平成19年12月19日
関係各位
(財)日本ハンドボール協会
競技本部長 江成元伸
審判委員長 島田房二
7mスローコンテストの方法の変更に関する通達
以前は7mスローコンテストに使用するゴールもコイントスで決定していたが、1985年以降はレフェリーが決定することになっている。しかし、使用するゴール側にいるチームの方がアドバイスや応援に際して有利な状況にあるので、7mスローコンテストの方法を下記のように変更する。
なお、原則として本変更の施行日を平成20年4月1日とするが、主催者の判断により同日以前の大会で本変更を導入してもよい。
―― 記 ――
平成19年版ハンドボール競技規則必携(142〜143ページ)の記載変更(下線部が変更箇所)
7mスローコンテストによって勝敗を決定する場合は、次の方法によって行う。7mスローを行うプレーヤーとゴールキーパーとなるプレーヤーは、その競技に登録されていなければならない。失格・追放となったプレーヤーや退場時間の満了していないプレーヤーは7mスローコンテストに出場できない。
1. レフェリーは使用するゴールを決定する。
2. 一方のレフェリーが、他方のレフェリーと両チームの代表者(チーム責任者、あるいはその代理としてのチーム役員またはプレーヤー)の立会いのもとにコイントスを行う。コイントスに勝ったチームが先投か後投を選ぶ。
3. 両チームより選出された各3名のプレーヤーと各1名のゴールキーパーはセンターラインから3 m離れた場所(使用するゴール側のコート)に整列する。他のプレーヤーと全チーム役員は、ベンチを離れて使用しないゴール側のコートに移動する。ゴールキーパーとして出場するプレーヤーは、7mスローを行うプレーヤーを兼ねてもよい。
4. コイントスにより先投となったAチームから選出されたプレーヤーA2、A3、A4、の3名のうち1名が7mスローを行う。次にスローを行うのは、後投となったBチームから選出されたプレーヤーB2、B3、B4の3名のうち1名である。以降は残りのプレーヤーが交互に各一投ずつ7mスローを行う。
5. ゴールキーパーは両チームが交互に投げる度に入れ替わり、ゴールから出たゴールキーパーはコート外でゴールから6 m以上離れたところで待機する。
6. 両チームの各3名ずつのプレーヤーが全員投げても勝敗が決定しない場合、新たに両チームは各3名ずつのプレーヤー(A2、A3、A4、B2、B3、B4を含む)を選出する。選出されたプレーヤーはセンターラインから3 m離れた場所(使用するゴール側のコート)に整列する。
7. 先に後投であったBチームが、今回は先投となる。BチームのプレーヤーB5、B6、B7の3名のうち1名が7mスローを行う。次にスローを行うのはAチームのプレーヤーA3、A4、A5の3名のうち1名である。以降、勝敗が決定するまで、サドンデス方式で交互に7mスローを行う。
8. 両チームが第4投目を終えても、第5投目を終えても、そして第6投目を終えても勝敗が決定しない場合は、再度コイントスを実施して先投と後投を決定し、両チームからプレーヤーを各3名ずつ選出してサドンデス方式で交互に7mスローを行う。
9. 両チームが第7投目を終えても、第8投目を終えても、そして第9投目を終えても勝敗が決定しない場合は、先投と後投が入れ替わり、両チームからプレーヤーを各3名ずつ選出して交互に7mスローを行う。
10. 以降、勝敗が決定するまで、同様にして3名ずつ選出して交互に行う。
11. 2−0または3−1となり、3人目がスローを行わなくても勝敗が決定した場合、その時点で7mスローコンテストは終了である。3人目がスローを行わないときは、その時点までの得点とする。
12. 総得点および7mスローコンテスト(7mTC)の両方の結果を発表し、総得点○対△、7mTC□対×とする。
8 − 7
7 − 8
1 − 0
Aチーム 21 0 − 1 20 Bチーム
2 − 0
0 − 2
3 7mTC 2
総得点21対20、7mTC 3対2で、Aチームの勝ち