< 6th Asian Women's Youth Handball Championship >

(Qualification for Women's Youth World Championship , Slovakia 2016)

<<第6回女子ユースアアジア選手権 >>

< 戦 評 >    8月28日  8月30日  9月1日  9月3日


9月3日(木)

決 勝   日本 22 (12-15, 10-12) 27 韓国
B組1位             A組1位
 
戦評:   アジアチャンピオンをかけて韓国と対戦。日本のスタートはLW南、LB吉田、CB相澤、RB金城、RW山田、
PV澤田、GK宝田で、オフェンスからのスタート。立ち上がり、ディフェンスからの速攻でチャンスを作るが決めることが
できず、先制点は韓国となった。日本は開始6分でようやく相澤の速攻で得点を挙げる。その後、どちらもミスが多く
目立ち、一進一退の攻防を繰り広げる。17分過ぎ、金城のロング、相澤の7MT、速攻で3連取し、8対8の同点に追いつく。
すぐに韓国も日本のディフェンスのチェンジミスを誘う攻撃で2連取する。日本もディフェンスからの粘りで、南の速攻で
1点差にする。韓国は、ここでチームタイムアウトを請求。取って、取られての展開の中、日本のチャンスでのシュート
ミスが目立ってしまった。23分過ぎ、韓国に4連取を許してしまい、前半12対15で折り返した。
 後半開始すぐに澤田のポストシュートが決まり、日本のディフェンスから速攻という良いリズムに持ち込めたが、シュート
に届かずミスで終わることが目立った。セットオフェンスでは、コンビネーションプレーが決まるが、そのディフェンスで
すぐに韓国に得点を許してしまった。14分過ぎ、韓国に4連取されるが、中国戦に続き、GK西村が好セーブを連続して
韓国の流れをくい止めた。17分すぎ、日本はチームタイムアウトを請求。オフェンスのコンビネーションの確認をしっかり
行い、再びコートへ。しかし、なかなか攻めきることができず、流れを引き戻すことができなかった。選手は、最後まで
諦めずに懸命にプレーしたが、タイムアップを迎えた。6大会連続で第2位という成績に終わった。

   個人得点:南・金城:5点 相澤:4点、中山・西村・澤田:2点、吉田・山田:1点
   

9月1日(火)

準決勝   日本 23 (13- 9, 10-13) 22 中国
B組1位             A組2位
 
戦評:  日本のスタートはLW南、LB吉田、CB相澤、RB金城、RW山田、PV澤田、GK宝田で、ディフェンス
からのスタート。
金城のミドルシュートで先取点を取り、積極的なディフェンスから澤田、山田の速攻で3対0となったところで、中国
タイムアウトを請求する。その後も中国のボールの流れを読んで、良いコンタクトディフェンスで速攻を出すが、
慌てたミスから逆に速攻を仕掛けられ、徐々に点差を縮められる。しかし、西村の速攻、沢田の7MT、林のミドル
シュートなどで、前半13対9で折り返した。
 後半立ち上がりから、相澤のミドルシュート、西村のポストシュートで2連取し、ここから点差を引き離したいところ
であったが、セットオフェンスでのミスが続き、中国に3連取されてしまう。その後も、執拗に粘る中国の激しい
ディフェンスの前で、日本のセットオフェンスがリズムを崩し、後半10分過ぎから中国に7連取され、17分過ぎ
には17対20と3点のリードを許してしまった。日本はタイムアウトを請求し、気持ちで中国の選手に押されている
ので跳ね返すように激励する。その後、悪い流れを断ち切り、落ち着きを取り戻した日本は、金城のミドルシュート
から3連続得点を挙げ、21分同点に追いついた。その後、一進一退の攻防が続くが、再三に渡り好セーブをした
GK宝田やGK西村の好セーブに救われた。ラスト3分、中村が7MTを獲得し、澤田が落ち着いて決め23対22と
1点差でリードした。ラスト1分で日本はタイムアウトを請求し、セットオフェンスの指示を出した。その攻撃は見事に
成功するが、勝利を決定する2点差となるノーマークシュートを外してしまう。続く中国の攻撃。ラスト9秒で、中国が
タイムアウトを請求。日本は、ゴールスローからの中国の攻撃をオールコートマンツーマンで守るよう指示。
フリースローを取り、試合終了。
 1点差で中国に勝利することができたが、試合の内容は日本の方がいろいろな面で優っていた。しかし、中国選手
の勝利への執念に押されて、オフェンスでは逃げた状態でのシュートや、ディフェンスでは強引に押し込んでくる
シュートに対し、怯んでしまった面は否めない。選手・スタッフ共に日本代表として、試合することへの自覚と責任を
改めて確認して、韓国戦にモチベーションを高めて臨む。


