≪ 北京オリンピックIHF世界最終予選(男子) 直前強化合宿 ≫

    
    
  遠征先 ; ドイツ・ハンガリー・クロアチア
 
 
  <試合結果>    5/20(火) , 5/21(水) , 5/22(木) , 5/27(火)


 
 ◆5/27(火)
   日 本    34 (15-16, 19-19) 35   ハンガリー代表

【戦評】
ハンガリーへ移動して2日間、ハンガリーのナショナルチームと合同練習を行い、最後にトレーニングマッチを行った。
ハンガリーチームには、FCバルセロナで活躍するナジや、ベスプレムのガルなど、世界トップクラスのメンバーが在籍。ドイツのチームから比べて相手の体格・パワー共に一段と上がっているが、2日間の合同練習の成果もあり、出だしはDFの速いチェックの効果で、簡単には得点を許さない。お互いに、細かなミスが出始めた前半の20分過ぎ、ハンガリーに退場者が重なり、日本は2人多い状態でのチャンスにGK松村の好セーブから海道の速攻で14−14と同点とする。その後、日本も岸川に退場が科せられパワープレーを止められず1点ビハインドとなり、前半を折り返す。
後半立ち上がりにミスが目立ち、一時5点リードを許す場面もあったが、ハンガリーのスタミナ切れが見えてきた15分には、古家・豊田・宮アと得点し、1点差。19分に猪妻のサイドシュートで追いつくが、リードまでは奪えない。1点を追う残り1分、武藤の退場に7mスローを決められ2点差。クイックスタートで7mスローを獲得し末松が決めた所でタイムアップ。最終予選に向けて、ヨーロッパの強豪相手にも充分やれると実感できた内容であった。


【得点者】
宮ア8,豊田5,猪妻・末松4,門山・高智3,武田・富田2,
永島・古家・海道1

 

 
 ◆5/22(木)
   日 本    35 (16-16, 19-12) 28   TSG Munster(ドイツ)

【戦評】
ドイツでの最後の試合となるMunster戦、昨日までの相手より格上で1部入りを狙っているチーム。高さと重さに対するトレーニングとしては、良い相手である。
日本は、3−2−1DFでスタートする。昨日までと同様にGK陣の集中力はすばらしかった。DF陣との連携が良くなっていることもあるが、ボールに対しての位置取り、反応などトータル的に上がってきている。試合は、格上の相手だけあってなかなかリードさせてくれない。宮ア、高智らバックプレーヤー陣の奮闘もあり、15分に始めて2点のリードを奪うがこれ以上がつながらない。20分過ぎ同点とされ、相手に7Mスローが与えられるが、GK坪根のシャットアウトで流れを相手に渡さず16−16で折り返す。
後半10分過ぎ、疲れの見えてき相手に退場者が出始める。ここで、一気に武藤・門山・末松・宮ア・富田の連続得点で5点リードし、ペースをつかむ。相手の7Mスローの場面では、今度はGK松村がゴールを死守。結果、35-28で勝利を収めた。全体的に昨日からミスの数がかなり減っている事と、GKの高いセーブ率が勝因の1つであろう。最終予選に向けて次のハンガリーで、更にレベルアップを図る。


【得点者】
宮ア9,高智7,末松5,猪妻・岸川・武藤3,
門山2,豊田・武田・富田1

 


 
 ◆5/21(水)
   日 本    36 (20-12, 16-16) 28   TSG Gross-Bieberau(ドイツ)

【戦評】
今日の対戦相手は、昨日より若干上位のチームであった。
日本は3−2−1DFで相手のポストが巧みにDFの開いたスペースを使いシュートまで持ち込むが、昨日同様、GK松村のファインセーブで出だしは互角。前半7分、宮アの素早い1対1でDFに触られることなくシュートを決めると、そこから、4連続・3連続と速攻で得点を重ね、15分過ぎには10−4と主導権を握る。中盤以降日本は単純なパスミスや連携ミスが続くが、GKの活躍もあり20−12で折り返す。
後半に入っても日本は攻撃のミスが目立つが、相手もシュートミスが出て、両者苛立ちが隠せなくなった所で退場者が出始める。それでも後半15分過ぎには、点差をこの試合最大の10に広げる。20分を過ぎた所で富田が退場を告げられる。この間に連続して決められるが、最終的には前半の貯金を守った形で勝利した。


【得点者】
宮ア6,末松・高智5,猪妻・武田・門山3,
古家・豊田・富田・岸川・武藤2,東長濱1

 


 
 ◆5/20(火)
   日 本    45 (21-12, 24-11) 23   TV Geluhausen(ドイツ)

【戦評】
ドイツへ入ってまず1戦目、2部リーグの中軸・TV GeluhauSen(ゲルンハウゼン)戦。相手の選手は2m級が1人いるが、日本とほぼ互角の体型である。
試合開始早々、猪妻のサイドシュートで先取し、宮アの速いフェイントからの1対1、門山のミドルシュートと、最先の良い滑り出しであった。ディフェンスは永島−富田の縦のラインを使った3−2−1。ゲルンハウゼンもテンポ良くサイドやポストの移動からバックプレーヤーのロング・ミドルシュートを放つが、GK松村に阻まれなかなか得点に結びつかない。その後も富田が得点し4−0となるが、ここから相手もポストへボールを集め、10分過ぎに7−6まで追いつくが、日本の速さに翻弄され前半を21−12で折り返す。
後半に入って日本がDFシステムを6−0へ変更した所で、相手に3連続得点を許してしまう。しかしDFの動きが噛み合い始めると、GK坪根の堅守から豊田、猪妻、武田らの速攻など、速い展開の試合となる。終わってみれば45−23と圧勝であった。

【得点者】
猪妻・宮ア・富田6,豊田・武田5,岸川・門山4,
末松・高智3,東長濱2,海道1

 


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