決 勝> ノルウェー 30 (14-11, 16-10) 21 ロシア (T組2位) (U組2位)
<3-4位決定戦> 韓 国 23 (10-12, 13-12) 24 モンテネグロ (T組1位) (U組1位)
<準決勝> 韓 国 26 (14-17, 12-13) 30 ロシア (T組1位) (U組2位) モンテネグロ 16 (10-11, 6-15) 26 ノルウェー (U組1位) (T組2位)
<11-12位決定戦> クロアチア 35 (13- 8, 22- 8) 26 ブラジル (T組6位) (U組6位)
<9-10位決定戦> セルビア 32 (17-13, 15-13) 26 スペイン (T組5位) (U組5位)
<7-8位決定戦> ドイツ 31 (16-16, 15-14) 30 スウェーデン (T組4位) (U組4位)
<5-6位決定戦> オランダ 28 (17-13, 11-16) 29 ハンガリー (T組3位) (U組3位)
セルビア 33 (16-12, 17-15) 27 クロアチア (A組3位 1勝4敗) (B組3位 1分4敗) ドイツ 30 (15-15, 15-9) 34 オランダ (A組2位 2勝3敗) (B組2位 2勝1分2敗) ノルウェー 26 (12-15, 14-15) 30 韓 国 (A組1位 4勝1敗) (B組1位 5勝) スペイン 11 ( 6- 8, 5-14) 22 スウェーデン (C組3位 1勝1分3敗) (D組3位 2勝3敗) ブラジル 37 (17-20, 13-19) 39 ロシア (C組2位 2分3敗) (D組2位 4勝1敗) ハンガリー 16 ( 8- 9, 8-11) 20 モンテネグロ (C組1位 2勝1分2敗) (D組1位 4勝1敗)
<15-16位決定戦> アルゼンチン 28 (12-11, 8- 9) 27 日 本 (B組4位) ( 8 7mTC 7 ) (C組4位)
<戦評>
日本の最終戦の相手は南米アルゼンチン。日本は左サイド松村、左バック乾、センター松尾、右バック原、右サイド相沢、ポスト翁長、DFで沢が入り、GK山根のスターティング。1分7mスローを与え先制されるが、松尾のカットイン、翁長のポスト、相沢のカットイン、乾の速攻で4−1とリードする。その後、体重を活かしてのカットインに押し込まれ得点を許すが、日本も横山の7mスロー、原のカットイン、松村の速攻、松尾のカットインなどで応戦し前半を11−12の1点ビハインドで折り返す。
後半に気持ちを入れなおしスタート。松尾のカットインから横山の7mスロー、乾のロングで追いかけるが、アルゼンチンの攻撃に押し込まれ、後半10分で、13−16と3点差がつく。しかし、日本もここから粘りをみせる。翁長、原を中心にしたDFで踏ん張り、乾のカットイン、手渡しパスから原のカットイン、池原の7mスローで追いすがる。GK山根も連続セーブを続け、残り3分19−19と追いつく。28分乾のカットインが決まり1点リード。ここでアルゼンチンはタイムアウトを請求。次の攻撃で強引なカットインで退場と7mスローを奪われ20−20の同点。日本が一人少ない中、29分30秒にアルゼンチンのカットインを山根がセーブして同点で後半が終了した。
プレジデントカップの延長は、大会規程により延長戦は行わず、7mスローコンテストで決着させる。日本、アルゼンチンとも4人が決めて、再び5人のサドンデスとなった。日本9人目がセーブされ、アルゼンチンが決めて7mスローコンテスト7−8、日本は27−28で敗退。16位となって今大会が終了した。
この試合のMVPにはGK山根が選ばれた。IHFが選定するMVPであり、今大会4度目の受賞は称賛に値する。
様々な大陸代表チームと戦う中で、チーム全員が勝利を求め、チームとして戦う姿勢を前面に出してプレーした。これからを担う可能性ある選手達にとって、非常に意味のある大会となった。
<個人得点> 乾6,松尾5,池原・原4,相沢・横山3,翁長・松村1
<23-24位決定戦> コンゴ 39 (25- 8, 14-16) 24 香 港 (B組6位) (D組6位)
