<<第9回女子ジュニアアジア選手権(WC2008予選)>>

7月7日(土)

決勝戦     韓 国 40 (24-14, 16-13) 27 カザフスタン

3位決定戦  日 本 33 (18-15, 16-18) 34 チャイニーズタイペイ

戦評
 試合開始、チャイニーズタイペイの高い3−3DFをセンター石野のカットインを中心に広いスペースを有効に使い得点する。守っては4−2DFから相手ミスを誘い八十島、増田の速攻につなげ前半を18−16で終了。
 後半に入ると疲れからかオフェンスの足が止まり、高い3−3DFを攻めきれず7分41秒に22−22の同点となる。13分34秒相手チームのエースが失格となり、さらにコートプレーヤーが4人になるなど、大きなチャンスを迎えるが、シュートミス等により無得点に終わる。終盤、作内のディスタンスシュートや、GK橋本が7mスローを2本止めるなど頑張りを見せたが、25分から速攻、サイドなどで4連続失点し33−34で惜敗した。後半、相手チームの6回の退場を活かしきれなかったことが残念であった。
 八十島が大会のベスト7に選出される。

作内 11点、八十島、樽井 6点、石野 5点、増田 3点、池之端、山野 1点

7月5日(木)

準決勝  日 本  27 (11-18, 16-15) 33 韓 国
       B組2位               A組1位

戦評
  決勝進出をかけての一戦。日本は立ち上がり固くなり本来の動きが出来ず0−5とリードされるが、6分10秒に八十島の速攻で初得点すると、漸くチームが機能するようになる。10分過ぎから池之端の速攻などで反撃するが、オフェンスのテクニカルミスや単調なシュートを速攻で得点されると、点差が開き前半を11−18で終了。
 後半より増田をトップにした5−1DFにシステム変更すると、韓国のオフェンスリズムが乱れ、中西の速攻などで点差を縮める。12分33秒沢井の速攻で21−21の同点とし、さらに13分23秒山野のディスタンスシュートで1点リードすると緊迫した試合となる。しかし、20分58秒石野の退場をきっかけに、サイドシュート等で得点され27−33で惜敗する。
 後半は互角の戦いだっただけに、試合開始の5連続得点が悔やまれる結果となった。3位決定戦では、チーム全員で必ず勝利を手にしたい。

八十島 7点、樽井 5点、池之端 4点、作内 3点、沢井、石野 2点、増田、山野、岡本、中西 1点

予選リーグ順位  星取り表

  A組  1位:韓国  2位:チャイニーズタイペイ  3位:中国  4位:イラン

  B組  1位:カザフスタン  2位:日本  3位:カタール

7月3日(火)

A組  韓 国 42 (20-13, 22-17) 30 中 国
     3勝                 1勝1敗1分

A組  チャイニーズタイペイ 42 (19-10, 23-12) 22 イラン
     1勝1敗1分                     3敗

B組  日 本 20 (11-15, 9-12) 27 カザフスタン
     1勝1敗              2勝

戦評
 予選グループ1位突破をかけて、180cm超の長身選手を揃えるカザフスタンと日本のスピード、テクニックの戦いとなった。試合開始1分八十島の速攻シュートが着地となる不可解な笛で試合が始まった。日本は6−0ディフェンスで対応していたが、7mでコンタクトし押し込まれるプレーが地元びいきの7mスローとなる。8分過ぎより増田をトップとする5−1ディフェンスに切り替え、相手のパスリズムを崩し、9mエリアに進入させないことに成功する。前半14分まで一進一退であったが、15分30秒に全くコンタクトしていない作内が不可解な退場となると、ミドル、カットインで得点され日本が追う展開となり、前半を11−15の4点ビハインドで終了。
 後半に入ると石野のカットイン、作内のディスタンスシュートで得点するが、要所で日本の正常なコンタクトプレーを退場とされ、リズムに乗りきれない。結局、後半だけで6人の退場者を出し、20−27で惜敗した。
 スポーツに政治の力が働いていると思わせるような不可解な笛が試合を通して多かったことが非常に残念であった。

  作内 6点、石野 5点、山野 4点、増田 2点、池之端、塩田 、八十島 1点

7月2日(月)

A組  韓 国  46−17  イラン
    2勝            2敗

A組  中 国  25 (13-12, 12-13) 25 チャイニーズタイペイ
    1勝1分                1敗1分

B組  日 本 38 (21- 3, 17- 5) 8 カタール
    1勝                1敗

戦評
 予選リーグ第1戦のカタールとの戦い。試合開始、八十島の速攻で3連取して試合の主導権を得る。さらに、初出場のカタールに対し、ボール中心のコンパクトな守りから、両サイド、ポストの速攻で得点を重ね前半を21−3で終了。後半に入っても集中力を切らすことなく、中西、沢井、石野の速攻、岡本のカットイン、樽井のディスタンスシュートで得点する。メンバーチェンジも多く行い、コートプレーヤー全員得点の結果、38−8で圧勝する。明日からの試合につながる内容となり、今後に期待したい。

  沢井 6点、塩田、八十島 5点、岡本、石野、鳥飼、中西 4点、樽井 3点、池之端、山野、作内 1点

7月1日(日)

B組  カザフスタン 41 (18- 4, 23- 6) 10 カタール
    1勝                    1敗

A組  中 国    32−27  イラン
    1勝              1敗

A組  韓 国    42−23  チャイニーズタイペイ
    1勝              1敗

予選リーグ星取り表

A 組 韓国 チャイ 中国 イラン 勝-分-敗 得点 失点
1位韓 国 ******* 42 ○ 23 42 ○ 30 46 ○ 17 3 3- 0- 0 130 70 60 6
2位 チャイニーズタイペイ 23 ● 42 ******* 25 △ 25 42 ○ 22 3 1- 1- 1 90 89 1 3
3位中 国 30 ● 42 25 △ 25 ******* 32 ○ 27 3 1- 1- 1 87 94 -7 3
4位 イラン 17 ● 46 22 ● 42 27 ● 32 ******* 3 0- 0- 3 66 120 -54 0
B 組 カザフ 日本 カタール 勝-分-敗 得点 失点
1位 カザフスタン ******* 27 ○ 20 41 ○ 10 2 2- 0- 0 68 30 38 4
2位日 本 20 ● 27 ******* 38 ○ 8 2 1- 0- 1 58 35 23 2
3位 カタール 10 ● 41 8 ● 38 ******* 2 0- 0- 2 18 79 -61 0

ご意見・ご感想は、E-mail: webmaster@handball.jpまで。

[ ホームページ ] へ戻る。