≪ 第3回女子ユースアジア選手権(2010年ユースオリンピック予選) ≫



    < 戦 評 >   7/5(日) , 7/6(月) , 7/8(水) , 7/9(木)





◆7/9(木)   韓 国   33 (14-18, 19-14) 32   日 本
(4勝) (3勝1敗)
【戦評】
 勝って優勝を手に入れたい日本。開始直後、オフェンスミスを逆速攻され、いきなり0-2とされてしまう。しかしGK名渕のノーマークセーブにより、この嫌な流れを断ち切る。塩野のカットインで得点すると、落ち着きだした日本は速攻から一木、セットで渡邉がロングシュートを決め3-3(5分)とする。個人のフェイント力が優れている韓国オフェンスに対し、日本は全員で組織的なゾーンの6−0ディフェンスで封じ込めを図り、13分6-6の一進一退の展開となる。その後も速攻をどんどん仕掛けてくる韓国に、GK名渕や一木を中心によく守り、渡邉・大谷の速攻で20分11-9とリードしたところで韓国がタイムアウト。韓国のクイックミドルに苦しみながらもクイックスタートを含めたハイスピード展開で、この日絶好調の渡邉がロングシュートを、また大谷・一木の連続速攻、さらには塩野の小気味よいクイックロングで加点。守っては岡田のクロスアタックなどで一気にリードを広げて18-14として前半終了。
 後半に入ると反撃を開始した韓国にリズムをとられ、逆速攻などで4連続失点し、後半開始5分で4点差の貯金を失くしてしまった。このまま一気にもっていかれるかにおもわれたが、 GK名渕が踏ん張り、オフェンスでも継続し流れのある展開からポストプレーで大谷が得点し40分21-20とリード。この後も韓国の展開にはさせず、残り5分渡辺の渾身のロングで30-29とリードを保つ。残り3分の攻防、1点リードしていた場面でDFから速攻をしかけ勝負するがミスとなり、逆速攻で同点とされてしまう。残り2分勝負のオフェンスで2本連続インターセプトを速攻に運ばれ、最後の最後まであきらめず反撃するも1点及ばず、非常に悔しい敗北となった。

【得点者】
渡邉12,塩野7,一木・大谷5,岡田2,中村1





◆7/8(水)   日 本   41 (18- 7, 23- 9) 16   タ イ
(3勝) (2敗)
【戦評】
タイのスローオフで試合スタート。開始6分過ぎまで3−1とリードし、好スタートに見えたが、ディフェンスが受け身になり、サイドから崩され11分で6−5と追い上げられる。しかしGK名渕と一木が冷静にディフェンスを立て直し、速攻へとつなぎ10連続得点。18−7とタイを突き放して前半を折り返す。
前半のリードで余裕のある日本は。後半早い時間帯でメンバーチェンジ。小舘や山根が四隅にロングシュートを決めれば、加納や宮本も速攻で続く。守っては今大会初登場のGK白石が何度も好セーブしチームを盛り上げた。
ヨルダン戦に続いてタイ戦も全員得点し、41−16で快勝した。

【得点者】
塩野7,小舘6,大谷・岡田5,宮本4,一木・山根3,
渡邉・中村・加納・林2





◆7/6(月)   日 本   33 (15-13, 18-13) 26   カザフスタン
(2勝) (2敗)
【戦評】
カザフスタンは、U−18とは思えないような大型の選手が揃ったチーム。(ポスト:180cm、エース:178cm、GK:185cm)
開始早々、ポストで7mスローを決められるが、すぐに塩野のロングシュートで取り返す。その後すぐに岡田、渡邉も続き加点。このまま突き放したいが、フリースローやポストで詰め寄られ15−13の2点リードで前半終了。
後半30秒で失点し、15−14。チームの雰囲気が重くなったが、中村の連続速攻で一掃。その後も一木のロングシュート、林、大谷の速攻で連続6得点、22−16とする。しかししつこくポスト攻撃を繰り返される中、退場者が相次ぎ、20分に5点差に詰め寄られる。攻めては大型GKに圧倒されシュートミスが続き苦しい場面となるが、GK名渕がノーマークや7mスローを好セーブし、流れを一気に引き寄せた。ラスト5分、大谷が最後の力をふりしぼり連続速攻。33−26でゲームセット。体を張って粘り強く守り、速攻につなぐ本来の姿で勝利できた。

【得点者】
渡邉・大谷7,塩野6,中村5,一木・岡田3,林2



◆7/5(日)   日 本   45 (19- 5, 26- 8) 13   ヨルダン
(1勝) (2敗)
【戦評】
待ちに待ったデビュー戦。相手は地元・ヨルダン。
力の差は歴然としているが、気を引き締め試合に臨んだ。
スタートメンバーは、GK名渕、CP大谷、一木、渡邉、塩野、中村、岡田。
開始1分、大谷がカットしたボールを渡邉に繋ぎ先取点。開始2分、3分には林と岡田が速攻、そのまま続いて一木がロングシュートを決め得点を重ねる。また塩野が技ありのスタンディングシュートを決めるなど、開始15分で10−3と主導権を握る。時折、相手エースにねじ込められるが、19−5で前半を折り返す。後半も攻撃の手を緩めず大谷のポストや中村の速攻で7連続得点。余裕のゲーム運びを見せる中、メンバーチェンジをした竹下がルーズボールから速攻を決めれば、山根や宮本も7mスローで存在感をアピールし、緊張感の取れた小舘や加納も得点に絡み、全員得点という好スタートをきった。

【得点者】
塩野・中村7,大谷・林6,渡邉・一木4,竹下3,小舘・岡田・宮本2,
山根・加納1



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