<21-22位決定戦> グリーンランド 36 (19- 7, 17- 8) 15 オーストラリア (A組6位) (C組6位)
<19-20位決定戦> チュニジア 37 (20-12, 17- 9) 21 タ イ (A組5位) (C組5位)
<17-18位決定戦> 中 国 28 (11-13, 17- 9) 22 メキシコ (B組5位) (D組5位)
<13-14位決定戦> フランス 30 (16-15, 14-13) 28 アンゴラ (A組4位) (D組4位)
韓 国 24 (11-12, 13-10) 22 ドイツ (B組1位 4勝) (A組2位 2勝2敗) クロアチア 30 (14-22, 16-14) 36 ノルウェー (B組3位 1分3敗) (A組1位 4勝) オランダ 36 (15-23, 21-11) 34 セルビア (B組2位 1勝1分2敗) (A組3位 4敗) モンテネグロ 23 (11-11, 12-11) 22 ブラジル (D組1位 3勝1敗) (C組2位 2分2敗) スウェーデン 25 (14-16, 11-12) 28 ハンガリー (D組3位 1勝3敗) (C組1位 2勝1分1敗) ロシア 29 (18-10, 11-12) 22 スペイン (D組2位 3勝1敗) (C組3位 1勝1分2敗)
<プレジデントカップ>
日 本 26 (14-15, 12-17) 32 アンゴラ (C組4位) (D組4位)
<戦評>
プレジデントカップ1戦目はアンゴラ。アフリカの新勢力として台頭してきているチームとの対戦となった。試合はアンゴラの15番カザンガのロングで幕を開ける。その後、原のカットイン、速攻、松村のサイドで3−1とリードするが、15番カザンガのロングで3−2。翁長の速攻で4−2。試合の主導権を日本が握る。アンゴラはカザンガのロング、カットインを中心に試合を進めていく。松尾のカットイン、松村のサイドシュート、乾のロングで前半10分8−5とリードする。しかしアンゴラの独特のタイミングで放たれるロングシュートを守れない。10mより外からロングシュートを決められてしまい、なかなかペースを掴めない。15分カザンガの7本目のロングシュートが決まり9−10とリードされる。日本は松尾のステップシュート、原のカットイン、ロング、乾のロング、原のカットインから7mスロー・池原などしぶとく試合を進め、前半14−15と1点ビハインドで折り返す。
後半は、またもアンゴラのロングシュートが決まる、GKやDFシステムを変えるなどでしてリズムを変えようとするが、アンゴラのロングシュートを守れない。シンプルながらも身体能力を武器にDFから離れた位置からのロングシュートに対してDFが対応できず、GKも後手に回った対応となってしまう。原のサイド、松村のサイド、翁長のポスト、池原のサイドなどで粘り後半10分で、18−20と2点のビハインド。一進一退が続き、アンゴラのロングシュート攻勢に、日本は多角度から攻める。池原のサイドシュート、原のカットイン、松村の速攻、乾カットインで得た7mスローを横山が決め23−26として終盤へ進む。日本は再度DFシステムを変更するなどして対応をするものの、いつもとは違うタイミングでのロングシュートに対応できない時間が続く。残り5分で2点差。追いかけるチャンスを得るが、この場面で退場が出てしまう。ここから4連続得点をされ、残り1分で松尾のミドルが決まるが、時すでに遅く、26−32で敗退した。
アフリカ勢の身体能力、歩幅の広さなど、日ごろ日本では体験できないシュチュエーションにGK、DFとも惑わされた。チーム全体としては、最後まで戦う姿勢は貫くことはできた。
この試合のMVPには、攻守においてチームに貢献しフルタイムで活躍した原が選ばれた。
この結果から15−16位決定戦(アルゼンチン戦)に向かうことが決まった。
<個人得点> 原・松村6,乾・横山・松尾・池原3,翁長2
フランス 34 (19-13, 15-10) 23 アルゼンチン (A組4位) (B組4位) チュニジア 26 (11-15, 15-14) 29 中 国 (A組5位) (B組5位) タ イ 19 (10-15, 9- 7) 22 メキシコ (C組5位) (D組5位) グリーンランド 27 (14-12, 13-12) 24 コンゴ (A組6位) (B組6位) オーストラリア 27 (10- 8, 17-11) 19 香 港 (C組6位) (D組6位)
