コラム
球界を支える陰の立役者

 月刊誌『スポーツイベント・ハンドボール』とのコラボレーションで、さまざまな立場からハンドボール界を支えてくれている人をご紹介していきます。
 9回目は合宿、大会となれば寝る間もないほどの激務を重ねながら、献身的におりひめジャパンを長くサポートしてきた前日本女子代表トレーナーの岩谷美菜子さんに登場してもらいました。


vol.9 岩谷 美菜子さん(前日本女子代表トレーナー)



岩谷 美菜子(いわたに みなこ)
千葉県生まれ。
佐原高(千葉)では3年間、バレーボールに打ち込み、スポーツに関わる仕事を志してトレーナーの道へ。
2016年からおりひめジャパンをサポートし、2021年は東京オリンピックも経験した。

◇スポーツに関わる仕事を

 高校時代、打ち込んでいたバレーボール・ワールドカップの特別番組で、トレーナーがケガをした選手の復帰を支えた姿を目の当たりにした岩谷さんは「これだ!!」と進む道を決断。トレーナー資格を取得できる専門学校や現場実習で多くを学びました。

◇ハンドボールとの出会い

 スタッフとして働くことになった東京・ながい整骨院の永井正之院長が日体大男女ハンドボール部のトレーナーを務めていたことから、日体大女子部のケアを担当することに。その活躍ぶりが評価され、日本女子代表をサポートするチャンスにも恵まれました。

◇「東京」を経て未来へ
 地道に勉強と経験を重ねながら女子代表選手たちを献身的に見守り続け、2021年は日体大で苦楽をともにした原希美、池原綾香選手らとともに東京オリンピックを経験。歴史的な大舞台での戦いを終えた後は代表での活動はひと区切りとなりましたが、「国内のトレーナーは世界にも負けない優秀な方々ばかり。みなさんと力を合わせて日本のハンドボールの発展に貢献していきたいです」と、引き続きハンドボールを支えてくれます。


   岩谷さんのより詳しい活動のようすやビジョン、球界への提言は『スポーツイベント・ハンドボール 2021年12月号』をご覧ください。