< Men's Youth (U19) Handball World Championship 2015 in Russia >

<< 男子ユース世界選手権 >>

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8月17日(月)

 President's CUP
19,20位戦 
日本 24 (13-15, 11-14) 29 ポーランド     スコアシート  
D組5位                A組5位
  
  戦評:  ユース世界選手権の最終戦はポーランドと19・20位をかけて対戦。ポーランドは前日ドイツに
大敗しているが、身長・パワーはトップクラス。最終戦を白星で飾りたい日本は、最後の力を振り絞って
チーム一丸となって臨んだ一戦。
 前半立ち上がりは、緩急をつけたボール回しから伊舎堂のミドルシュート・康本のステップシュートが
決まり好スタートを切った。ディフェンスでは園田の牽制から小澤・山田らで中央を厚く守り抜いたが、
決定力あるサイドに振られ失点を重ねた。粘りたい日本であったが、徐々に相手のパワーのある
ディフェンスにパスミス・シュートミスを重ねてしまい、前半15分で6対10とリードを奪われた。日本は
逃げずに攻撃を仕掛け、田里のスカイプレーや川上の粘り強いポストプレーで前半26分13対13の
同点に追いついた。リードして前半を終えたかったが、相手の的確なボール回しからミドルシュートを
打ち込まれ13対15で前半を折り返した。
 後半立ち上がりは、大谷のロングシュートや小澤のサイドシュートで対応するが、相手の高い壁に
阻まれ逆に速攻を仕掛けられた。ディフェンスで粘り続け速攻につなげることができてきたが、焦った
判断がミスになり後半10分16対22とリードを広げられた。その後も諦めず突破を続け、相手のラフ
プレーで獲得した7mtcを安平が確実に決め続けた。パワーに勝るポーランドは、退場者を出すものの
高打点からのロングシュートや巧みなポストプレーで後半20分20対27とリードを広げられた。日本は
最後まで諦めずメンバーを代えながらプレスディフェンスで応戦するが、24対29で敗れた。
最終戦を終え、ユース世界選手権20位という結果となった。

 
   個人得点:伊舎堂:6点、安平:4点、康本:3点、田里・小澤・山本・川上:2点、大谷・山田・徳田:1点
   

8月16日(日)

 President's CUP
17-20位戦 
日本 23 ( 9-14, 14-13) 27 カタール     スコアシート  
D組5位              C組5位
  
  戦評:  予選リーグを1勝4敗で終え、17位から20位の順位決定戦に回った日本は、同じアジアから出場のカタールと
対戦。目標としていた決勝トーナメント進出を絶たれたが、日本代表として世界の大舞台で戦う姿勢を崩さず、一つでも
順位を上げる意思を固めて臨んだ。
 前半立ち上がりは、警戒していたポストを自由にさせない連携したディフェンスで対応したが、大型バックプレーヤーに
隙を突かれ先制を許した。攻撃では大型のカタールに康本・田里・伊舎堂のバックプレーヤーで幅広くボールを回したが、
ポスト山田を徹底して守られ簡単に突破できなかった。追いかける展開となった日本は、園田の攻撃的なディフェンスから
徐々にリズムを掴み、伊舎堂のフェイントシュートや康本のロングシュートで前半13分5対6と連続得点から流れを掴んだ。
ゴールキーパー袰屋がディフェンスと連携して当たり出し、チャンスを作り出した日本であったが、相手ゴールキーパーに
連続して阻まれ、前半を9−14で折り返した。
 後半もゴールキーパー袰屋が立ち上がりから奮闘し、攻撃へチャンスをつくり一進一退の攻防が続いた。大谷の豪快な
回り込みシュートや田里の速攻からの突破が決まるも、肝心な場面でのシュートミスが重なり、後半12分13対20と逆に
リードを広げられた。攻守ともにチャンスをつくれている日本は、田里・山田・大谷の三連取で、残り7分19対23の4点差
まで追い詰めた。終盤の体力的に苦しい場面でも園田・山田・小澤らの体を張ったディフェンスから、途中出場の森脇が
好セーブを連発したが得点が伸びず、23対27で敗れた。

 
   個人得点:田里:5点、伊舎堂:4点、康本・小澤・大谷・山本:3点、野村・山田:1点
   

8月14日(金)

