コラム
球界を支える陰の立役者

 月刊誌『スポーツイベント・ハンドボール』とのコラボレーションで、さまざまな立場からハンドボール界を支えてくれている人をご紹介していきます。
 11回目は2022年3月、愛知県で開催された第45回全国高校選抜大会の運営に大きなエネルギーを注いだ愛知県高体連専門委員長・加藤俊宏さんに登場してもらいました。


vol.11 加藤 俊宏さん(愛知県高体連専門委員長)



加藤 俊宏(かとう としひろ)
1967年、愛知県生まれ。
桜台高(愛知)、筑波大などでハンドボールの腕を磨いたあと、教員として高校生の指導に尽力。
2022年3月には、愛知県高体連専門委員長として全国高校選抜大会を切り盛りした。

◇名門チームで腕を磨く

 ハンドボール王国・愛知で中学1年生からハンドボールを始めた加藤さん。桜台高(愛知)、筑波大と指折りの伝統校で腕を磨きました。伝統、歴史を重んじるチームでも、選手たちの自主的な取り組みや科学的思考にも目を向けてきました。

◇後進を導く道へ

 大学卒業後、日本リーグチームに進める実力、チャンスもあった加藤さんでしたが、高校教員となって指導に全力投球。愛知県高体連の組織の運営にも力を注ぎ、さまざまな立場から主役の高校生が輝くことができる環境作りに取り組んできました。

◇「いま」と「これから」
 2022年3月は、愛知県高体連専門委員長として、急きょ82チームから98チームが参加しての大会となった第45回全国高校選抜大会を切り盛り。辞退チームが出たことに心を痛めながらも、厳しい状況下での大会を成功に導きました。「子どもたちが主体的に考え、行動することを、文化として構築していけるようにアプローチしていきたいです」と、これからもいっそう球界の発展、進化をサポートしてくれることでしょう。


   加藤さんのより詳しい活動のようすやビジョン、球界への提言は『スポーツイベント・ハンドボール 2022年5月号』をご覧ください。