個人得点:金城:6点、西村:4点、澤田・相澤:3点、南・林・山田:2点、吉田:1点

8月30日(日)

B組   日本 36 (15-11, 21-14) 25 カザフスタン
2勝               1勝1敗
 
戦評: 予選リーグ2試合目、日本のスタートはLW南、LB吉田、CB相澤、RB金城、RW山田、PV澤田、GK宝田で、
ディフェンスからのスタート。立ち上がりからディフェンスから速攻の良い展開を仕掛けたが、シュートミス、ラストパスをミス
など連続でのミスでカザフスタンに先取点を与えてしまった。その後も、ノーマークは作るが、自分たちのミスで相手に得点を
許してしまい、中盤に入っても一進一退の攻防が続いた。選手は、慌ててシュートを打って、外してしまうという展開であった。
ようやく23分過ぎに金城のロングシュートが4連続で決まって、前半4点リードで折り返した。
 ハーフタイムでは、とにかくノーマークを作れているので、慌てないで決めようと後半に臨んだ。南のサイドシュート、山田の
速攻などが決まり、徐々に日本のペースに持ち込めた。途中、宝田と交代したGK西村が相手のノーマークシュートを連続で
好セーブ。そこから、西村、相澤の速攻などで、一気に得点差を広げた。終盤は、粘り強いディフェンスから速攻の展開が
開けたことで、ワンサイドゲームとなった。 立ち上がりの悪さが、チームでの経験不足が原因であると考えられるため、試合の
ない日は、チャイニーズタイペイやウズベキスタンと積極的に練習試合を行い、経験値を上げている。
残る中国、韓国戦に向けて、チームの一体感が高まっている。


個人得点:山田:7点、西村・南・相澤:6点、金城:5点、並木・大松澤・吉田・澤田・中村・林:1点

8月28日(金)

B組   日本 35 (19-11, 16- 8) 19 インド
1勝               2敗
 
戦評: Bグループの初戦は、地元インドと対戦。
日本のスタートは、LW南、LB吉田、CB相澤、RB金城、RW山田、PV澤田、GK宝田で、ディフェンスからのスタート。
開始59秒で、相澤のカットインで日本が先取点を挙げる。吉田、澤田が連続得点をし、相手のミスから南、相澤の
速攻で開始10分7−2とリードする。その後、インドの攻撃に対し、日本は攻撃的なディフェンスを仕掛け、速攻に
繋げてペースを作りたいところであったが、再三にわたる審判の不可解な判定に悩まされ、リズムが作れなかった。
日本は、メンバーチェンジを頻繁に行い、ようやく20分過ぎから林のカットイン、中山のミドルシュートなどで得点を
重ね、前半19−11で終了する。
 後半に入り、ディフェンスからの速攻で5連続得点をするという流れが良い時もあるが、ノーマークシュートを連続で
外すなどのミスもあった。ラスト5分を切り、山田がシュートを決めて、全員出場、全員得点を挙げることができた。
地元の応援、審判の不可解な判定もあったが、なんとか初戦を勝利で飾ることができた。
 ディフェンスでの連携、速攻への展開など課題も多く見つかった。
次のカザフスタン戦に調整して臨みたい。

個人得点:中山・相澤:6点、西村:4点、大松澤・中村・林:3点、並木・吉田・南・澤田:2点、金城・山田:1点

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