<メインラウンド>
ドイツ 25 (12- 8, 13-14) 22 クロアチア (A組2位 2勝1敗) (B組3位 1分2敗) セルビア 30 (10-19, 20-19) 38 韓 国 (A組3位 3敗) (B組1位 3勝) ノルウェー 35 (16-11, 19-10) 21 オランダ (A組1位 3勝) (B組2位 1分2敗) ブラジル 26 (15-17, 11-16) 33 スウェーデン (C組2位 2分1敗) (D組3位 1勝2敗) スペイン 24 (15-12, 9-11) 23 モンテネグロ (C組3位 1勝1分1敗) (D組1位 2勝1敗1) ハンガリー 23 (14-13, 9-13) 26 ロシア (C組1位 1勝1分1敗) (D組2位 2勝1敗)
<Aグループ>
セルビア 39 (20- 6, 19-12) 18 グリーンランド (3勝2敗) (5敗) ドイツ 33 (15-15, 18- 8) 23 チュニジア (3勝1分1敗) (1勝4敗) ノルウェー 25 (14-14, 11- 9) 23 フランス (5勝) (2勝1分2敗)
<Bグループ>
韓 国 34 (16-17, 18-13) 30 オランダ (5勝) (3勝1分1敗) コンゴ 16 ( 8-15, 8-21) 36 クロアチア (5敗) (3勝1分1敗) アルゼンチン 32 (18-13, 14-11) 24 中 国 (2勝3敗) (1勝4敗)
<Cグループ>
タ イ 33 (17-13, 16- 9) 22 オーストラリア (1勝4敗) (5敗) ハンガリー 27 (16-11, 11-14) 25 スペイン (4勝1分) (3勝1分1敗) 日 本 19 ( 9- 8, 10-17) 25 ブラジル (2勝3敗) (3勝2分)
<戦評>
予選ラウンド最終戦はブラジル。お互いこの試合に勝利すれば、メインラウンド進出が決まる大事な1戦。日本は過去4戦の経験を活かし、スタートから日本ペースで試合を進める。
前半1分、松尾のミドルで先制。すぐさまブラジルもポストシュートで1−1。松村の速攻で得た7mスローを池原が決め2−1。その後、池原のサイドシュート、沢の速攻、加藤のカットからの速攻で5−2とリードする。しかし、センターDFの原が負傷退場の間にロングシュートを立て続けに決められ、5−5と同点に追いつかれる。しかしここから日本は翁長のポストシュート、原の速攻ロング、乾のロング、山根の7mスローセーブとペースを上げる。またノーマーク連続セーブの間に乾のカットイン、山根負傷退場の間に、GK宮川の7mスローセーブなどで9−5とリードを広げる。残り5分から、ブラジルエースのキャロラインのランニングシュートにタイミングが合わず連続ゴールを許し、前半を9−8と日本1点リードで折り返す。
ハーフタイムでは、DFでの修正とOFでのポジショニングを確認した。後半スタートでロング、リバウンドで9−10とリードを許してしまう。日本も横山のサイドシュート、松尾の7mスローで得点するが、ブラジルも個人技で応戦。松尾のステップシュート、原のカットインで追いすがるが、ロングシュートを打ちこまれてしまい、なかなか追いつけない。残り10分、乾のロング、原のサイドシュートで16−19の3点差に詰め寄る。ここから日本はシュートミスからの逆速攻、DFでの退場が続き5連続得点を許してしまう。残り3分で16−24の8点差。原のカットイン、松尾のステップシュート、池原のサイドシュートなどで追いすがるが19−25で敗退した。この結果から予選Cグループ4位となり、日本はプレジデントカップに臨むこととなった。残念な結果となったが、日本選手は、大型選手相手との戦い方をしっかりと経験することが出来た。また、この試合のMVPには外国選手のシュートに慣れ再三の好キープを見せたGK山根が選ばれた。
<個人得点> 松尾5,原4,乾・池原3,翁長・沢・横山・加藤1
