<機関誌2009年11月号巻頭言>


「創意工夫・一致団結」



                    (財)日本ハンドボール協会常務理事 伊藤 宏幸 


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 過密スケジュールの夏期大会も無事消化され、日本リーグが開幕、そして新潟国体、全
日本総合選手権といよいよ2009年度も終盤を迎えつつあります。小生も7月には福島県本
富市で開催された全国クラブ選手権大会(東地区)で審判審査委員の一人としてA級審判員
の審査、協会役員として表彰状授与等を担当して参りました。

 8月は休暇を利用しプライベートで愛知県豊田市で開催されたマスターズ大会、京都で
のインターハイ等を見学させて頂きました。どうしても大会役員で行くと、本部席を離れ
る事が出来ず、観客目線を忘れがちになってしまいます。観客席に身を置きながら、観客
や選手、スタッフの生の声を聞く事で、更に様々な課題が見えて来る事があります。

 そういう意味においても、時間を惜しまず現場に出て実際に肌で感じることができる時
聞を持つことが必要だと考えております。
 
 さて、この号が発刊される頃には2016年のオリンピック開催都市も決まっていることと
思いますが、誘致結果に左右される事無く、日本協会としての課題を着実に一歩ずつクリ
アして行くことが、重要であると考えています。

 総務本部としては、年度当初に掲げた下記テーマをベースに各委員会を中心に地道な活
動を推進しています。

  総務 : 事業を滞りなく実行するための諸施策の推進
   国際 : アジアハンドボール連盟との和解合意に基づいた「アジアの正常化」
      「アジア地域の発展」をベースにした行動の展開
  広報 : 「ハンドボール競技の注目度の更なるアップ」を踏まえた広報活動計画
  財務 : 日本経済の厳しい環境を踏まえた財務内容の改善と適切な配分

 とりわけ財務面では、昨秋からの世界不況の中、一部には景気感が戻って来たと言われ
ているものの、それを我々が感じるまでには、まだまだ至ってないようです。そういう中
で常日頃から選択と集中を心がけ、節約に知恵を絞って頂いているのが現状だと思います。

 川上専務理事も「お金が無いから何も出来ないと考える前に諸先輩方が創意工夫でこつ
こつと発展させて下さった努力と行動を、今一度振り返り、それを鏡にハンドボール界全
員のチームワークで乗り切りましょう!」と機関誌に掲載されていました。

 まさにその通りであると思われます。日本ハンドボール界全体が一致団結し、まずはロ
ンドンオリンピック出場を果たすべく、それぞれの役割を再認識し、ベクトルをきっちり
その方向に合わせて行きましょう!



  (財)日本ハンドボール協会機関誌「ハンドボール」2009年11月号より転載