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2025-06-30
古川・村田ペアがIHF公認国際レフェリー資格を取得
男子ジュニア日本代表の奮闘ぶりをお伝えしてきた第25回IHF男子ジュニア(U-21)ハンドボール世界選手権(ポーランド、6月18日~29日)で、アジア大陸公認レフェリーだった古川英樹さん(ふるかわ・ひでき、岐阜県協会)、村田哲郎さん(むらた・てつろう、東京都協会)ペアが、IHF公認国際レフェリー資格審査を受験しました。
古川・村田ペアは5試合を担当。最終試合では注目度の高い開催国・ポーランドが出場する試合を担当するなど、タフな審査となりましたが、審査直前、リーグHプレーオフと並行して行われた「レフェリーシンポジウム2025」の講師として来日した前IHF審判長のラモン・ガレーゴ氏(スペイン)のアドバイスを受けるなど、周囲の手厚いサポートも背に、良いゲームマネジメントを披露しました。
その結果、見事にIHF公認国際レフェリー資格を認定されました。
古川・村田ペアは、日本では1957年、初めて資格を取得した故・花畑平男さんから数えて51、52人目のIHF公認国際レフェリー資格取得者となりました。
古川・村田ペア
「国内でのレフェリー活動にご理解とご協力、ご指導いただきましたみなさまに心より御礼を申し上げます。今後は、世界最高峰のレフェリー資格を有する日本人審判員としての自覚と責任を持った行動を心がけるとともに、自分たちの夢である世界のトップレフェリーをめざしてさらに研鑽を重ねていく所存です」
ラモン・ガレーゴ氏
「私もこの状況に満足しています。日本のレフェリーたちと過ごした時間と努力が、このように評価されるのを見てうれしく思います。しかし、これは古川・村田両レフェリーにとって、ほんの一歩前進したに過ぎません。2人にはより大きな責任が課せられ、特に海外でジャッジをする際には、より的確な判断が求められます。AHFがこの2人への信頼をさらに深めてくれることを願っています」
(※IHF=国際ハンドボール連盟、AHF=アジアハンドボール連盟)
両氏のプロフィール
〇古川 英樹さん(写真左)
・1991年10月生まれ
・D級レフェリー資格取得 2009年
・C級レフェリー資格取得 2011年
・B級レフェリー資格取得 2012年
・A級レフェリー資格取得 2014年
・レフェリーアカデミー生として受講
〇村田 哲郎さん(写真右)
・1994年8月生まれ
・D級レフェリー資格取得 2011年
・C級レフェリー資格取得 2012年
・B級レフェリー資格取得 2014年
・A級レフェリー資格取得 2017年
・レフェリーアカデミー生として受講
※両氏は2018年にペア結成し、アジア大陸公認レフェリー資格を所得。同年からJHL(現・リーグH)レフェリーとしてもジャッジを担当してきました。