<Dグループ>
メキシコ 23 ( 8- 7, 15-13) 20 香 港 (1勝4敗) (5敗) アンゴラ 32 (14-18, 18-17) 35 モンテネグロ (2勝3敗) (5勝) ロシア 31 (15-13, 16-15) 28 スウェーデン (4勝1敗) (3勝2敗)
<Aグループ>
フランス 21 ( 7-16, 14-10) 26 セルビア (2勝1分1敗) (2勝2敗) ドイツ 23 (13-19, 10-16) 35 ノルウェー (2勝1分1敗) (4勝) グリーンランド 24 ( 9-18, 15-20) 38 チュニジア (4敗) (1勝3敗)
<Bグループ>
アルゼンチン 32 (14-20, 18-16) 36 韓 国 (1勝3敗) (4勝) オランダ 39 (21-13, 18-13) 26 コンゴ (3勝1分) (4敗) クロアチア 30 (13- 6, 17- 7) 13 中 国 (2勝1分1敗) (1勝3敗)
<Cグループ>
スペイン 31 (15-12, 16- 9) 21 タ イ (3勝1分) (4敗) オーストラリア 16 ( 7-23, 9-24) 47 ブラジル (4敗) (2勝2分) 日 本 11 ( 6-19, 5-14) 33 ハンガリー (2勝2敗) (3勝1分)
<戦評>
日本の第4戦目は、ハンガリー。ヨーロッパ選手権ファイナリストとの対戦となった。
開始21秒、185cm左バックのドラバイに10mからロングシュート打ちこまれ先制される。日本が攻撃をミスしている間に、ハンガリーに右サイド、ロング、カットインと7分で0−5とリードされる。日本は松村のサイドシュートで初得点。6−0DFの日本はハンガリーバックプレーヤー陣にロングシュートを打ち込まれ、なかなかDFが機能しない。乾のロング、相沢の速攻、原のカットインなどで食らいつこうとするが、体格とスピードに勝るハンガリーは、テクニシャンのコバチッチやロングシューターのドラバイを中心に得点を重ね、4−11とリードを広げられてしまう。体格を活かしたハンガリーの低めの6−0DFにより、日本はロングシュートを打たされる形になり、なかなか突破口を見い出せず6−19で前半を終えた。
ハーフタイムでナショナル選手としての戦い方を栗山監督から指示され、気持ちを切り替えて後半に臨んだ。日本は声を出し、チームとしてあきらめない姿勢を前面に出して戦うことを確認した。後半スタートは、またもハンガリー、ドラバイの11mからのロングでスタートした。日本も松村のサイドシュートで1点返す。その後日本はハンガリーのDFを攻めあぐむ。原のカットイン、松尾のカットイン、松村のサイドシュートで得点を挙げるが散発に終わり、連続得点をあげることができなかった。最後まであきらめない姿勢を貫けた戦いだったが、11−33の大差で終了した。この試合のMVPはGK山根が選ばれた。
予選ラウンド最終戦、ブラジル戦に向けて、出来る限りの準備をし、日本代表としてしっかりした戦いをできるよう、全力で臨みたい。
<個人得点> 松尾3,相沢・原・松村2,乾・川村1
<Dグループ>
スウェーデン 34 (15- 7, 19- 9) 16 メキシコ (3勝1敗) (4敗) アンゴラ 15 ( 6-21, 9-12) 33 ロシア (2勝2敗) (3勝1敗) 香 港 11 ( 3-22, 8-19) 41 モンテネグロ (4敗) (4勝)
<Aグループ>
ノルウェー 38 (15-10, 23- 9) 19 グリーンランド (3勝) (3敗) フランス 25 (14-14, 11-11) 25 ドイツ (2勝1分) (2勝1分) チュニジア 32 (13-18, 19-29) 47 セルビア (3敗) (1勝2敗)
<Bグループ>
韓 国 35 (20-12, 15-20) 32 クロアチア (3勝) (1勝1分1敗) オランダ 43 (22-13, 21-12) 25 アルゼンチン (2勝1分) (1勝2敗) 中 国 32 (15- 9, 17-13) 22 コンゴ (1勝2敗) (3敗)
<Cグループ>
