コラム
球界を支える陰の立役者

 月刊誌『スポーツイベント・ハンドボール』とのコラボレーションで、さまざまな立場からハンドボール界を支えてくれている人をご紹介していきます。
 2回目は1997年(男子)、2019年(女子)と2度の世界選手権の準備、運営に尽力した熊本県ハンドボール協会理事長・奥園栄純さんに登場してもらいました。


vol.2 奥園 栄純さん(熊本県協会理事長)



奥園 栄純(おくぞの よしずみ)
1964年、福岡県生まれ。
三池高(福岡)、熊本大でハンドボールに打ち込み、熊本県の体育教員に。
競技経験を買われ、1997年(男子)、2019年(女子) と2回の世界選手権の準備、運営に尽力した。

◇挫折が将来の道を開く

 三池高(福岡)で魅せられたハンドボールを極めようと関東の大学への進学を希望した奥園さん。残念ながらその道は閉ざされてしまいましたが、熊本大に進学したことで、熊本県のハンドボール界をリードする人たちとの縁がつながりました。

◇2度の世界選手権を支える

 熊本県での体育教員生活を経て、教育委員会に異動した際、1997年の男子世界選手権大会開催が決まったことで、以降、大会の準備、運営に奔走することに。2019年の女子世界選手権大会もエネルギッシュに動き、大舞台を切り盛りしました。

◇「いま」と「これから」
 現在は教育現場に戻り、熊本県立菊池高校校長として学校経営の先頭に立つかたわら、熊本県ハンドボール協会理事長として県内の競技現場の充実に尽力。各都道府県が秘めている潜在的なパワーを活かし、国内3回目となる世界選手権を開いて「私が得た達成感、充実感を味わえるこれからの人材が出てきてほしい」と、後に続く情熱、パワーの持ち主が出現してくれることも待ち望みながら、温かく球界を見守ってくれています。


   奥園さんのより詳しい活動のようすやビジョン、球界への提言は『スポーツイベント・ハンドボール 2021年2月号』をご覧ください。