 予選D組  日本 26 (12-14, 14-15) 29 チュニジア     スコアシート  
1勝4敗                2勝3敗
  
  戦評:  予選リーグ5戦目は、1勝3敗で並ぶチュニジアと対戦。お互い決勝トーナメント進出をかけて絶対に
負けられない一戦。
 前半立ち上がりは、緊張からか失点したくないポスト・カットインで連取されたが、相手のミスから安平・小澤の
連続速攻で流れを引き戻した。相手の攻撃には良く足が動いていたが、強引な突破に退場者を出してしてしまい
先行される序盤となった。早く追いつきたい日本であったが、攻撃で慌てずバランスよくボールを回し、牧野の
フェイントから田里・伊舎堂のカットインで相手ディフェンスを崩し得点した。ディフェンスでリズムをつくりたかったが、
強引な1対1に利き腕に入りきれず守り切れない時間帯が続いた。チャンスをものにできず苦しい状況が続いたが、
全員で粘り強くゴールを狙い、相手のラフプレーから安平が落ち着いて7mtcを決め、前半を12対14で折り返した。
 後半は、相手4人でスタートし一気に追いつき追い越したかったが、相手の厚いディフェンスに思うようにチャンスを
いかせなかった。この間GK袰屋が踏ん張り、山本・山田の連続速攻で後半8分15対16に追い上げた。その後も相手
の退場で日本のペースが続いたが、ディフェンスの連携ミスと焦ったテクニカルミスで相手に流れを持っていかれ、
残り6分19対25とリードを広げられた。最後まで試合を諦めない日本は、伊舎堂の3連打や牧野の体勢を崩しながら
のシュートで残り1分2点差まで詰め寄ったが、26対29で大事な一戦をものにできなかった。

 
   個人得点:安平:8点、伊舎堂:6点、田里:4点、山田:3点、小澤・牧野:2点、山本:1点
   

8月13日(木)

 予選D組  日本 23 (13-19, 10-18) 37 スロベニア     スコアシート  
1勝3敗                4勝
  
  戦評:   予選リーグ4戦目は、未だリーグ戦負けなしのスロベニアと対戦。大型選手とのハードなコンタクトで負傷者が増えて
いる中、野村・山本・伊舎堂・小澤・山田・大谷・川上・GK袰屋でスタートした。
 前半立ち上がりは、相手の力強いデイフェンスから距離を取りながらボールを回し、山本のブレイクスルー、野村のサイド、
伊舎堂のミドルで得点をあげた。スロベニアは、力強さに機敏さを兼ね備えており、日本の得点後には積極的にクイック
スタートを仕掛けてきた。ディフェンスでは大谷・山田・小澤らの高さを生かして対応したが、更に長身のポストとスピードある
サイドに展開され、前半20分までに9対16とリードを許した。その後ディフェンスラインを調節しながら対応し、攻撃では
徳田・山本の隙をついたロングシュートが決まり前半を13対19で折り返した。
 後半は、ディフェンスの要である山田が負傷退場してしまいディフェンスでリズムをつくることが困難になった。反撃の切っ掛け
が欲しい日本は、相手のラフなディフェンスに川上がユニフォームを破られながらチャンスをつくり、勇気を持って飛び込んだ
伊舎堂が後半6得点の活躍をみせた。高いプレスディフェンス等で相手のミスを誘ったが、最後まで強引な突破を止めること
ができず、23対37で大敗した。

 
   個人得点:伊舎堂:8点、田里:4点、安平・山本:3点、小澤・野村・山田・川上・徳田:1点
   

8月11日(火)

 予選D組  日本 24 (11-11, 13-12) 23 アルゼンチン     スコアシート  
1勝2敗                3敗
  
  戦評:  予選リーグ3戦目は前回大会よりもスケールを増したアルゼンチンと対戦。予選リーグ突破に向けて、
お互い勝ち星がない中、絶対に負けられない一戦。
 前半立ち上がりは、アルゼンチンの長身エースを警戒していたが、予想以上にパワフルでステップワークに幅が
あり、連続して得点を与えてしまった。日本は田里のカットインや山田のポストプレーで得点するが、相手のポイント
マンツーディフェンスに焦って攻撃し、12分までに3対7とリードを許した。タイムアウト後に落ち着きを取り戻した
日本は、園田の攻撃的なディフェンスからGK袰屋が当たり出し、小澤の速攻などで流れを引き戻した。その後、
攻撃のリズムを掴みきれなかったが、代わって入った大谷、山本のロングシュートが冴えわたり前半を11対11で
折り返した。
 後半は、チーム一丸となってディフェンスに集中して粘り強く取り組み、山本、野村の連続速攻で立ち上がり4連取し
試合の流れを掴んだ。一気にリードを広げたい日本だったが、牧野の負傷退場や相手GKの好セーブに阻まれ、
後半11分17対16の一点リードに戻された。その後お互い退場者を出しながら、徳田、野村らの粘り強い攻撃で
加点し、残り5分22対21となった。終盤はお互いタイムアウトを取りながら緊迫した攻防が続いたが、川上の隙を
ついた絶妙なポストプレーが連発し、24対23で嬉しい世界選手権初勝利をものにした。