ハンガリー 51 (24- 5, 27- 9) 14 オーストラリア (2勝1分) (3敗) ブラジル 35 (15- 5, 20-13) 18 タ イ (1勝2分) (3敗) スペイン 21 (13- 9, 8-10) 19 日 本 (2勝1分) (2勝1敗)
<戦評>
3戦目の日本。スターティングメンバーは左サイド松村、左バック乾、センター松尾、右バック原、右サイド相沢、ポスト沢、GK山根、DFで翁長が入る布陣。1分、乾のロングで先制。スペインもすぐさまカットインで1−1。その後、乾のロング、カットイン、松尾のステップシュート、原のカットインなどバックプレーヤー陣が、スペインDFを崩をしていく。日本のDFは6−0。192cm左バック、186cmのポストなど大型選手を相手に必死のDFをみせて対応した。攻撃において、前日に引き続き相手のDFの間を割るカットインが目立った。原、松尾、乾のカットインから得た7mスローを池原が決める。途中から交代したGK林も、スペインのロングシュートに対応をした。前半残り10分、攻撃のミスから、スペイン11番に連続4得点を与えてしまい、9−13と4点差で折り返す。
後半、日本は乾、松尾のカットインで相手退場を誘う。スペインは一人少ない状況で体格を活かした攻撃を展開する。後半15分、13−18と最大5点差がついた。ここから日本は粘りを見せる。川村の速攻、乾のロング、カットイン、池原の速攻で17−18と1点差に詰める。残り5分、再三日本はシュートチャンスを得るが、シュートが決まらず、逆にスペインは11番が得点を重ねた。結局19−21の2点差で敗退した。しかし、ヨーロッパの強豪相手に粘り強い試合を展開できたことは大きな収穫であり、次戦以降につなげていきたい。この試合のMVPはカットインで何度もチャンスを作った松尾が選ばれた。
<個人得点> 池原8,乾6,松尾2,原・川村・松村1
<Dグループ>
ロシア 49 (27- 2, 22- 5) 7 香 港 (2勝1敗) (3敗) スウェーデン 27 (14- 7, 13-16) 23 アンゴラ (2勝1敗) (2勝1敗) モンテネグロ 29 (15- 8, 14- 9) 17 メキシコ (3勝) (3敗)
<Aグループ>
チュニジア 25(11-13, 14-16) 29 フランス (2敗) (2勝) セルビア 25 (11-15, 14-12) 27 ノルウェー (2敗) (2勝) グリーンランド 12 ( 3-16, 9-20) 36 ドイツ (2敗) (2勝)
<Bグループ>
コンゴ 18 ( 7-20, 11-17) 37 韓 国 (2敗) (2勝) 中 国 23 (11-23, 12-19) 42 オランダ (2敗) (1勝1分) クロアチア 30 (15-13, 15-15) 28 アルゼンチン (1勝1分) (1勝1敗)
<Cグループ>
ブラジル 29 (12-13, 17-16) 29 スペイン (2分) (1勝1分) タ イ 11 ( 3-19, 8-25) 44 ハンガリー (2敗) (1勝1分) オーストラリア 15 ( 8-21, 7-25) 46 日 本 (2敗) (2勝)
<戦評>
日本のスターティングメンバーは、左サイド加藤、左バック乾、センター川村、右バック原、右サイド相沢、ポスト沢、GK山根。DFで翁長が交代で入り6−0DFでスタートした。加藤のサイドシュート、相沢の速攻で日本は先制する。しかし、オーストラリアのエースに連続してロングシュートを決められ2−2となる。リードしたい日本は、指示通りに攻撃において相手DFの間を割ることが出来始め、原のカットイン、翁長のポストシュートで得た7mスロー、川村のカットインから7mスロー、原のカットインから7mスローと前半20分で5本の7mスローを獲得し、池原が決めて14−4とリードを広げる。ここから日本は3−2−1DFに変更し、DFでリズムをつかみ山根のセーブから川井の速攻、乾の速攻からのロング、池原、松村の速攻などが出て21−8と大量リードし前半を終了した。
