1997年男子世界ハンド開催10周年記念
< JAPAN CUP 2007 KUMAMOTO GAMES >
◆試合結果 7/11(水) , 7/12(木) , 7/14(土)(台風接近のため中止)
, 7/15(日)
JHL選抜 35 (17-12, 18-13) 25 中国代表 (2勝) (2敗)
≪JHL選抜、スピードで中国を圧倒≫
ゲームの序盤、JHL選抜がNo.10藤山のミドルシュートで先制すると中国は、No.3ツー・ジェーのミドルシュートで入れ返すなど互いに点を取り合う展開が続いた。しかし、スピードで上回るJHL選抜は、2−4ディフェンスで、できるだけ高い位置で当たり、GK松野の好セーブもあって、次々に速攻につなげ開始10分で10−5と5点差をつける。中国は、JHL選抜の2−4ディフェンスをなかなか崩せない状態が続いたが、No.8チャオ・シャオジェンのポストプレーが機能し始めて点差を詰める。しかし、今度はディフェンスで足が止まったところをJHL選抜に攻め込まれ、退場者もあり、前半はJHL選抜が17−12の5点差で折り返す
後半立ち上がり、中国は厳しいフットワークでJHL選抜の攻撃を封じると、セットオフェンスでも立て続けに点をとるなど幸先の良いスタートを切った。しかし、中国は、スタミナが長続きせず再度足が止まったところで、JHL選抜No.5前田,No.13新の両サイドプレーヤーの角度のないところからの跳び込みで加点されると、集中力も途切れ徐々にペースを乱し始める。その後、ラフプレーで失格者もでるなどして大きく突き離され、結局JHL選抜が終始リードを保ち35−25の10点差で勝利した。
【JHL選抜の得点】:
藤山7,村上秀6,桜井4,新4,泉原3,村上直3,前田2,横地2,海道2,
野嶋1,中谷1
日本代表 37 (20- 9, 17-16) 25 エストニア選抜 (2勝) (2敗)
≪日本代表、大差で最終戦を飾る≫
高さのあるエストニア選抜に対して、日本代表は5−1ディフェンスで対抗。ゲームの序盤は、日本代表のディフェンスシステムが機能し、No.3豊田の連続速攻などで3点を連取し、幸先良いスタートを切った。日本代表の速い動きに攻めあぐねていたエストニア選抜であったが、5分過ぎからNO.2ノードラヴァルダーのポストプレーが有効に機能し始めると、No.15ノードラ・マルティンのミドルシュート,7mスローなどで点差を縮めた。しかし、ラフプレーで2度にわたり退場者を出すと、日本代表のNo.20門山のミドルシュート,No.9永島のポストプレー,No.13下川のサイドシュートなどの多彩な攻撃を守れず、20−9のスコアで日本代表リードで前半を折り返す。
後半に入ると、エストニア選抜は、ディフェンスの厳しいチェックとGKNo.24吉田の好セーブで日本代表の得点を止めると、オフェンスでは、No.2ノードラ・ヴァルダルのポストシュート,No.4クーラマーラインのサイドシュートなどで追い上げ体勢に入る。一時は8点差まで詰めたエストニア選抜であったが、ディフェンスのチェックが少しずつ遅れ始めると、日本代表No.4前田,No.20門山にミドルシュートを決められ37−25で日本代表が終始大量リードを保ち勝利した。
点差は開いたが、最後までエネルギッシュにプレーしたエストニア選抜の健闘と、出場時間は15分程度であったが、その間に7点をあげた日本代表No.11岩永のプレーに将来性を感じさせるものがあり内容のあるゲームだった。
【日本の得点】:
岩永7,前田6,門山6,豊田4,永島4,香川3,末松2,神田2,東1,下川1,中畠1
JHL選抜 39 (19-12, 20-15) 27 エストニア選抜 (1勝) (1敗)
≪スピーディーなハンドボールで観客を魅了したJHL選抜≫
天草大会の2日目はJHL選抜のスローオフでゲームがスタートした。JHL選抜は7mスローを獲得すると、地元熊本出身の野嶋選手が先制のゴールを決めた。エストニア選抜もポストへのパスを試みるが、タイミングが合わず、序盤はJHL選抜のペースで試合が進んだ。その後も高さで劣るJHL選抜はポスト、サイドと多彩な攻めを繰り広げ、守ってもGK松村選手の再三のファインセーブでエストニア選抜へ傾きかける流れを引き止めた。JHL選抜は中盤、メンバーを総入れ替えし、ディフェンスもアグレッシブな3−3ディフェンスへ変更。積極的によく動くJHL選抜はマイボールから速攻が冴え、逆にエストニア選抜は足が止まってしまい、点差が徐々に開いていった。
後半に入っても、JHL選抜のペースで試合が進んだ。対するエストニア選抜もラトセップ選手の豪快なロングシュートや、ノードラ選手の速攻などで点差を縮める。しかしここでエストニア選抜に連続して退場者が出て、つかみかけた流れを引き寄せることができなかった。エストニア選抜はGKナウム選手が攻撃に参加し得点するなどチームを盛り上げるが、JHL選抜も速攻からスカイプレーを決めるなど余裕の試合運びで、終盤、運動量が落ちたエストニア選抜に対し、最後まで元気いっぱいのJHL選抜が12点差で勝利した。
【JHL選抜の得点】:
泉原5,村上直5,村上秀5,桜井5,藤山5,野嶋4,福田3,中谷2,前田2,
横地1,新1,鶴田1
日本代表 30 (16-13, 14-13) 26 中国代表 (1勝) (1敗)
≪粘る中国代表を振り切った日本代表、まず天草で1勝≫
北京五輪へのプロローグ... 天草市開催からスタートした「火の国決戦」は、中国のスローオフでゲームが開始された。中国代表がミャオ選手のロングシュートで先制すれば、日本代表も門山選手のロングシュートで応戦する。中国代表は、日本のコンパクトな3−2−1ディフェンスを攻めあぐね序盤を日本代表が4−1とリードする。中国代表はタイムアウト後、ポストプレーで攻撃の糸口を見いだし、速攻も決まりだして5連続得点をあげ試合を振り出しに戻した。しかし、最後は前田選手の2連続ゴールなどで前半を日本代表が3点リードで折り返した。
後半にはいると、日本代表は守って速攻のいい展開となり、また中国代表に退場者が出たことも手伝って、点差を徐々に開いていった。しかし、試合が決まりかけてきた中盤から中国代表もポストプレーを中心に反撃し、点差を縮めていった。ただ後半運動量が落ちてきた中国代表はミスが目立ち始め、日本代表が速攻で得点するシーンが多くなった。中国代表も、ツイ選手のこの試合14点目となるポストシュートで最後まで応戦するが、結局4点差で日本代表が逃げ切り1勝目をあげた。
【日本の得点】:
前田5,門山5,永島4,香川4,末松3,東3,豊田2,下川2,中畠1,武藤1