 
   個人得点:安平・山本:4点、小澤・牧野・野村・川上:3点、田里・大谷・山田・徳田:1点
   

8月10日(月)

 予選D組  日本 18 (12-15, 6-12) 27 フランス     スコアシート  
2敗                 2勝
  
  戦評: 予選リーグ2戦目は先月のジュニア世界選手権で世界チャンピオンに輝いたフランスと対戦。試合前日に
インターハイ参加組が合流し、世界へ全力でチャレンジする体制が整い、日本代表としての意識を高めて挑んだ。
 前半日本は、前試合の反省を生かして緩急をつけたボール回しとボールをもらうタイミングを意識して攻撃に入った。
2m級の選手が並ぶフランスのディフェンスに小澤のポストシュート、山田のステップシュート、伊舎堂のサイドシュートと
ポジションをかえながら得点を重ねリズムをつくった。ディフェンスでは、身体能力が非常に高いフランス選手の攻撃に
全員が手足を動かしながら対応した。フランスのクロス攻撃に対策していた日本はタイミング良くプレスディフェンスを
仕掛け、相手のオフェンスミスを誘い、前半15分まで9対9の同点で進んだ。その後ポストプレーへのカバーが遅れた
ところを、連続して退場者を出してしまいフランスに5連続得点を与えた。日本もチャンスをつくりながらもミスが続いたが
GK袰屋と中村の活躍もあり、前半を12対15で折り返した。
 後半、立ち上がりはフランスの豪快なロングシュートとサイド・ポストにも振り分けられ失点を重ねた。日本も負けじと
伊舎堂のミドルシュートと牧野のブレイクスルーで得点し、日本らしい粘りをみせた。その後も攻撃回数を減らし、フランス
の隙を見てチャンスを狙ったが、ディフェンスでの体格差で連続して退場者を出してしまい流れを掴めなかった。フランス
は選手層の厚さを見せ、堅いディフェンスと幅のある攻撃で手を緩めなかった。後半はフランスに6得点に抑えられ
18対27で敗れた。

 
   個人得点:牧野:6点、伊舎堂:4点、康本・山田:2点、田里・小澤・安平・山本:1点
   

8月8日(土)

 予選D組  日本 23 ( 9-13, 14-15) 28 ブラジル     スコアシート  
1敗                1勝
  
  戦評:  2大会連続出場となったユース世界選手権が、東京との気温が20度程低いロシアのエカテリンブルグで開幕した。
全国高校総体に参加していた選手4名と役員2名の到着が遅れている中、予選リーグ初戦のブラジルと対戦。スタートは
康本・田里・伊舎堂・小澤・山田・安平・GK袰屋のメンバーで臨んだ。
 前半は、ブラジルの高いプレスディフェンスにボールを回させてもらえなかったが、小澤の絶妙なサイドシュートや安平の
回り込みシュートで得点した。ディフェンスでは、山田・小澤らで中央を高く厚くしブラジルの強引な突破と力強いピィボットプレーを
体を張って防いだ。徐々に相手のプレーに先読みすることができ、小澤・牧野のパスカットから得点を重ね、前半12分7対7の
互角の勝負を演じた。その後、中央を広げられ相手エースに連続して中央から強引に打ち込まれたが、体重100kgを超える
ブラジル選手に全員で立ち向かい約10分間無得点に抑え込み、前半を9対13で折り返した。
 後半は、ブラジルが0−6ディフェンスに変化したところを焦ってディスタンスシュートに頼ってしまい、後半10分までに10対18と
リードを許した。その後、園田・山田らで相手エースに牽制を仕掛けながらディフェンスで奮闘し、反撃のチャンスを狙った。諦めない
日本は残り10分過ぎから野村のサイドシュートや大谷の速攻などで5連取したが、23対28で初戦をものにできなかった。 

 
   個人得点:牧野:6点、安平:5点、野村:3点、田里・小澤・伊舎堂:2点、園田・康本・大谷:1点
   

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