後半にはいっても、日本の攻撃において相手DFの反則を誘うカットインが続く。原、乾のカットイン、翁長のポストなどで相手DFの退場を誘い、池原の7mスロー。加藤、相沢の速攻などでリードを広げる。代わって入ったGK林も相手のロングシュートを再三セーブし、その後交代したGK宮川もノーマークをセーブしチームを盛り上げた。佐々木のロング、カットイン、松村の速攻などペースを落とすことなく、46−15の大差でオーストラリアに勝利し今大会2勝目となった。この試合のMVPは、7mスロー9本を含む11本を全てを決めた池原が選ばれた。
<個人得点> 池原11,乾6,原5,相沢・沢・松村4,
翁長・加藤・佐々木3,川井・松尾・川村1
<Dグループ>
モンテネグロ 23 (12-10, 11-10) 20 スウェーデン (2勝) (1勝1敗) メキシコ 18 ( 7-16, 11-21) 37 ロシア (2敗) (1勝1敗) 香 港 10 ( 4-18, 6-18) 36 アンゴラ (2敗) (2勝)
<Aグループ>
ノルウェー 43 (24-10, 19-14) 24 チュニジア (1勝) (1敗) フランス 47 (25- 4, 22- 8) 12 グリーンランド (1勝) (1敗) ドイツ 29 (13-13, 16-14) 27 セルビア (1勝) (1敗)
<Bグループ>
韓 国 34 (11- 8, 23-11) 19 中 国 (1勝) (1敗) オランダ 23 (12-14, 11- 9) 23 クロアチア (1分) (1分) アルゼンチン 38 (22-10, 16- 9) 19 コンゴ (1勝) (1敗)
<Cグループ>
ハンガリー 25 (10-13, 15-12) 25 ブラジル (1分) (1分) スペイン 43 (22- 7, 21- 5) 12 オーストラリア (1勝) (1敗) 日 本 37 (18- 9, 19- 5) 14 タ イ (1勝) (1敗)
<戦評>
日本の予選リーグ初戦はタイとの対戦。試合開始1分、原のカットインで得た7mスローを池原が決め、日本が先制。タイも右サイドで得点し1対1とする。その後6−0DFが機
能しDFからの原の2連続速攻、小菅、加藤、沢のポスト、加藤のカットインと7−1と日本がリードする。しかしリバウンドが拾えずタイにポストシュート、7mスローを与えてしまい、15分に8−5となる。加藤の速攻、原のカットインで引き離そうとするが、またリバウンドを拾われ10−7。17分に日本は乾、翁長と投入しリズムを変える。山根の7mスローセーブ、松尾の7mスロー、相沢の速攻、乾から翁長へのポストプレーが決まり、14−7。DFもよく足を動かし粘りを見せる。再度リバウンドがタイに奪われるものの、山根が好セーブする。乾のカットイン、翁長のポスト、松村のサイドで前半は18−9と日本がリードした。
ハーフタイム、栗山監督から、リバウンド処理の徹底やDFでの修正を指示された日本はDFを固め、後半2分から川村のロング、沢のポスト、原のカットイン、沢の3連続速攻、原のカットイン、小菅のカットイン、川井の速攻と15分まで10連続得点で27−11と大きくリードする。カットインで1点返されるが、高校1年生の佐々木が7mスローを決め、コートプレーヤー全員得点となる。その後も佐々木の速攻とロング。川村のロング、川井のカットインで得点を重ね、交代して入った林、宮川の両GKも好セーブを見せた日本は最終的に37−14で勝利した。16名ベンチ入りが認められた初めての国際大会で、日本チームは選手それぞれが持ち味を発揮した。世界選手権のスタートとしては、チームとしていいスタートを切ることができた。今後の試合に繋げていきたい。また、この試合のMVPは、セーブ率45%のGK山根が受賞した。
<個人得点> 沢6, 翁長・原5, 小菅・加藤・松村・佐々木3,
川井・乾・川村2, 相沢・池原・松尾1
<Dグループ>
ロシア 24 (11-14, 13-14) 28 モンテネグロ (1敗) (1勝) スウェーデン 42 (18- 3, 24- 4) 7 香 港 (1勝) (1敗) アンゴラ 30 (15- 9, 15-10) 19 メキシコ (1勝) (1敗)
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