<日本代表女子 2008.3.15(土)〜25(火) 海外遠征(オランダ)>

 
   

試合結果   3/21(金)   3/24(月)




■3/24(月)

   日 本   37 ( 19-15, 18- 8) 23   E&O

【戦評】
世界最終予選で対戦するルーマニア,ポーランドといった大型選手を有するチームに備えて,体格,フィジカルに優れたチームE&Oとの練習試合が組まれた。日本チームの課題として,攻撃面では大きく素早い左右の揺さぶりによって相手のディフェンスを崩し,ボールの無いプレイヤーが空いたスペースに走りこんでチャンスを狙うこと。防御面では徹底的にコンタクトをして体格の大きな相手になれることである。
試合開始早々,藤井が先取点を決めた。引き続き,平井,東濱がテンポよく得点した。日本チームは防御面の立ち上がりも順調であった。E&Oの攻撃に対してコンパクトに守りながらも適所で積極的にコンタクトして攻撃を分断した。E&Oは単発のディスタンスシュートしか打つことができない状態でかなりフラストレーションが溜まっていたようである。前半は終始日本が主導権を握った状態で時間が推移した。前半20分過ぎ,日本チームは自らの連続のシュートミスからリズムを崩し,一時は15対14の一点差まで詰め寄られたが,その後立て直して19対15の4点差で前半を終了した。後半に入ってから日本チームはE&Oにリズムを握らせず,コンスタントに得点を重ね,最終スコアは37対23であった。
本練習試合を通して日本チームはこれまでやってきたことを極めて丁寧に確認した。ディフェンス面では体格に押し切られて失点しさらに警告が出てしまうこともあったが,このあたりの課題はある程度は仕方がないものと思われる。日本チームのオランダ合宿はあと1日を残すところとなった.ひとつひとつ課題を修正しつつトレーニングを重ねて26日にルーマニア入りする。


【得点】
東濱8,藤井5,田中・谷口・植垣4,小松・水野3,佐久川・早船2,
坂元・青戸1





■3/21(金)

   日 本   37 ( 15- 8, 22-10) 18   Dalfsen

【戦評】

オランダ1部リーグのDalfsenと練習試合を行った。試合開始早々,サイドシュートによって失点するが,すかさずクイックスタートを仕掛けて坂元がポストから点を取り返した。その後,日本は足を使った防御が機能しはじめ,小松,東濱,藤井が速攻などで5連取し,7分過ぎまでに6対2とリードを奪った。その後も着実に得点を重ね,大前,青戸の速攻などバランスのよい攻撃で15分には11対4とリードを広げた。途中,メンバー交代の場面で得点が止まることがあったが,課題としてるアグレッシブな6:0ディフェンスが機能し,失点を抑えることで15対8で前半を折り返した。
攻撃での修正点を確認して後半に入った。後半も着実に得点を重ねて最終的に37対18で勝利した。本練習試合を通じて得られた課題は,得点が止まった場面での共通理解の徹底とアグレッシブな防御をしつつもポストの受け渡しを丁寧に行うという2点である。これらの課題を修正しつつ,最終予選にむけてのトレーニングを重ねる予定である。

【得点】
藤井6,東濱5,田中4,小松・佐久川・坂元・水野3,
大前・谷口・上町2,青戸・早船・長野・植垣1

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