<<第６回女子世界学生ハンドボール選手権大会ハンガリー事前合宿>>

6月27日(火)

　　　日本代表　22 (10-14, 12-14) 28　ハンガリーU23

戦評
　世界学生選手権大会前のハンガリーでの最終試合となったゲームは、日本のスローオフで試合が始まった。日本は序盤６−０DFが機能し、相手のポスト狙いの攻撃を抑えた。攻撃では好調の宮本の７ｍスロー、カットインなどで競り合いが続く中、中盤日本はDFシステムを変えて相手の攻撃のリズムを変えようとしたが、逆にカットイン、ポストなど体格を利用した攻めで強引にゴールを奪われる。前半の終盤は日本のミスから速攻に持ち込まれ、連続失点を許し１０−１４の４点差で終える。
　後半は日本チームに退場者が出始め数的不利な状況での攻防が目立ち始め、徐々に点差をあけられる。後半途中から入った市村がディフェンスのブラインドをついた、ディスタンスシュートで会場を沸かせ、GKの毛利の７ｍスロー、ノーマークシュートのセーブなどで応戦するが、相手の体格を活かした強引な攻撃を最後まで抑えることができず、２２−２８で敗れた。
　今回のゲームは数パターンのDFシステムを試行してみて、相手に対応できるかどうかを確認できた。いよいよ、本選に入るがチーム一丸で全力で戦いたい。

6月26日(月)

　　　日本代表　27 (14-16, 13-15) 31　ハンガリーU23

戦評
　本日のハンガリーU23代表とのオフィシャルゲームは200名程のギャラリーの中で行われた。日本は昨日のゲームで好調だった仲宗根が体調不良でベンチアウトの中、怪我で調整中の伊藤がようやくチームに合流し12名でのスタートであった。
　スタートから積極的に攻撃してくるハンガリーチームに対して、日本はディフェンスで足が動かず相手の攻撃に対して受け気味の中、5連続失点を許してしまう。宮本の速攻で先取点をあげるが相手の攻撃の勢いを止められずに点差は縮まらない。前半の中盤、ゲームメーカーをセンター五月女に交代してから日本に攻撃のリズムが出始め、吉田のポスト、植垣のディスタンスシュートが決まり、前半を１４−１６の2点ビハインドで折り返す。
　後半も出だしから、７ｍスロー、速攻で連続失点を許すが、荒木の速攻、五月女のディスタンスシュートで食らいついていく。中盤から積極的な５−１DFで相手のミスを誘い速攻に持って行くが2点差が縮まらず、結局最後は２７−３１で終了。
　得点源の仲宗根の抜けた穴を攻撃陣がカバーできたこと、ディフェンスでのチームの約束事が徹底されてきたことなど、収穫もあった。次戦に期待したい。

6月25日(日）

　　　日本代表　22 (12- 8, 10-14) 22　ハンガリーU23

戦評
　ハンガリーに入ってからのファーストゲームはU23ハンガリー代表チームとの20分ハーフのトレーニングマッチであった。遠征前の国内キャンプでの怪我で調整中の伊藤を除く12名での戦いとなった。
　スタートはキャプテンでセンターの野路のブラインドを巧くついたステップシュートが決まり、先取点を奪った。すぐさまハンガリーチームは速攻で得た７ｍスローを確実に決め、その後ポスト、ディスタンスシュートと連続得点、日本は亀山のサイドシュートと仲宗根のディスタンスシュートが決まり、前半を終えて１２−８でリードした。
　後半は出だし日本のテクニカルミスを速攻に持って行かれ、立て続けに連続失点を許す展開となった。３点リードされた終盤、日本は４本連続で獲得した７ｍスローを植垣、仲宗根が確実に決め同点に追いつき、さらに仲宗根のディスタンスシュートで逆転、しかし最後は相手の大型ポストに強引にねじ込まれ同点でタイムアップとなった。
　初戦と言うことで外国選手相手に若干戸惑いも見られたが早い時間帯で修正・対応できたことは今後のゲームにつながるだろう。

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