<第16回アジア競技大会>

女子戦評  

予選ラウンド  11/19(金) 11/20(土) 11/23(火)     星取り表

決勝ラウンド  11/25(木):準決勝 11/26(金):決勝  


11月26日(金)  決勝 

  日本 22 (13-14, 9-17) 31 中国     試合記録
  A2位                A1位

戦評

 アジア大会決勝戦は予選で1敗した中国。
 前回対戦時と同様完全アウェーの中試合が始まり、6分過ぎまで一進一退の攻防が続いたが、ここから中国に3連取を許し3−6とリードされる。しかし、日本もDFで踏ん張り藤井・東濱・早船の活躍で8−9と1点差まで詰め寄る。ここからまた、一進一退の攻防が続き必死に中国に喰らいつき13−14で前半を終える。
 後半に入ると、日本は集中力をかいたプレーを連続してしまい10分で15−20と5点のリードを許してしまう。ここで踏ん張りたい日本ではあったが、イージーなテクニカルミスが相次ぎ、なかなか点差を詰めることができずに、24分18−26と大きくリード広げられる。試合終盤オールコートDFを仕掛けるが点差を縮めることはできず22−31で負け準優勝となった。

得点: 7点:藤井、5点:東濱、3点:早船、2点:高橋、新城、1点:植垣、石立、若松

11月25日(木) 準決勝

  日本 29 (15-11, 14-17) 28 韓国      試合記録
  A2位                 B1位

戦評

アジア大会準決勝はAグループ1位の韓国。
日本のスローオフからスタートした試合は藤井の2連取で好調な滑り出しとなったが、韓国も個人技で対抗し序盤は互角な戦いとなった。しかし、ここから韓国OF陣の個人技を組織だったDFで封じ込め、速攻につなげる理想的な展開が続き中村・新城・伊藤・藤井・植垣の5連取へとつなげ、10−5とリードを広げる。中盤以降は、一進一退の攻防が続くが日本OF・DFともに要所で踏ん張り前半を15ー11で終える。
 後半の立ち上がり、中村の2連取でペースをつかむとDF陣もこれに答える形で韓国OFを押さえ込む。中盤最大8点差がつく展開となったが、ここから韓国OF陣が目をさます。日本の退場などもあり、3連・4連取とたちまち2点差に詰め寄られたまらずタイムアウトを要求する。タイムアウト後、落ち着きを取り戻し藤井が得点し26分3点差とするが、ここで韓国に2連取され1点差とこの試合最大の窮地に追い込まれる。29分日本のOF、藤井から東濱へ見事なスカイプレーが決まり2点差。その後1点返されるが29−28と見事勝利をおさめることができた。
得点: 9点:藤井、6点:植垣、5点:中村、3点:高橋、東濱、1点:伊藤、新城、若松

11月23日(火)

  日本 19 ( 6-12, 13-13) 25 中国     試合記録
  2勝1敗               3勝

戦評

アジア大会3戦目は地元開催の中国。

完全アウェーの中、植垣の豪快なシュートで試合が動き出した。

しかし中国は19番・10番の巧みなシュートを決められ、中盤2−6とリードされる。

ここから、日本のDFはやや低めに守り18番のポストを封じる作戦が功を奏し、2点差と詰め寄るが単純なミスが連続し、逆に点差を広げられ6−12と6点差で前半を終える。

後半、日本は攻撃的なDFシステムに変更するが、なかなか点差を詰めることができない歯がゆい時間帯が続き、中国の高さを生かしたOFを止めることができず、19−25と6点差で勝利することはできなかった。

 
得点: 8点:藤井、6点:植垣、2点:高橋、石立、1点:中村

11月20日(土)

  日本 32 (19- 6, 13-10) 16 インド     試合記録
  2勝                 2敗

戦評

 アジア大会2戦目はインド。
 立ち上がり相手の強引な攻撃に対し受身なDFをしてしまい、3−2となかなかリズムが掴めず歯がゆい展開が続いた。前半8分すぎからようやく藤井・中村・植垣による速い展開での得点を重ね、前半を19−6とリードして折り返した。
 後半に入ると立ち上がりから新城・伊藤の速攻で4連取し、着実にリードを広げてはいったのだが、インドの長い攻撃に対し我慢できずに失点してしまうケースが多く、最終的なスコアは32−16とDFにおいて課題の残る試合となった。

得点: 6点:植垣、藤井、3点:高橋、中村、石立、若松、2点:伊藤、新城、横嶋、、1点:東濱、塩田

11月19日(金)

  日本 31 (14-14, 17-13) 27 北朝鮮     試合記録
  1勝                  1敗
  

戦評

 アジア大会初戦は長らく国際舞台から遠ざかっていた北朝鮮。
 試合序盤は両チームとも初戦の緊張感もありなかなかペースがつかめずにいたが、
4分すぎから北朝鮮の強引な突破から失点を繰り返し2−6と追い上げる展開となる。ここから日本も藤井・植垣・中村の活躍により6−7と1点差まで詰め寄り日本ペースになるかと思われたが、ここで相手に3連取を許し、またも4点差と広げられる苦しい展開が続いた。しかし、終盤にDFが機能しはじめると、北朝鮮のミスを誘い速攻がつながり前半を14−14で折り返す。
 後半に入ると、前半終盤から機能しはじめたDFが、北朝鮮OFを単調にさせ、苦し紛れのシュートをGK田代がセーブすると、日本OF陣もこれに答える形で後半10分すぎに20−16とリードする。ここから北朝鮮の粘りにあうが、DFで踏ん張りサイド陣若松・高橋の活躍もあり3連取・4連取と連続得点を重ね、残り5分で30−22と8点差となった。試合終盤、北朝鮮に連取を許す展開となり課題が出る部分もあったが、結果31−27で見事初戦を勝利した。

得点: 10点:藤井、5点:高橋、4点:植垣、中村、3点:東濱、若松、1点:伊藤、新城

※第16回アジア競技大会公式HP http://www.gz2010.cn/en



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